東京にだけは、暮らしたくないんだ。 四拍子をきざむ
うしろのチャイニーズに
聞いてみると
ほがらかな林くんは
鼻腔のおくで裸になった
君の汗、額から、
とがった顎まで垂れた、
あんていするために
球体になった、
た ....
緩やかなカーブ
輪郭をなぞる時間
永遠ならいいのに
愛してるの代わりに
きみの輪郭をなぞる
ある夜の夢の中で 
誰かの拳が 
木のドアをノックする 
乾いた音が部屋に響く 

テーブルの向かいに座った 
瞳の澄んだその人は 
(私はいつも共にいる・・・) 
と言ってすぅっと、 ....
岬の灯台を思い出す

なんて寂しくて
綺麗な姿なんだろうか

ここら辺ぐらいから
眺めると
すっぽりと
体が灯台に隠れて
私は白いのっぽな灯台だ

私は心の灯りをボッと
あかあ ....
早起きしトコトコ山を登り
見晴らしの良い場所で
うんと息を吸うと
朝の新鮮な空気に
満たされたような気がして

ぼぉうと吐きだすと
昨日までの
凝り固まったしこりまで
山の空気に流さ ....
少年たち
そんなに早くから
自分について
絶望する必要はない
そのうち分かる時が来るから
ロクデモナイってことがね

少年たち
それほど急いで
自分について
悲嘆する必要はない
 ....
俺のオヤジは酒乱だったので
中学の頃までは
毎晩
いつかぶち殺してやろうと思っていた

でもよく考えたら
そんな奴のために(尊属)殺人犯になって
自分の一生をボーにふるのはアホらしい
 ....
オリーブの高い枝に取り残した実に
真冬の鳥たちが 激しい羽音をたてて

秋の収穫期の黒い実に 鳥たちは関心がなかった
寒さで 苦味が和らいでいるのか

銀白色のオリーブの葉影に 鳥たちが集 ....
目をあけたら白い朝
ぼんやりした頭
カーテンはゆらゆらと
金魚みたいね

鳴らない電話に
突きはなされた気がして
わたし毛布から出られない明日からどこへゆこう

コーヒーはもう要 ....
私はね
相手のいる人を
愛したことがあるんだ

あの頃の私はなにか間違ってたんだ

私は
すごく遠くて
顔の見えない人を愛した

毎日
毎日
もっと早く出会えていれば… ....
どうしてきみの猫は笑うのだ?
私の猫は笑わないのに
どうしてきみのカレーは肉が多いのだ?

明日は大雪になると
天気予報がゆってたから
四十%オフの長靴と合羽セットを買ったのに
風邪を引 ....
ストーブの前で暖まる猫と一緒に

冷えた体を暖めて

「ああ、学校行きたくないな・・・」と思ったことがある

世の中にはサラリーマン・学生と

どうして「通勤者」で一杯なのだろう?と
 ....
隣で時間が流れている。

テレビは女子バスケットの様子を中継しているが、ここは読書の空間。そして、小説の時間が流れている。
妻は夫の浮気を知りながらもそれを直接は口に出さず、書いた手紙を机に置い ....
最初に見上げた時に見えた
生白い顔を曝け出した満月は
何度目の化粧を施したのか
もはやわからないくらい
ぼくの頭上を通り過ぎてた
その透き通った悲しい光の下を
ぼくは歩いている
最初に定 ....
サボテン が 言えなくて

ほうれん草 が 頭の中でまわってた

あのほうれん草 どうなった

ほうれん草 まだ生きてるか

ああ サボテンだよ

サボテン

が ほうれん草っ ....
他に何も考えず
君を想うだけ
それでいい

退屈な僕の生きがい
寝てるときも
食べてるときも
散歩してるときも

君を想うだけ
それだけでいいんだ

そうすれば
退屈 ....
 右耳の膨れ上がる曇り空
 足跡に花、折れて音符
 歩き出し走り出しては 落葉の舞う
 鉄骨の綾取りを鼠は さ迷い
 幽霊の端をかじり駈けゆく

 車輪のにごり絵、渦巻 ....
取るに足らない枯木に
カシミア混の古いコートを着せて
目抜き通りのほとりで
タクシーを拾おうとしていた

通り過ぎていくのは
回送の名札を得意気につけた
ハイブリッドな北風ばかり
 ....
人さし指を 探しています

誰かを指さして
不幸を笑う人さし指ではなくて
指と指の先を
そっと合わせれば
心のバッテリーが静かに充電されていくような
そんな
人さし指を探しています
 ....
ひとには


負け戦と分かっていても


戦わなければならない


時がある
  事が終わると君は
  床に落ちた下着を拾い
  なまぬるい脚をとおした
  ブラジャーをつける前に時計を巻き
  白いシャツを着る前に
  メンソの煙草に火をつけて
  事が終 ....
なにかをかけば
なにかが変わるか

雪はふるふる窓のそと
さらりしゃりしゃり
きこえるような
窓をやさしくなでていく
いつかきえる
きえることなど思わぬ雪が
人生に期待せず、卑屈に生きる事は、悪い事でしょうか

果報を得ずとも、結果がなくとも、決して成功とは呼べない何かを掴もうと生きる事は、悪い事でしょうか

僕が僕の為に死に物狂いで走った事が、結 ....
そして真白な夜が明けて
霜、サフランの開く音は
夜中積もった雪に吸い込まれて
窓の中まで届かない

光は反射しながら落ちてくる
雲、菫色の雲をわって
シナモンを焚くけむりが部屋に満ちて
 ....
なにもかもすっかり変わっちまったぜ
明け方ガードレールに座って訳もなく
中途半端に笑ってたあの頃とは
なにもかもすっかり変わっちまった

今夜、降り積もる雪が
ストリートの喧騒を吸い込み
 ....
公園で何かを探している。 ひどい仕打ちよ
お前じゃない
と言われ続けても
愛想笑いをしていることに
二千円の価値はあったのか
泣いていた
黙って 一言も発することなく
今はただ(三分間でいいから
抱き合って ....
おめしあがりの
ちょくごにいれてくださいと

いっぽうのふくろが
のこっている

なにがはいってるのかと
あけてみたら
なにもなかった

ははにきくと
そういうものだ ....
デリカのハイル−フが僕の儚い夢を載せて走っていたあのころ

僕は孤独だった

家族に見捨てられて行き場のない猫のように彷徨っていた


はしごをはずされた愛という幻想を必死で ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
_番田 012/2/19 1:09
ズー1*12/2/19 1:02
柔らかな、ムダ312/2/19 0:16
夢の部屋  服部 剛312/2/18 23:59
岬の灯台灰泥軽茶112/2/18 23:49
光の糸4*12/2/18 22:06
少年たち浩一112/2/18 22:01
昭和の悲劇212/2/18 21:54
冬のオリーブいねむり猫812/2/18 19:42
金魚とメランコリー青井とり212/2/18 19:32
あの恋ジュリエット012/2/18 18:38
週末mizuno...112/2/18 18:34
猫の瞳yamada...012/2/18 18:14
無題(メモ書き)中川達矢512/2/18 15:34
ぼくの足跡寒雪512/2/18 14:28
毎日おもしろい蒼木りん012/2/18 14:27
退屈な僕ジュリエット112/2/18 11:50
ヨルノテガム312/2/18 10:35
春のタクシーnonya20*12/2/18 10:27
充電器そらの珊瑚20*12/2/18 9:37
為すべき戦いHAL312/2/18 9:10
事が終わると草野春心7*12/2/18 8:58
綿雪朧月212/2/18 8:57
でも僕は、ネット上でしか言えないニルギリ212/2/18 5:58
カワグチタケ...10*12/2/18 2:40
Winter Wonderland2*12/2/18 2:38
_番田 1+12/2/18 1:48
手にとれない 不足c612/2/18 1:42
お召し上がりの直後に入れてください小川 葉512/2/18 1:14
接続先梅昆布茶1912/2/18 1:11

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