聞こえていますか
僕のこの声
届いていますか
僕のこの想い
晴れ渡る日も
土砂降りの日も
叫び続けた
この声
この想い
素敵な音楽になって
君の心に響い ....
床屋さんで伸びた髪を
ぱさぱさ、切った
エプロンの上に
切り落とされる髪は
いつのまにか
白髪交じりになっていた
青年と呼ばれた頃よりも
白い髪が増えた分
ここ ....
白人の女が泣いたよ
白い尻を震わせて泣いたよ
馬は馬並み
でかいよ
でかいでかいモノだよ
超アングラビデオよ
北京の通りで買ったよ
白人の女は白目剥いたよ
断末魔の叫び声上 ....
灰色のひかりが街道に爆発している
そのひとつひとつが銀河のようだ
とらえ所のないまぶしさに視線を落とす
花びらがアスファルトにこびりついている
となりの土に草葉の緑
それ ....
あきらめられた真昼には
羽で見えない筆の在り処
青と金 また青と金
酒瓶の底に立ちつくす地図
鳥が煙に生ませた子
どこまで歌い
地を揺らすやら
羽毛を羽毛になぞる ....
路傍に苔むす王たる剣が
背とはらわたの国に敗れ去るとき
わたしはまつりごとを酸に溶かし
永遠に厠で廻っていよう
曇うがつ陽の行方を確かめぬまま
春が生む負を見届けぬまま
....
深々(シンシン)と
遠い闇の
押し寄せる
夕刻の
八重咲きの
鬱金香
手淫はいいな
できたらいいな
自涜とか自慰とか
言い方いっぱいあるけど
ぜんぶぜんぶぜんぶ
おんなじことだ
ふしぎなグッズを使うこともある
あの娘と自由に夢の中
「ハイ!マスカクター」 ....
花びらたちが役目を終えてきみへと流れ出す
きみから涙は出ないのに
あしもとには戻らないため息の砂塵がしみ込んで
希望が小さい竜巻のよう わたげのよう
くるりくるりのてーま
空けた球体の ....
嫉妬という言葉を
あなたは教えてくれた
無防備に眠る
あなたが憎らしい
そっと首に
両手をかける
胸の奥で
ちろちろと燃える炎
このまま力をいれたら
あなた ....
参考資料の提出があった
瑣末な誤字脱字が散見された
作図と細則の改正が必要と思われた
差額についての催促を済ませて
採光のためにブラインドを開ける
サッカー場の方が
先ほどから騒が ....
ブラのホックを外してごらん
どうやって君は乳首を隠すんだい?
一番大事な部分は?
すべて見せるわけにはいかないんだ
そうさ君は着エロさ
僕はシャッターを押すよ
君のためにビデオも撮影す ....
あたたかい湯船につかると いつも思う
貴方が一生懸命 働いてくれているからと
感謝の湯にふやけるまで 愛情に浸る
一緒に嫁いだネコも
今では 貴方のお膝の上が お気に入り
....
徹底的に吟味されたまちに住んでいる。
公園にはサンドイッチが整然と並べられ。
そのかどをまがると20mほどでいきどまりだ。
そうした指摘になすがままにされ、
いま、ここがどこだかしっている ....
新しい暦が生成している
遠い国で洗い上がったシャツの匂い
ためらいと高揚
背中に触れる唇の温度
インディゴに溶け込むマゼンタ
梢たちを過ぎて
吹き下ろす視点から
....
人の気配のある
白い給水塔
鉄塔の向こうの
黄昏に刺さった
古い縫い針を
抜いてくれたひと
群れるなよ
青空が
桜にささやいて
とりもつはずの太陽は
笑うだけ
雲を浮かばせながら
だれかの影も
立ち止まっている
でも
またあるきだす
たくさんの花びらが
祝福 ....
潮騒がさわいでいる
白い手のひらを翻しながら
あなたが光を浴びて笑う海辺です
わたしがまぶしそうに昼の月を探す
あなたが風に吹かれてたたずむ海辺です
わたしが泣きだしそうに砂に貝を拾 ....
現国が終わって社会になった。
住所不定のまま電子ジャーを持ち歩いた。
靴ベラを探している。
紙袋の底、ジャンバーの内ポケット、黒ずんだビニール袋の中、
缶のはいった布袋。
靴ベラの代わり ....
まどろみのなか
わたしは
今朝も
ひとり
つり糸を垂らす
湖面は心を映す鏡
澄んでいれば
すいぃーーと泳ぐ
ひらがなの鱗さえ
見えることもある
濁っていれば
口笛など鳴らし
....
宇宙(そら)にむかって叫んだ
俺はここにいるぞと
魂はまだ虚無に食われていない
いろんなイタミをかかえたまま
泡沫(うたかた)の世界に生きているけど
新芽のような夢や希望 ....
あきれるほどに雨
先だけが浸って
とがるように空
かかとを浮かして歩くには
すこし酔わなきゃいけなかった
街の風はわたしたちをさらうから
ぬるくて無神経で
とてもちかしいものですねって
みんなでや ....
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多くの季節を生きて
わたしは幾度も春を迎えてきた
そして 毎年
いろんな桜と出会っている
真新しい制服に身を包み
新たな出会いに心躍ら ....
18歳のわたし
細い肩に
いっぱい夢を乗せていた
小さな足に
赤いハイヒールを履いて
この掌で
いっぱい夢を掴めると思っていた
18歳のわたし
愛することを知らず
愛されるこ ....
ポテトチップスを聞いていた8回目の桜吹雪は舞った
クレパスは全部パステルで涙で混ぜて描いてみたんだけれど
黒い硝子の靴がどうしても欲しいと叫び散らしてるばかりで
うんざりした太陽は苦笑いをして ....
君はなぜ
僕の詩の価値を理解しないのだろう
楽器を弾いた
僕は絵を描いていた
見えない風景が横切る
遠い日に
新宿で 泣いた
僕は 詩を書いた
そして それを 捨てた
....
あたなが丁寧に
あたしの髪を解く
そのあとで
手足が繋がる
肌を研くヤスリ
あなたの体は血液が滲む
あたしにはそれがない
人形のまま傍にいる
完成するまで
飼育はつづく
町の喧騒の外れで
川のほとりに佇み
一台の車が、風を切って
傍らの道を通り過ぎた
ふと、耳にした水の音に
下の方、下の方へと
へりくだってゆく
水のすがたを思う
....
障子に無数の白い桜が舞っている
流れてないのに流れてる
風の姿であるように
旅先の花巻の宿にて
窓から射す日向には
あの黒い帽子を被りうつむいて
畑を歩く賢治さんの影絵が ....
コトバは音声と意味を結びつけるしくみの総体である
コトバの本質は意味を伝達する道具
それはぼくの頭の中の愛という概念を体の生理的機能にしたがい
aiという2音素の物理的波動に変換してきみの鼓 ....
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