おいてけぼりにされたんじゃない
あたしが一番なんだ
そんな苦しいいいわけが
あたしを支えていたあの頃
なんであんなに強かったのか
足裏ばかりがふんばっていた
きっといつもはだし ....
生あるものすべてに
訪れる【死】
それは公平であるかの様に想える
だが去し方は
安楽もあり
突然もあり
残酷もあり
凄惨もあり
その【死】は
ひとそれぞれ
故に【死】は不公 ....
無限のループに取り込まれてる
もがくほど足掻くほど足首に絡みついてくるそれは
遠い昔母と潜った海の底の海草たち
母はもう私を分からない
私を虐待していたこと ....
おもいうかべる
予感をくすねて
疲れたようにたおれる
肌のあかり 縛られたままで
暗い食事の時間を知る
軽くみすえる
秒針と影の空気
まっすぐに近づくほど信じられる
....
大地のテーブル
布を敷き
芋を供えりゃ
やってくる
全部忘れる
グマティヤール
身に覚えのないことも
10本指
とまれ
ディジュリル・ルマック
火花のように
舞え
2本 ....
小さな声量に隠された「正直」と「嘘」を見分けられない。
そういうふうに言うから「時間」が登場する。
飛びたくなる気持ちを抑えながら私は
「私」というものが、いつもついてくることについて
な ....
大通りで
ひかりがひかっている
右往左往して
ひかりがひかっている
ひかりがひかっている
ひかりがひかっている
右往左往して
今では僕が君を思い出すのはたった一瞬だけ
一日が終わり目を閉じる時だけ
君の笑顔と君の最後の言葉だけが
ほんの一瞬だけ
僕の全てを支配する
堪え切れないぐらいに甘く
耐え切れ ....
少女が蒼白になって
走って行った
なぜだろう
と振り返ってみると
山が橙と無残に燃えていた
そこに山はなかったはずの
ここは東京の下町のその
はずれ
で、
ふとわれに返ると
....
製品発売前のため、
レビュー投稿は受け付けておりません。
恐れ入りますが、発売日までお待ちください。
上海商戦
ブエノスヘルプレス
すぐさせるマリア
ビートルズ再結成
20XX年
世界は核の恐怖に包まれた
ヤフ ....
白いテーブルかけはだらりと垂れ下がり
食卓に転がっている
無数のりんごとオレンジ達が
ぴたり、と止まっている。
それぞれに好きな方を向き
それぞれの位置におかれ
それぞれが ....
友達が家に来るのを
待つ間――
ティーポットから
じゅじゅじゅと湯気の立ち昇る
深蒸し茶を入れていた
何故か湯呑みはテーブルの上を
すーっと滑り、隣で待ってた
アイスコーヒー ....
いつまでも
いつまでも
ひきずっていく
しっぱい
ぬぐおうとも
ぬぐおうとも
ぬぐいきれない
もう
おわったのでは
ないのか
まだ
このわたしを
くるしめるのか
いいかげん
....
わたし?
今?
失恋してる最中
諦めきれないんだもの
好きなんだもの
「人間的に好きだよ」
って言われて
「でも女性としては見られない」
って言われ ....
茫洋として
時間が止まると
爪をみている
視界に映る景色は
脱色して垂れ下がり
行き詰った欲望が
ただ一点を渇望しはじめる
空腹だからではない
意識の ....
さようなら 言葉の群れ
今、人間達がどんなに正しかろうとも 僕は
一匹の子犬の渇きを選ぶ
そして君の渇きを
君が飢えて舌を出すその様を
僕を殺してみたまえ・・・血が流れ出るだろう
君自 ....
朝、人々が動き出す
一杯のコーヒーが汲まれ
それは死人のような俺の口に運ばれる
昔はトーストをかじって登校したものだった
今、俺はフランスパンをかじってから出勤する
過去と現在の違いはただそ ....
それは不意打ちのように訪れた
まるで天啓のようだった
世界は美しい
世界は醜い
すべて私の眼の中に堕ちてくる
世界は美しい
世界は醜い
あの時から何も変わらない
こぼれる物は、いつも私のお気に入り
きっと報われると
きっと振り向いてくれると
大きな期待を胸に
つい 意地悪く
突き放したり、我が儘言ったり
....
こころの湖水のさざなみは
初夏待ちきれない薫風のせい
桜花に戯れその帰り道
きまぐれ薫風ちょっと淋しい
あっちにもこっちにも仲の良い
二人の姿を見るたびに
桜花はどんどん散らされる
....
オーガンジー越しの白色が
夜明けを告げる
曇天のようだ
、ついてないな
と
誰もいない部屋で
あなたに語りかける
胸のロケットペンダントのなかの
白い骨が
応える
のを待つ ....
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気温が一度上がっただけで
庭は目覚め
今夜は舞踏会だと
シロテンハナムグリが伝言する
白薔薇が
今まさにデビュタントに
踊り出そうという心 ....
人間はひとりなのだと
思うようにしている
誰かを頼ることのないよう
自分で生きようと努力をしている
私はそうしたいのだ
家族がいても
私の人生は私のもの
一緒に住んでいるからと
....
夕陽が沈んだビルを背にして
大通りを真っ直ぐ南へ
三毛猫がいた交差点を右に曲がれば
あの時の場所に着くはずだった
太陽はさんさんと照って
コンパスはぐるぐる
三毛猫なん ....
春の小川の流れ、
雑木林の枝にとまって
口を開けている唖の小鳥たちよ
黒雲から発し 丘をひっぱたいては消える
無音の稲妻
丘が放電している
晩年のルートヴィヒのスコアの凄みか
....
世界に闇がおとずれる時
私たちは手を取り合う
この静寂に渦巻く憎悪やかなしみを
ひとつ残らず土に戻して芽吹かせようと
互いの体に夢を貫く
時が止まり 呼吸が終わる
長い月日が過ぎて ....
這いつくばってでも手にしたい
魅惑を超えた儚さをふんだんに降り注ぎ
司会者の第一声よりも早く
投げかけを 鮮やかに遂行
ろくでもない大綱
止める術をひた隠し
縁取られた経済性を死守
....
いつからだろう
嫌いって言えなくなった
いやだって言うことが
なにかを壊す気がした
すきって言うことがよくて
清浄機みたいに思われて
嫌いって言葉だけが嫌われて
私の心にたまって ....
なにも動いていないなかにいる
なにかはび動だにしないようにみせかけても
動いているはずなのに
なにもおとをだしていないなかにいる
静じゃくとはしぜんなどが静かなことで
あるだけで無おんで ....
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