馬は
人を踏まない
人は
人を踏み台にする
時折 背負った荷物をすべて下ろしたくなる
そしてまぼろしの中の風のように
異邦人たちの衣を揺らしながら
何も持たずに消滅したい
時折 鳥となって旅路の終わりへと飛び去りたくなる
....
疲れちまったと吐き捨てて
ビールをあおり
憂さを晴らせるうちはいい
吐き出す言葉す ....
今日が昨日となって、
明日が今日となる。
それは時計の針が0時00分を過ぎるだけの意味じゃない。
明日がむかってくるのか
明日の向かうのか
どっちだと思う?
い ....
早春の風に吹かれ
岬の花畑にポピーがおどる
忙しそうなみつばちの羽音は
波のようにくり返す
「フリージア、フリージア、・・・」
みなが一度にゆれて
気まぐれなもんしろちょうは、そっと ....
僕の前に、一つの丸い窓がある。
春の嵐にずぶ濡れて
身を{ルビ撓=しな}らせながら、葉をきらめかせ
必死の思いで立っている
ひとりの木
それは今夜も
世界の何処かで{ル ....
「西へ進めば、黄金がある。」
どこからともなく
番犬の鳴き声
風が揺らす針葉樹
昼間のひと気は
万人の睡魔のうえで
蒸発してしまった
夜空は雲を
ネズミ色に塗り絵して
雲 ....
破滅は近い
人間収束をしよう
発散は嫌だ
人間が生きて良かった
話を作ろう
良い事をする。
人の為に働く
心の純度を高める
死後は安らかに眠ろう
何の心配もなく
笑顔で楽し ....
奇想天外
愛されたければ
愛せばいい
Give&Take だ
人はエゴのなす技
自分の事しか考えてない。
自分の得にならないと、
人は相手にしなくなる
Destroy
破滅を ....
変えよう、昨日まで濁っていた空気を
変わろう、まあたらしい明日を演じる役者へ
昔の僕は、めんどうくさいと思っていた
今の僕は、仲間と一つになってゆこうと思う
3・31という日付 ....
放射能に怯える夢を見て
逃げ惑う毎日
時限爆弾のように常に不安
喉をえぐりとられ
胃をとられ
癌になる
白血病になる
禿げて
爛れて
不妊となる
この先20-30年苦しむ
....
の、のび男さん!
あなた、ナニしてるのっ?
しっ、しずこちゃん・・・
ぼ、ぼく、もう我慢できないんだ
キャーッ、へんたーい、変態よーっ!
待って、しずこちゃん!
待ってーっ!
....
私のDNAの塩基配列に
「ケ・セラ・セラ」という
遺伝子情報が組み込まれている
膨大な螺旋構造の宇宙には
母から降ってきた星屑が潜んでいる
突然の父の入院で
しばらくぶりに会った母 ....
あなたの回線の端に立って
一生終わりそうにない
ダウンロードをしてる
おさんぽカーには幼い顔が幾つも並び
桜の木の下をゆっくりと進む
時おり吹き抜ける風の冷たさに
ぐずる子がいて
あやす保母さんの肩には桜の花びら舞う
※
手を繋ぎあう ....
悔しい気持ちって
こんなにつらいものだったかなぁ
うまくいかないことに怒りを感じて
そんな自分に腹がたって
情けなくて
負の連鎖
怒れば怒るほど
止まらなくなる涙は
....
世の中にはいろんな「マン」がいる
例えば・・・・・
アンパンマン みんなの仲間 ヤナセタカシ
イトマン スイミングスクール ....
ご存知の通り
私は皆さんの知らない人間です
皆さんは私の知らない人間です
でも私は皆さんを知っている
皆さんが人間であることを知っている
皆さんが生きていることを知っ ....
桜に 小枝の妖精が宿る前に
成すべき事柄 一つや二つ
肌の再生を促す様に
進まざるを得ない 次に吸う息 透明度を増す為に
その都度の知恵を 揺るぎない色彩に 吐き出す様に
....
空が俄かに かき曇り
夥しい白波の下で
大口を開けている 黒い うねりに
咀嚼されていた 北への道程で
私が見たものは
岩礁というより 貴女でした
幼い日 貴女の名を 保護 ....
ばあさん
俺の両眼が
そして股間のナイフが
ずっとポイントしてたのは
あんただったんだぜ
気づいてたかい
天真爛漫
って言や聞こえはいいが
あんな馬鹿娘
....
大藪春彦の文体が
それっぽいとかっていう
アイラーなんかを聴きながら
アーリータイムズ
ロック
ロック
シャワーに行ってた女が
肘掛け椅子の背凭れ越しに
ギュッと
....
背中が、腕が、 逞しい
なんて 言われると
男っぷりを 上げたな!! って
自分を 褒めたく なりながら
ハッとする
嗚呼 アタシ 女だったや
でもね 強く 生きる その為に
....
人のまばらな駅のホームで
うなじが捉えた陽だまりは
やさしいまでに背を撫でる
電車がくるまでに ....
家族三人が長年住みなれた
今は空き家となっている家を片づけた
古くなったテレビや炊飯器
使い込んだ家具や食器
過去の時を刻んだカレンダ−
それらはわたしたちのまえにいつも置かれていた
....
きみが笑ったら
わたしも笑う
わたしが笑ったら
きみは笑う?
如月はじめのおだやかな日
静かなこの空間
時折 パソコンのジジジジジ−という音
道を急ぐ車のアクセル音
そう
この時間は去年とは違う今日という日のもの
やがて西の空がお日様をすっぽり飲 ....
子どもの手は
なんて小さいのだろう
なんて温かいのだろう
子どもの手は
どれだけ希望に満ちているのだろう
どれだけ可能性に満ちているのだろう
子どもの手は
....
真新しい衣をまとい
力強く咲き誇れば
華やか、と喜ばれる
あの日の私は
傲慢だ、と
責められたのに
一週間で飽きた衣を
はらはらと脱ぎ捨てれば
はかない、と褒められる
今 ....
現代は、浮いている世かな。
ダンスホール、平均的なDJの奥義でも、若者踊る。
憂いでなんかいない。決して。
源は、憂いの世なんかでは、ない。
ポールダンス、螺旋階段を振舞う、金髪の ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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