君をほめる言葉はいくらでも並べられる
だけど伝えたい言葉はたった一つ
『君を愛してる』
お互い150まで
生きようねって
話してる
馬鹿げてる話だけど
言葉にしてたら
現実になるんじゃない
かって
おまじないみたいに
爺さん婆さんに
なったら入れ歯の
交換しな ....
なにもきかなくていい日がきて、かげのない広場に咲いた花をゆらし、白地のデッキシューズに蝿がとびうつってくる。ぼくはかかとをへらしてあるく癖がぬけないまま、くるぶしの辺りで染みになった蝿がしずか ....
僕らが若い頃
自分の立ち位置を
明確にしておく必要があった
それは革マルでも
中核でも
民青でも
革労協でも
或いは
ノンポリでも良かった
しかし自分が
どの立ち位置に
....
晴れない気分
ざわめく心
すべてがつまらぬ
人生迷路
逆ミサイルでも
一発かませば
きっとスカッとするけれど
ああ
憧れの
破壊行為
「3月の終わりに東京へ行くんだ」
そう言った君
離れた場所で夢を掴もうとする君はきらきら輝いていた
でも僕は
「離れたくない」
それだけしか
頭に浮かばなかったんだ
君の夢を ....
昨夜の口喧嘩の
後始末もそこそこに
降り止まない雨の中へ
ぼんやり歩き出す
昨日より重い靴底
視界に覆い被さる雨傘
押し黙ったまま濡れる自転車
舗道にすがりつく安売りのチラシ
....
なんでもね、いきすぎるとチュードクになるの
アルコール、ごはん、甘いもの、人
溺れちゃうのよね
ものすっごい、せつなさがやってきちゃうとね
依存ちやうの
ガブガブト、のんじゃうの、たべちゃう ....
ベッドに
開かれたままで
一冊の絵本が載っている
水と絵の具で描かれた
くすんだ楡の木の下
涙を拭っている女の子の頁
その上に犬が寝そべっていて
....
朝の四時ごろ、おばあちゃんが眠れないといって
起きてきて気づいたのよと母が言った
首をさするとだらりとした感触がした
まるで濡れているようだった
溶けた泥のようだった
午前五時の空気がよ ....
タンポポさん
春の陽を楽しみなさい
思い切り根を張り温かい大地の恵を吸い上げ可愛い花を咲かせるがいい
あなたの根が隣の蓮華ちゃんの領分を侵すのではないかですと
彼女の可憐な花を見るのを楽し ....
ナナという名前だった
もとは捨て猫だったらしいが
いつのまにか
隣の家に居着いてしまったらしい
すごく立派な面構えで
どこかで外国猫の血が入ったのか
ブルーの眼と
むくむくの銀毛を持つ ....
湿り気のある冷たさ
青灰いろが白んでいる
桜の木々のつらなりが
濡れた茶色で春を待っている
朝にひかりが影のよう
冷感症のおんなの背中には
絶頂のあとの汗が垂れ ....
本当は分かってるんです。
わたし達には何もないって。
共有できる感情もなければ
共有できる夢もない。
あなたはあなたの道を
振り返りもせずゆくのです。
....
ロックンロールは
好きかい?
ロックンロール
最高!
ヘビメタがなければ
私は死んでいた。
明日を生きる力を
与えられる。
カラオケは好きかい!
シャウトをする。
雄叫びボ ....
君の瞳に恋をした
毎日君を想い
毎日悶え
毎日苦しむ
君の心はSomebody else
If I am 神様 then
私に振り向かせるのに。
私のハートは撃ち抜かれた
君 ....
君の瞳はダイヤモンド
とびきり美しく輝く
キラキラ光り
みんなの目を奪う
君のハートはダイヤモンド
澄んで輝く
混じりけ一つない
みんなの心を奪う
君の笑顔はダイヤモンド
周 ....
泳ごうか、とぼうか
愛機に祈るか暁に祈るか、
暗く閉ざされた青のなかで
惑いながら
魚になる魂。
受肉せざるもの、すべてに灯をともせ!
雪、ふりつもる雪。
銀 ....
陸と海を別つ隔たりなど
無いに等しい
屈折した光さえ
愛せてしまうのだから
陸と海を別つ隔たりなど
無いに等しい
私が誰かとセックスしたら
あなたは怒るかなあ。
わたしが誰かを大好きになったら
私みたいにやきもち妬くの?
ピアスを開けたら理由を聞くの?
....
拳のなかで
石は砕けて粉と散る
返す言葉はどこにもなくて
....
こざとおおざと
大阪の部屋にいて
月へん肉づき
服薬する脳
さんずいさんづくり
混沌を彫る
ひへんいわく
時間は書けぬ
くちくにがまえ
存否の因縁
にんべん ....
首切り地蔵は
首切り者ではない
雨の日には里芋の葉を誰かが乗せる
緩やかに窪んだ底部に向かって
雨粒が集まっては弾ける
首を落とされた日があった
首切り地蔵は
首切り者ではなく
首 ....
ガラスだった
熱ければ溶けて
寒ければ縮んだ
落とせば割れるし
転がせばすぐ傷がついた
でもガラスは
中学のときかさばるし重たかったから
よくわざと教科書 ....
どこまでもまっすぐな道が
枯れた牧草の なだらかな丘を超え
ふと消えていく その向こう
金色の輝きが 青い空からあふれ出している
あまりに荒々しい 産声
私の体は 透過さ ....
不安だから
あたし自身が不安な存在になってみる
不穏だから
あたし自身が不穏な存在になってみる
振り返るたび
あたしの骸が夥しかった
まえを向く
烈しいベース ....
きょう、
もう わたしは
倒れてしまった
独り歩きつかれて
のどもカラカラ渇いて
バタンと前のめりに
倒れてしまった
すると
背後から
男に捕まってしまった
....
心臓の近くで
きみがぼくの口と
お話をしている
肝臓からは
少し遠い
雪原を歩いて川の縁に立つ
流れに足をつけ
靴底で感触を確かめる
目の前を無数の氷雪が流れていく
昨日のことを考えて
ヌルヌルと滑る生物の営みに
足を取られそうになる
....
【禁則:マルチポスト】http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=257998
2637 2638 2639 2640 2641 2642 2643 2644 2645 2646 2647 2648 2649 2650 2651 2652 2653 2654 2655 2656 2657 2658 2659 2660 2661 2662 2663 2664 2665 2666 2667 2668 2669 2670 2671 2672 2673 2674 2675 2676 2677
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.03sec.