てのひらをぱっと開いたら

ああ、なんだか少しさびしくなったみたいだ


たくさんのかわいいものや

泣けるくらいのおいしいもの


ああ、これらのものを
今でもきっと想ってるん ....
雨乞い儀式の横丁。
ワイパーに滲み出す背徳感。

--ここは外面洗車場。
--仕上がりは、異常なほどに
--自然でございます。

大きな(ビッグ)デトックスには
小さなリスクはつきもの ....
神による操り人形
何一つ自分の思い通りに
行かない

偶然と必然と言うが
全ては必然
選択肢はない

死に向かってもがいている
神様はせせら笑っている
バカな奴と笑っている。

 ....
愛と言う名の水もなく
ただひたすら歩き続ける
味方は誰もいない
頼りはコンパスのみ

乾ききった心
夢も希望もない
ジャーキーで
命をつなぐ

何も考えない
だだ生きるだけ
夜 ....
 
 
ベジタリアンの君が
冷たい手すりにつかまっている
たった一人、チルドレンの僕は
探偵のようにネクタイを直して
今日も玩具の銃で頭を撃ち抜く
 
 
{ルビ生命=いのち}の重みに
触れた{ルビ瞬間=とき}

今 ここに在る
ただ それだけで
繋がってきた奇跡の連続

なんてちょっと大袈裟に
身震いなんてしてみたりして

私も
 ....
子供から甲状腺を奪う
放射能なんていらない
男女共に不妊になる
放射能なんていらない

ガンを誘発する
放射能なんていらない
火力発電だけで良い。
人口が多すぎる。

海をよごす
 ....
何かが叶うことを
素朴に夢見て
人間は生きている
   一日一日を

地味に踏みしめてね

たった二百年も
生きれない人間なんて
太陽からみたら
それは ちっぽけだ

なんてね ....
人は白をみていて、白をみていない
青をみている
消えた悲しみの青を

人は白をみていて、白をみていない
赤をみている
亡くした赤子の熱病の赤を

人は白をみていて、白をみていない
緑 ....
あなたは積み上げる

与えられた積木を丹念に積み上げる

それが人生




親指と人差し指で作った輪の大きさぐらいな積木
いつも何かに苛立っていて

終りの無い議論を隣の積 ....
一夜のうちに
政権交代が実現した
モンキーパーク周辺

窓の外の通りでは
四つん這いで尻丸出しの女が
肩越しに俺の部屋をじっと見つめている

カーテンの隙間から覗く俺の股間を
見透か ....
別に人のことを救えるなんて大それたこと
思っちゃいないよ
人に救ってもらおうとも思ってないし
一人の人間にどれだけのことができるの?

解ってないくせに「優しい」なんて云わないで
全然優し ....
今までずっと
たくさんお金がほしいとか
あのゲームがほしいとか
大きなぬいぐるみがほしいとか

形のあるものばかりほしがってきたけどね

芝生に寝転がって
空を見上げたら
青 ....
僕はカップラーメンです

悲しみも、喜びも
お湯を注げば三分で

あっ、という間に
食べられて

汁は流しに捨てられます
わたしは縄文の舟を漕いでいる
トチノキを刳り貫いた
粗末な舟だ
赤い犬をいっぴき乗せていた
これが最後の猟だと
わたしは思った


子どもたちは
夏の来なかった時代を知らない
もう ....
遠く明け方の

足音がする今宵

お前の涙はまるで

夜をつんざく狂犬の叫び

人々の声は薄明に似て

全てを薄ぼんやりと包んで行き

"俺"と" ....
祈る人はそっと目をつぶる

瞳に映るものは有限であっても
瞼に浮かぶものは無限だ

祈る人は無言である

言葉はいくら重ねても
心のかなしみには追いつかない

祈る人はみじろぎせず ....
苦しまずには
生きられぬので
彼を愛さずには
生きられぬのです。
狂つた世の中で
肯定出来ぬ
現実の中で
寒すぎる
冬の中で
呻吟し乍ら
立ち尽くしてゐる
彼の
夜を
そつと ....
ましろい錠剤を口に含み
ほろ苦い赤わゐんで 胃へ突き落す。
その重みではねあがつてくる悲しみが
わたしをどおしようもなく 涙させるのです。



しかし人生はあまりに冗長で
ただ生きているというだけのことすら
難儀に感じられるというのに、
人を愛している余力も余裕も
無い。

それでもなお、
愛せずにおれぬと叫ぶなら ....
一匹のからすが

あおあお鳴いている

小さな子供が歩きながら

あおあお
あおあお

声に出して真似している

雑木林の中から
鈍く光った黒いマントが見え隠れする

前を ....
日本人が震災の瓦礫を受け入れようとしないのは何故だろう。中国人をののしるには、あまりにも下等な民族にも思える話しである。これは、あまりにも明快な現象としての国民性の現れである。分断化された県と県とが、 ....  
あの日からちょうど1年
 
メディアではあの日の映像ばかりが流されている
 
 
あの日はたった震度4であったが
最中はもう死ぬかもしれないと感じ
本当に怖くて漫画のように体が震え ....
鮭は生まれてから
海を目指して何万kmにも及ぶ
果てしない距離を旅する
その海で4年暮らしたら

産卵期が近づくために
過つことなく自分が生まれた川を
目指して過たず
流れに抗いながら ....
地面におちてはじけて消える雨粒は幸せである

夜が明ければ溶けて消える雪だるまは幸せである

では、溶けて消えることができない、このわたしは……?

ああ、はじけて消えることもできない ....
きみはいつも言葉をえんげきのようにつかうね、という言葉がとてもえんげきで、
わたしはそういう風に話すあなたのことばにこたえていたからそうなったんじゃないですかあと、い
言えなかったのたけれども、そ ....
昼には新幹線のなかにいた

各駅停車の新幹線だった

固くて煙草くさい客室だった

掲示板に流れるニュースを見つめていた

一夜明けても

首相から被災地へのメッセージはなかった
 ....
とぼとぼ歩く人間の足もとに

耳をつける

理不尽なほど大きな音がする


暗い
地上

力の
行進

高い
運命


とぼとぼ歩く人間の足もとに

耳をつける
 ....
この日は特別なのだ
人々は痛みと悲しみを共有し
信じる神を持たない人々も
祈りを捧げずにはいられなかった

この一年
多くのボランティアが汗を流し
沢山の これから が話し合われ
かつ ....
 
【3.11】
 
 
 
 海は静かに波を揺蕩えている。
 
 あの日、多くの大切なものを飲み込んだことさえ
 まるで嘘だったかの様に穏やかに、そして優しく。
 
 笑顔も
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
三月寿8*12/3/12 20:36
兆しの数分yuugao012/3/12 20:29
操り人形ペポパンプ5*12/3/12 20:25
孤独の砂漠7*12/3/12 20:24
age19たもつ512/3/12 20:18
Be広川夏海7*12/3/12 20:14
原発なんていらないペポパンプ3*12/3/12 20:08
淡いsubaru...21*12/3/12 20:08
白という色について灘 修二3*12/3/12 20:06
積むひと恋月 ぴの2312/3/12 19:04
一進一退花形新次212/3/12 16:30
うすっぺらい言葉で人が救われるなら苦労なんかしないれもん212/3/12 15:38
形のない幸せジュリエット112/3/12 15:10
カップラーメンの哀しみcaligr...212/3/12 13:28
縄文の犬たま29*12/3/12 11:39
狂犬の叫びyamada...112/3/12 10:44
祈る人そらの珊瑚11*12/3/12 8:03
ゆめ、虚無に来たりて青土よし112/3/12 3:03
真夜中の酩酊612/3/12 2:57
私の情緒に侵入して欲しい412/3/12 2:54
黒いマントのカラスたち灰泥軽茶12*12/3/12 1:50
深夜の躁鬱2番田 212/3/12 1:33
愛知で生きる者より次元☆★1*12/3/12 0:58
或る一生HAL212/3/12 0:45
幸福論高原漣3*12/3/12 0:36
えんげきてきな、佐伯黒子612/3/12 0:12
一夜明けて吉岡ペペロ412/3/12 0:00
交響曲第5番312/3/11 23:49
石膏像は見せかけの黙祷をするただのみきや11*12/3/11 23:03
3.11綾瀬たかし212/3/11 22:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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