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 春、春、春、桜吹雪

ひらりと花びら
僕の掌に 舞い落ちた
そっと 握りしめて
指の隙間に閉じ込める


 ―― 縛ることが愛だ ....
銀の妖蛆を夜鷹が食み、
暗がりの中でわめき散らす。
呼応して単調な横笛の調べが、
盲唖の混沌を慰撫して鳴り止まぬ。
地響きが黒い森をゆらし、
強壮なる使者はまろび出た。
ぽっかりとあいた満月
掌をむけて撫でるように
まわしていくと

桜のつぼみが
勢いよく
ぽんぽん弾けて
噴く噴くよ

夜空にたくさん
打ち上げられた
桜の花びらは
凱旋を祝うパ ....
なにも考えずに
いや、なんにも考えることができずに

夜の歓楽街をぶらぶら歩いていると
道の端っこ
下水道のコンクリートから
白い泡が溢れだしており
近づいてみると
ぬくっと泡の中から ....
黙り込む 君のことを
僕は知らなかった
死んだことが
確かではないのかも知れない
哲学が郷愁なら
私は常日頃哲学している
哲学が郷愁なら
私が哲学のことを思わぬ日はない

私はどこにいても郷愁を覚える
もはやないものに思いを馳せる時、
そのとき私は常に死んでいる

 ....
ぶっころすぞ ほんとうのことは
ほんとうにならない
それがぼくらの法則だった

ほんとうでないことや
知らないことたちで
世の中は
編みあげられているよう

靴をコツコツ鳴らせて
歩くぼくら ....
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その一本の桜の木は
古い民家の門扉の横にあって
左右に大きな枝を広げていた

ごつごつとして人を寄せ付けず
大地の力を漲らせ
雨風にそ ....
新芽の出かけた柿の木に

季節はずれのしわしわの柿の実が一つ

落ちることなくあの嵐にも耐えて

だれにも見向きもされないところで

静かに生きている

それは確かな生の営み

 ....
空に目玉ぎょろり
月がある

まいったな
小さなことで悩んでたのに

わかったよ
するべきことを
すればいいってことも

迷っていても
明日はくるから

空に目玉ぎょろり
 ....
言葉の羅列

ふざけた言い回し
そんなもので誤魔化していい気になってる

そいつの名前は思い上がり


私の心に巣食って
私の心を食い尽くす


いつか、お前を越えていく
そ ....
犬が
歩いていて
犬が

ちかづくと
かみついてくる
ころそうとして

ねこ
かわいい

対比
いいものと
わるものの

などといっていると
不利になるから言わない
 ....
夏がじきに終わる教室の黒板に














 ....
例えば、
僕が溺れていて、
君が助けてくれる。
僕は
ひたすらに感謝して
君はいいよ、
大丈夫だという。

でも、
君が溺れている手をとって、
助け出そうとしたら、
よして、危な ....
 
 
ありがとう
そんな簡単な言葉を
忘れたまま
一応の今日がある
体積は権利
表面積は義務
肉体は続く
魂の原野
そのつきあたりまで
 
 
ビールが飲みたいんだ
別にビールじゃなくてもかまわない
アルコールが5%以上なら何でもいい

死にかけた毛虫のような意識でも
酔っ払うことで
薄膜を一枚被せてやりさえすれば
俺はおまえに ....
自己保身を 考えてしまうと
動けなく なって しまうから

行動しようと 思った 気持ちは
偽善だったのか と
ハッとする 瞬間 

でも 気持ちは 本物だよって
自分を 自分で 慰め ....
あの人はどうしているのでしょうとふと強く思いませんかまるで野鼠のようだねとうすら寒く手を差し延べて状況はすっかり変わってしまい僕は初夏の河川敷にいる陽なたに群れている椋鳥たちを眺める辛いだろうか寂しい .... 壊れてしまったレコード
もしくは
石のように固いバームクーヘン化した父
その口からは
絶えず呪詛がこぼれる
隣に住まう
父の兄上との確執が
幼い頃から
絵巻物のようにまた綴られる
も ....
「お世辞」


お世辞を言うのは
下手ではない
お世辞を言われるのが
下手なのだ

流れ落ちるほど
ユルユルに頬を緩ませて
頭の上に八分音符を
乗せてりゃいいものを

野 ....
今日一日を 糧に 爽やかに

人生刹那と カウントしようと

人生長きと カウントしようと

その刹那の赴くままに ポピーがそよぐ風に 爽やかに

選択する余地に 感謝の阿吽の呼吸を  ....
私生まれも育ちも
川崎堀之内
「どりいむらんど」でお風呂に浸かり
性癖はいたってノーマル
名は亀太郎
人呼んで
フーゾクの亀と発します

俺がいたんじゃ
オナニーできぬ
わかっちゃ ....
死にたての顔は
愛する人にだけ
見せたいと思う
それは最後の贈り物

だから
病院ではなく
家がいい

生まれたての顔だって
昔は
家で見られたのに

ほかほかの湯気をたてた ....
長いこと
なにかを探しながら
生きてきたけれど
とりたてて
見つけたものは
何もないような
気がする

わたしは
よくばりだったのだろう

長かった夜が明ける
昏い空に
ひと ....
君は不器用だって
全部君のせいにしてきた

でも
ほんとうに不器用なのは
私のほうだったんだよ

私はいつだって
「愛される」ことが
最優先

君に愛してほしくて
「安 ....
リオの海岸で
Tバックのひもを
少しずらした状態で
ブラジル人の女のデカイ尻に
俺を突き立てる

ブラジル人の女は
浅黒い肌を
ザクロの果肉色に染めて
サンバのリズムに合わせ
ブラ ....
底辺てね
どこだろね

もう あかんと
おもえるとき

上みても
そらがあり
下みても
自分しかみえん

両手のひら
覆いたいのは
あたしの顔や

だけど咲いているよ
 ....
頚椎を曲げて上を向く
陽光に目を細めながら
淡い桃色の群集を目にする
ちらつく青空と雲と花びら
そして 無骨な幹と枝
それらの織りなすコントラスト

胸を広げて楽しむ

無骨な幹に迷 ....
 コーラの泡で起床。長期休暇には睡魔の一団が、ツアーを組んでは1日に何度でも夢を訪れる。生活の極点は、浮気者なので、目覚めたら隣には昼の寝息や夜の寝返りが横たえられている。日によって不思議と器用に遊び ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
【 花びら 】泡沫恋歌12*12/4/8 7:25
高原漣012/4/8 4:36
桜の蕾が噴く噴くよ灰泥軽茶8*12/4/8 3:23
雑居ビル地下一階11*12/4/8 2:15
_番田 112/4/8 2:04
哲学ブロッコリー...3*12/4/8 1:35
夜桜di.di.112/4/8 0:48
本題シホ.N312/4/8 0:29
桜木 / その大きな木は生かされているbeebee28*12/4/7 23:56
柿の実わすれな草1*12/4/7 23:43
空の目玉朧月312/4/7 22:21
思い上がり無限上昇のカ...312/4/7 21:22
スカルミ リオーネ6312/4/7 21:21
うらしまたろうTAT2*12/4/7 21:19
溺れopus012/4/7 20:06
age45(一応の終わり)たもつ912/4/7 18:58
恫喝花形新次012/4/7 17:03
堂々巡り藤鈴呼2*12/4/7 16:18
迷う宮岡絵美412/4/7 15:36
石蕗の家(改題しました)そらの珊瑚12*12/4/7 15:25
刹那的発泡詩 < 1 >nonya26*12/4/7 10:24
ポピーの風朝焼彩茜色2*12/4/7 10:03
兄貴はつらいよ[group]花形新次112/4/7 9:23
プレゼントそらの珊瑚11*12/4/7 9:22
美しい朝11*12/4/7 8:44
臆病ジュリエット4*12/4/7 8:34
日本VSブラジル花形新次112/4/7 7:25
逆三角形朧月712/4/7 7:18
春における立ち位置小川麻由美2+*12/4/7 6:09
(断片)昼夜逆転の現象学、名前だけ。風呂奴112/4/7 3:06

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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