夜は眠る
どこに行くのだとしても
何をするのだとしても
目を閉じたのだとしても
今夜もこいで
自転車で行くのだろう
あの頃に見た海
遠くの街で
潮の香りを
かぐのだろう山
....
食べたくて 明石焼き
街をぶらぶら どこにいけばよいやら
飲みたくて レモンサワー
のどごしではなく 味わうのであります
干物をみつけた もはやこれでよくない
白昼夢 楽 ....
片手間に積み上げるなにか。
これは甘いチョコレートで足したりひたりしてる魔に 刻々と溶けていきます
底に広がるセピアの隊列をよぉくご覧。単眼の脱兎を檻の中に躾け、解決の
糸口を縫い込み ....
時は流れていくものなので
私はいつもどおり 生きている
笑顔の下に 大きな変化を隠しながら いつもと同じ 私でいる
でも、ふと気づくときがある
私は 私の変化に対応できてい ....
ゴールデンウィーク中に
何もやることがない
ジジイババアや
モテない奴らが
クソみたいな自称詩を
撒き散らして
互いの孤独を慰め合うのが
非常に気持ち悪いので
止めて欲しい
しかもゴ ....
上手に傘が開けたよ
長靴ぬらさなかった
ふかく巻かれるこびとのささぶね
そろそろ川があふれ出しそう
(こんな雨の日はやさしい)
舌を使って
どっちの蛙を乗せようか ....
この白い小部屋にて、
宙空から貸し与えられた
わたしという寂寥と憧憬、
凍り付いた滝の流れのように
ただひとり街から取り残される
*
霊性帯びた老婆の像、
荒野に打ち付けられ ....
ツバメたちは寄り添うまま不順な季節に耐え忍び
ああ、もろもろに春の気配ですね
これは地上からの山嵐か砂嵐かわかりません
わからないけれど、人の温もりが消えたままに
思いのほか歳月は残酷に通 ....
アマガエルの緑色が好き
色々な緑色に変わるけど
どれも好き
アマガエルの表情が好き
少し微笑んだふうに
黙っている
ここに居るとは
思わないだろう?
自信たっぷり
あんま ....
このしずかな慈しみの流れ、
今日もあおいあおい街並み
浸しながら伸びてゆく包んでゆく
かつての子が
ヒメジョオン咲き生い茂る野原を駆け廻った時、
世界はこの子を慈しみの流れに浸しただろう ....
泉涌寺の
楊貴妃観音
のお堂の前に
春の日が暮れて
ほのぼのと薄く紅
開きそめて囁く枝の
下に 微かな響き伝え
息づいている空気が在る
遠い春雷の 音ない震え ....
「今日は世界パスワードの日です。
パスキーを使用すると、より迅速かつ安全にサインインできます」
うん? ハスキーなんか利用したらどっかいっちまうだろう
お爺さん、ぱすきーですよ ぱすきー ....
私は、ビートルズを聴くと新百合ヶ丘駅のプラットホームフォームを思い出す。
学生の頃私は、通学に小田急線を使っており、新百合ヶ丘駅は乗り換えの駅だった。
季節は春か、秋。
冷たい雨が降っていた。
....
人を嫌えば自分も嫌われる
人を好けば自分も好かれる
人間関係はお互い様
口で言わなくても目でわかる
口に出して言えばもっとわかる
好きな人嫌いな人苦手な人 人はさまざま
それが世の中 自分 ....
女を後ろ手に縛ると
椅子に座らせ
その前で俺は下着を下ろした
女が目を逸らすと
髪を掴んで
俺の股関が見えるように
顔を引き寄せた
「おまえに訊く
俺のポコチンは標準サイズだよな? ....
濃藍を薄めたような夕暮れの氷雨の中を
急かされるような人々が幾重も点滅している
小さなカフェであなたはため息とともに頬杖をつく
隧道にある404が、沈んだ場合の料金は
家庭料理的に千切った雜草 ....
自分を知れば道は見えてくる
目標が決まればやる気が出てくる
うまくいかないのは変えなさいということだ
人生は人との競争じゃない
人は変えられない
変えられるのは自分の対応だけだ
大きな悩み ....
あらゆる叶えられなかった思い
置き去りにしわたしは進む
哀しみの滴、溢しながら
さらにわたしはすすむ
円環の街を後にして
わたしはすすむ
歌声の確かさ
霊性の思考
導かれて
円環 ....
おおきくあける
お口にはいる
いちばん おひさま
ぽかぽか じんじん
あったかい
にばんめ おはな
くんくん ふわふわ
いいにおい
さんばん ことり
....
覚えている はっきりと
思い出のおまる
ちっこいをする
母の やわらかな胸に
取り上げられた朝
冷たくひろがる 氷穴を指し
今日から これが
あなたの 新しい・・ ....
気持ちの不安で落ち込んだり
あるいは高揚感に落ち着きの無くなってしまう時
深呼吸する
そして私はシングルポイントの六角柱水晶を握る
掌の柔らかい部分に三辺の角が当たり心地良く
....
こんにちは!今日も元気に荒廃しているね。
共感が強制される街、言語野に損傷を抱えながら、お求めやすい限定価格、回送と終点、リモート授業、世界はアイドリング状態だ、ぼくの文体はふにゃふにゃだか ....
春の日も夏の日も、そこに行けばそこに海辺があり磯があり、秋の日も冬の日も、そこに行けばそこに丘があり林があり、そこはいつもやわらかく甘い匂いが流れてくる場所。焼き場があるのだ。木陰のさしかかる三角屋根 ....
見渡す限りの平坦な湿地帯に一本の線路だけがあり、この小さな駅から双眼鏡で見えるほどの先にもうひとつの駅があり、底なしの湿地帯のなかでわたしたちは何キロかの距離を隔てた一次元をせめぎあっていたのだっ ....
ゆったりゆたり
あくまで澄んだ
世界を歩く
大気に透過し
冷気に凝集し
接吻する
あなた
なんでもある
なんにもない
もはやただ
ゆったりゆたり
あくまで澄んだ
せ ....
もち 食べすぎた
おなか ぎっつい
(だいこん だいこん)
ふぅ ぎっついな
はぁ ぎっついな
(だいこん だいこん)
もち 最高
ぎっつい 上等
○「日本百名山」
日本
いたるところ山あり
いたるところ登山者あり
いたるところ住む人あり
こんなところによく住んでいるなあ!
といったら
それは失礼な話だよ
と友人が返した
ほ ....
- L'impromptu
日照りの荒野で獨り修行していると、またも蝙蝠傘をさした黑衣の惡魔がやってきて傍らで漫談を勝手に始める。わたしの氣を散らせ集中させない{ル ....
お堂の屋根が破れているから
雨が僧と経本を濡らすんだ
蝋燭はまだ消えず
線香は煙を真上に一筋を
昇って薄く消えて
読経と雨音
衣と袈裟は濡れて
赤と青は黒に近づく
瞼に水滴 ....
不思議と薬に侵されたような歌や音楽が好きだ
あんなちゅらる
反ドーピング
健康的に
健康的なチャーハン
そんなのあるのかい?
まあ、いいや
曲の中で誰かが泣いている
決まっ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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