遠い日に見た空
せいいっぱいにオレンジ
おさないわたしは
背丈を忘れて
そこへ渡りの整列飛行
はじめて仰いだ
自由
の具現だった

無理わかってた

無いから
地球に縛られて ....
雛は鳴いて 朝露流れる 雲白く
つたのからまる古木 陽が射し
巣穴からのぞく 黄緑の小鳥

アイビーの葉陰をすりぬけ
近くの木にとまる
尾をうちふり チチチッ

おはよう ナギ

 ....



無我夢中でおぼれた恋に
淡いアプリコットのソーダ割り
あなたを想う愛しく想う
けれど浮かぶはいつも

うしろすがた
液晶ヴィジョンで見かけた
クロコダイルが連れてきた幻想
半分のビート
半分の鼓動
無造作に
床に転がる
フェィドアウトの速度
むやみにシャットダウンすんなよ
明日の為に少し ....
小さい頃から自惚れてた

もしかして自分は特別で

ゲームの主人公みたいに

死んだら世界が終わって

みんな居なくなると思ってた



一生を捧げようとした人が

 ....
少年は、CDの最後の曲が鳴り止んだ後の時間が苦手だった。少年はいつもヘッドフォンで音楽を聴いていたが、最後の曲が終わってしばらくするとCDが停止する、そのときのズン、という音が苦手だった。曲が終わって .... {ルビ戦闘蟲=せんとうき}の背に乗り、砕けた空をかける

火を知った{ルビ同胞=はらから}に帰る土は無く

蒸し暑い日には腐った雨を窓から見て歌など吟じながら

長い長い午後を過ごす。
たぶんもう
下流なのだと思う
海は間近い

抵抗をしたことがないことを
わたしは
誓うことができる
流されての
ことの次第に

本当はきのうやっと
そのことに
気がついた
ま ....
少年だったあの頃を思うと
浮かんでは消える楽しい思い出
激しく苦しい吐き気

自転車の二人乗りを恐れずに笑い
時計の文字盤に13を足し
計算して眠るのではなく
満足して眠った日々

 ....
思わぬ方角から飛んでくる
ボールのように
不幸は突然
ぼくに当たる

視界が狭くなり
周りが暗くなって
倒れるときに
歪んでいくぼくの顔が見える

しばらくしてもうひとりのぼくが
 ....
私は
私を選んで生まれてきたのだろうか
もし そうなら
私は私でありたかったのだろう
そこまでして
選んだ私を
どうして私はすきになれないのか
もしかしたら
認めたくないからなのか
 ....
あまぐも

垂れ下がる昼下がり

うっかり爪を引っかけたら
鈍痛を引き寄せてしまいそうな



あまがさ

濡れた匂いは嫌い

美味しくない想い出と憂鬱が
しつこ ....
目指したわけではないけれど
二十と数年先の世界
タイムマシーンの誤作動です

大きな変化はありません
山も近所も十五の頃に見た景色
父が老け母も老け
兄弟は皆家を出て
もやしのような僕 ....
深夜にカッコウが鳴く

ホトトギスと同類の鳥

托卵が習性とは云え

さぞ悲しかろう

住宅地に陽光の訪れる前に

さぞ恨めしかろう

深夜の睦みが

羨ましかろう

 ....
自殺するのは人間だけだ
だから 生きたり 殺したりすることは
どんな生物にもできることなのだとわかる
ホリゾンタルな視線にさらされて

少女はストラトハンマーをふりかざす。

三千世界の鴉を殴り殺してなお、

万雷の拍手なりやまず。

凡百な思考はネジのゆるんだ孔からしのび寄る赤錆に侵 ....
 
恋には形があるからさ

だから、つくれるしさ

だから、こわれるしさ


 
卒業すれど、何も得ていないわたくしに、どうか教えを乞う事をお許しください
さすれば、三月の風に靡く、このセーラーの紺色の襟も、羽ばたける事ができるかもしれません

先生、不得手のモノは沢山です
 ....
もう自分は廃人にちかい
親のすねもどこまでもかじるつもりでいる
たとえば子供時代に思った
大人の自分がこうであったろうとは
さすがに想像の閾を越えているのであって
弁解の仕様もない

だ ....
見上げちまった

吸い込んでゆく神秘様

コンパスでなぞるに まだ満たない神秘様

見上げちまった

松果体に月光を摩る尻尾の名残

 幸い反応なし アタシは人間 神秘様と繋がる人 ....
かたつむりがね
いないとさみしいよね
木の葉の影の雨宿り
でもね
木のてっぺんにもいるんだよ
きっとね
だって だって
ひなたぼっこしたいから


アリさんがね
いないとさみしい ....
愛してると伝えるにはあまりに近すぎる距離


袖を掴んだら驚いた顔をした


『兄妹のように仲が良い』とは私にとって賛辞ではなく


ずっと{ルビカツ兄=かつにい}の隣にいる ....
この愛を何処に着地させようか


北の空星の朝静かな夕凪


砂浜に残る花火の跡など


私答えのないまま流れてゆくの


あの人の心ひとつ ....
ぼくはわらう
きみもわらう
ふたつのわらいは似ていない
けれどもきみとぼくはいま仲間だ

きみとぼくの痕跡はまったく違うが
たまにおなじ涙をながす

ふたりとも最近猿よりもいささか利口 ....
もう
お別れの時なのですか


君と初めて会った日のこと

君と笑い合った幸せな日々

涙の後の仲直りの記憶


思い出しては
涙を流し
すべては傷となってしまう ....
 
港で生きてると
いろんなことがあるよ
と、港の猫は言った

港で生きてないと
いろんなことはないの?
と、僕は聞いた

港以外のところで生きてないから
よくわからない
と、猫 ....
ベクトル、それは常に上昇志向
謂れもない理想像
彼らは僕の嫌悪を気付くはずもない
何故なら僕はこれほどまでに微笑んでいるのだ

この世の不条理ってものは
綺麗な心であればあるほど
 ....
くもりの日
あたらしい音楽を聴いて
約束だってやぶれそうだ
だれかのためにつくられた
あたらしい意味や理由が
不自然に黄色いかげをつくる

そうしよう
捨ててしまおう
君のこと愛して ....
あなたに
とても会いたい
せめて声だけでも
だけど
時計が許さなかった

諦めて
灯りを
消して

ジャンを抱きしめた

テディのジャン
ことばを持たない
ジャン
いつで ....
最初の理由は違っていた
けど、

君に会いたかったから

と、偽りして
夜風に会いに行った
まだ湿りすぎる前の
さやかな君は
わたしを

ほどよい

心地にしてくれた
いま ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
忘れないもっぷ312/6/3 17:33
ヒキナギ乞う唄砂木22+*12/6/3 16:42
田園312/6/3 14:39
サマー・カニバルホロウ・シカ...6*12/6/3 13:34
ゲームオーバー312/6/3 13:32
twitter葉leaf212/6/3 13:10
超自然の楽園にて高原漣0*12/6/3 12:44
、みんながもっぷ412/6/3 12:29
泣き言marux23*12/6/3 11:08
朝の街路樹殿岡秀秋612/6/3 10:43
源流さがし朧月412/6/3 9:17
あまがみnonya20*12/6/3 9:15
時間旅行marux24*12/6/3 8:32
なげきドクダミ五十...412/6/3 4:23
リッスン番田 012/6/3 2:32
やまなしアリス高原漣0*12/6/3 2:29
恋には形が殿上 童27*12/6/3 1:13
三月のウサギ岸かの子2*12/6/2 23:46
カイコ瀬崎 虎彦012/6/2 23:25
再満朝焼彩茜色2*12/6/2 22:24
きっとね 2011たま26*12/6/2 21:48
地球を回そう永乃ゆち3*12/6/2 20:56
夕凪1*12/6/2 20:37
仲間梅昆布茶712/6/2 20:29
ジュリエット112/6/2 20:13
港の猫たもつ812/6/2 18:10
不条理な愛は、時として愉快中山 マキ012/6/2 18:04
くもりの日2はるな112/6/2 18:03
ジャンもっぷ112/6/2 17:25
未明のこと112/6/2 17:24

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