目を瞑って 世界を見た
それはそれは綺麗だった

明日が来ない 世界だった
綺麗過ぎて悲しかった

僕は居よう 君と居よう
忘れたくない明日を進もう

さようならは 嬉しいよね
そ ....
 むかし人であった女の幽体が、やはりそのむかし宿と呼ばれていたこの廃墟から、離れられずに留まっている。全ての人はあまりにもあっけなく死に絶えてしまい、幽霊になる者とて稀で、彼女は孤独だった。

  ....
自分をせめて
ちょっと許してあきらめて
歩いてる
とまりながら
ふりかえりながら

自分に似たひとの
影をかんじながら
春風の中を
舞うように飛んでいた幼い僕は
風と仲良しだった。

風は僕に
あらゆることを教えてくれた。
空の青さ、高さと、
風に舞う小さなたくさんの花びらと、
心の中の風船を
タメ息にタメ息
90年代から引き摺ったままのニヒリズム
新機軸のように祭り上げて
群れることしかできない
何もしないよりはまだマシ

直接出向かなくても
間接で限りなくリアル
便利とは ....
夢の中で 迷子になった 
ぼくをみんなが さがしはじめる
夢だと気づき ぼくは目を覚ますけど
みんなは夢の中でぼくを探し続ける
早く年をとりたいな ちょっと生意気かな

コーヒーカップに8 ....
死にたい日に
いちばんすきな靴したを履いて
興味のないパーティーへでかける

足首に
ほそいロザリオをつけた男に抱かれたら
こころとからだがはぐれた

音が鳴っていて
とても静か ....
目覚めているのは心だけだろうか
雨が降っていた あなたのように
見知らぬ顔でドアをひらいて
涙で濡れたその頬に触れる


  息ができないの
  あなたでなければ、


雨の降る窓 ....
「みんなしている」
「誰もが思っている」

それはほんと?
聞くたびに感じる違和感

誰が確認して「みんな」「誰も」と言い切っているのか
多数が存在しているからといって
少数をなくして ....
友という字はよく見ると
「又」と「ナ」で出来ており
「またな」と読める

また会うことを約束する人たち

そういう意味を込めて作られたのなら
もう 何年間 こうして二人は
逢瀬を続けているだろう
光の中 かすかなシルエットを逃さぬように
第三の眼を開く

言葉より温もりよりも たしかな記憶が
二人を包み込んで行く
それは未来か ....
昨日

僕は 忘れ物をした

とおもう

その忘れ物を忘れてしまった

何かを無くしたときの

この胸のしこり

何かを忘れた

と感ずる 気泡の網

「昨日のこ ....
人間が春を選んだのは

寂しいのが嫌だから。



別れと出会いの季節なんて

とんだ嘘っぱちだ。



人間は死ぬまでお別ればっかり

なんにも気づいていない ....
収穫期になれば
麻袋のような手で
水桶に蟻を放り込んだ、
わたしたち家族は
麻袋だったし、
穀物は内臓だったから
内臓を食べる麻袋と
蟻がこぼれる夏だった。
祖父と父は
得体 ....
六月の花嫁が
投げたブーケが
放物線を描いて
確かな意志を持って
わたしのほうへ
向かってくる

『ブーケをキャッチしたら
幸せになれる』というフレーズは
もちろん知っていたけれど
 ....
自転車で風を突き抜けていく。
何時も変わらないあの道は、
今日も忙しそうに回っていた。
春の風が吹いて、
土の香りがする道。
この道を通る度、
下らない話に笑ったり、
耐えきれない何か背 ....
ひとが声を出さずに

絶叫するときは

そのまま連れ去られるか

逃れられるか分からなくとも

死神にやさしく抱擁されたときだ

やさしく抱擁する死神ほど

凄惨なこの世の別れ ....
君が分からないならそれでいい
群青
羽ばたく音がうるさいが
一匙の化学式も分からない
君では
不揃いの訳も分からぬ
それでは
美しく整えてくれ
式よ
混ざり合って
無かったことにし ....
友達と二人で歩いていた
僕らは 二人で どこに行くのだろう
人と会うのは とても疲れる だけど
恋人といたいと思ったことはない


僕に 夢は無かった
あるのは ただ 疲れだけ
た ....
今日という日ほど

あなたのいのちを

祈ったことはない

いままでの気持ち

浅くて浮かれてた


今日なんど泣いた

今日なんど祈った

今日なんど愛した


 ....
{引用=Tanning red}
雲ひと筋ない昼下がり
日差しがもう頬を刺す
樹々は一段と深くなり
更地の砂埃の向こう
間延びたロングショットを打ち合う
2面だけのクレイコートの4人は肌が ....
陽の当らない路地裏の側溝を流れるよどんだ水が、区域の変るところの段差で病人のように流れてゆくのを見ていたのは夕方、肉体と精神が遮断されて、明るくなる朝と暗くなるだけの夜を見つめているだけの .... 真夜中
犬が鳴く
私も鳴く
犬ではないものも
私ではないものも

裏木戸が
閉じたり開いたりする
風が行ったり来たりする
風ではないものも

老婆は
うるさくて眠れ ....
楽園の解体工事が
とり行われようとしている
汚染された水を タイホする警官たち
風たちは 殺し合い
泥んこが 泥んこに 罪をなすりつけている

天がくれた 雨
天がくれた やさし ....
生きなければなんて
誰が決めたの
決定事項
決定事故
きっと私は事故ったんです
人生の岐路を間違えました

なんて
もう一方通行
後戻りなんて出来やしないのに
後悔だけは人並み以上 ....
賄賂に有らず では 有りません
秘話の色でも 有りません

鶸と書く色は 銀杏チックだと
今日 初めて 知りました

知らないことが 多すぎて
知りませんとも 言えなくて
 ....
水みたいな汗とまらない

ひじから指先ふるえてる

わきにつめたい風ふいて

胸のどきどきとまらない


不安いがいの気持ちがなくなっていた

気持ちが不安だけになっているようだ ....
私は

白檀であり
伽羅であり
石榴姫であり
デザードローズであり
富倉 咲夜であり
無花果のジャムであり
無限上昇のカノンでもある

真実の私はここにはいないし
そもそも 私に ....
生温いラブソング
みたいな雨が
無骨な傘を叩く

手頃なセンチメンタル
みたいな歌が
鳥肌にまといつく

南風に押されるままに
よろよろ歩き出す
曖昧な記憶

傷つけたこと ....
君は踊る
薔薇を 菫を 雛菊を踊る
揚羽蝶を踊る
木洩れ日を 気ままな風を踊る

君は踊る
虹を 青ざめた夜明けを 葡萄色の黄昏を踊る
波を 湧きあがる雲を 嵐を踊る

君は踊る
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
きみはないた。きみのてを112/5/24 19:22
せせらぎ和田カマリ3*12/5/24 18:03
ちいさないきものたち朧月112/5/24 17:27
春風[group]……とある蛙712/5/24 16:42
90年代の焼き増しkomase...012/5/24 16:32
8ぶんめの幸せ玉木空覚112/5/24 15:51
はぐれるはるな1012/5/24 14:08
青いサーカス石瀬琳々9*12/5/24 13:29
少数がきこえるきみのてを0+*12/5/24 13:20
012/5/24 12:58
Sixth Sense南 さやか1*12/5/24 12:10
sorrytakano212/5/24 11:51
春がこない日212/5/24 11:12
習1ズー1+*12/5/24 10:31
カサブランカそらの珊瑚18*12/5/24 8:11
あの頃の風と、風の匂いと、サヨナラした思い出に宛てた生きてる ...雅寛112/5/24 8:03
抱擁HAL4*12/5/24 6:51
科学室倉井112/5/24 3:55
マンチェスターユナイテッド番田 012/5/24 1:47
今日なんど吉岡ペペロ512/5/24 1:30
タニング レッドsalco4*12/5/23 23:13
なにもかも叩き壊された場所ホロウ・シカ...1*12/5/23 22:52
ホトトギス小川 葉312/5/23 22:49
『出かけられません』座一512/5/23 22:34
束縛(仮)なきり212/5/23 22:18
ひわいろ藤鈴呼2*12/5/23 22:02
真昼の気持ち吉岡ペペロ212/5/23 21:35
自己紹介無限上昇のカ...312/5/23 21:10
あたたかい雨nonya25*12/5/23 20:48
踊るひとのための連祷塔野夏子23*12/5/23 20:38

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