いつのまにか

中心に据えられて

またいつのまにか

中心探しからは外されて

うん・・・・

ぼくは太陽のようだ

いや、太陽ほど影響力もないから

太陽の子供のようだ ....
もうどうでもいい
って
騙されていく
老いのうたじゃあるまいにさ、
一生懸命だってさ、
しょせんは声を出す程度の、
「その程度の懸命さなら、」
僕はすでに捨て去った!


まだ消え ....
水飛沫だけは一人前の
まるで推進力がないバタ足で
取り付く島を探し回る毎日

学校の水泳授業を
見学してばかりいたツケが
今頃回ってくるとは思わなかった

後輩の回遊魚達には
軽 ....
車に乗り込むと会社に向かう
いつもの出勤時刻
晴れた朝は 陽ざしがまぶしい
光を避けて 道路を走る

段々と 車列がのびていく
大きな車も小さな車も車間距離は同じ
列のスピードに合わせて ....
    

あてどない希望について語ろうか?
俺達にはもうとっくに失われた
その希望について

もう亡くした夢について語ろうか?
俺が少年時代に夢見た
そして今、その残骸だけを有してい ....
   

言葉の沃野で
俺は途方にくれる
俺は詩人だ
ただ、自分一人でそう認めているだけの
もし君が世界に認められたいなら
そのノウハウはどこの書店にも置いてある
ただ、そうする事は僅 ....
あるところに
猿がいた
檻に閉じ込められ
外に出たかった

いい子にします。
自由をくださいと願った。
散歩に出された。
そして曲芸の練習した

いつも首輪をしていた。
ある日首 ....
彼はその 小さな両の腕に
美しく小さな光を放つ 玉(ギョク)を抱えて産まれた
そう、彼こそは
明けぬ夜の闇に支配されし世界に
再び光を授けんとする使者である

月のむすめは 彼の誕生を知り ....
セザンヌ展で
僕は 絵を 見ていた
その文学性を 画面の中に感じ取っていた
まどろむ色彩の中に潜む物とは何だろう だけど はっきり言って
お世辞にもあまりうまいとは思えないから
ここの鑑 ....
{引用=
捨て鉢になって、僕達は
あかるいみらい へ 霧散してゆく




あいとかこいとかゆめとかきぼうといった念仏
風の音に紛れて
いつも遠くで聞こえている



 ....
湿気が脳幹を溶かして、俺の意識は肉体と断絶する、白濁する視界と馴れ合う網膜、弛んだ自我が滑り落ちる先は…僅かに開けた窓から、初夏の雨が滑り込む夜だ、しっとりと濡れていて、透明な存在 .... ふたつの月が映る時

悲しき心蘇り

あなたの心もどらぬと

再び涙の川渡る
月の浮かぶ湖が淡い光に染まる

指の隙間から
流れ行く黒い水

心を映す鏡なのだろうか

冷たい手の指先から
光が生まれていく

光は体を伝い
抱くように包み込んだ

 ....
 君は 優しすぎる
 
 笑いすぎる

 身体をくの字に折って 土砂降りの雨の中で
 ラリッたシャムネコのように 笑い転げて

 まるで その細い身体を濡らすのが
 冷たい水の滴で ....
いつもなら
三月にくるはずだった
つばめがまだこない

家族はなにもいわないまま
その空間をみていた

朝 つばめが
そこにとまっていたから
ふんわり空気がやさしくなった

少し ....
綺麗だね
言うまでもなく 
その輪郭は
どこから見ても隙一つない

可愛いね
言うまでもなく 
そのつぶらな瞳は
いつ見ても弾けている

悔しいね  
焦がれても焦がれても
焦 ....
{画像=120616222037.jpg}



季節はなんて早く
通り過ぎて行くのだろう
もう春だと思ったら
陽の光は力いっぱいの強さで
もう初夏のようだ


季節の風は
確 ....
似たものばかり 重なる油絵の厚み
偏ってゆくけれど 分野を分けたくない 

 乾く前に重ね塗る 皮膚呼吸に気がつく

似たものばかり 増えて 要約に飽きる
バランスの軸だけで 死角を生き反 ....
天気のいい日には
あの用心深い
マッコウクジラでさえも
プカプカ浮いてきて
日向ぼっこをする

細胞の中に葉緑素が
あるわけじゃないのに
きっと哺乳類の
マインドの問題だ

俺達 ....
年月のわりには窮屈を

感じない

年月のわりにはキラキラ

耀くときもある

けれど肉質化するには

素材の硬さが邪魔をする

けして融和しない異物

死体になっ ....
僕はもう終わりを見つけてしまった
君のために祈る
知らない君が愛おしくて、同じように知らないふり

君のために願う

僕はもう終わりを見つけている
すぐそばにある、君も気づいて ....
雨の日に
西瓜をノックすると
入ってます、と声がする

ぽこん

西瓜まるごと持つと
かなりの重量感があるのに
成分はほとんどが水なんだってね
ふうん、そうなんだ
果物を食べると
 ....
ぶち抜いていく
加速だけで論理と直感と芳醇と感性と語彙の
バランスがとれていかないのなら

所詮二番煎じ
所詮既視感   

過去を洗うことなく
「新発見」
「実験作」
「新境地」 ....
来年は 辰年だと云う

何となく 龍と 表現 したいなあ
そう 思いながら

年賀の文字は
簡単な方に してみたんだ

だけど 出そうか どうしようか
迷っているところもあって

 ....
瓦礫の花

生まれる場所は選べない 崩れた街の瓦礫の隙間
ようやく頭を出した花は はじめて空を見上げる
生まれる場所は選べない 檻の中で生まれたライオンは
草原の夢を見ても 自分に牙がある理 ....
はるか 暗黙の真空地帯

すべてが遠ざかりつつ

疎遠を加速化していく

浮遊する無言の恒星物質

延々と遅滞する

光の触手

超電導な絶対零度の空谷へ

倒錯した ....
   

どんな烙印を押されようと
俺は俺だ

どんな色付けをされようと
俺は俺だ

どんなジャンルに区分けされようと
俺は俺だ

どんな言葉を押し被せられようと
俺は俺だ
 ....
   

自分らしく生きたい
例え、人に笑われることになっても

自分らしく生きたい
例え、人の群れに入れて貰えなくても

自分らしく生きたい
例え、人間の資格を剥奪されても

 ....
あなたのホッチキスになりたい
私のこの棘であなたを突き刺したい
あなたは少し血を吐くだろうけど
私は構わず刺し続けたい

あなたのあふれる悲しみも、痛みも
苦しみも、あらゆる不幸も ....
男爵は いつも無口で
広いとはいえない 館の庭で
空を見上げて過ごしている
男爵は いつもひとりで
社会情勢にはまるで無関心
話しかけても 退屈そうにまばたきするだけ

男爵の世界はとて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
太陽の子供吉岡ペペロ712/6/17 15:49
Soak榊 慧012/6/17 13:47
バタ足nonya23*12/6/17 13:26
光る車の窓砂木13*12/6/17 11:34
希望yamada...012/6/17 10:33
刺客212/6/17 10:19
猿山ペポパンプ3*12/6/17 9:07
光闇論aria28...112/6/17 9:03
作品の中にある風景番田 212/6/17 2:34
2012/6/17鎖骨312/6/17 2:23
喀血するリリックの落ち窪んだベイビーホロウ・シカ...2*12/6/17 1:32
ふたつの月エメ112/6/17 1:31
暗闇れもん412/6/17 0:34
理由を捨ててまーつん12*12/6/17 0:03
つばめの家朧月612/6/16 23:25
綺麗∃観察komase...4*12/6/16 23:19
通り過ぎる春に / 駅裏の空地でbeebee25*12/6/16 22:22
斬新には今は届かない朝焼彩茜色8+*12/6/16 21:40
哺乳類のララバイ和田カマリ1+*12/6/16 19:03
指輪takano112/6/16 18:24
最果て三上あず412/6/16 18:17
雨の日にそらの珊瑚17*12/6/16 15:38
新しいは、神々しいは、まやかしkomase...0*12/6/16 14:47
胃袋の中身藤鈴呼2+*12/6/16 13:30
瓦礫の花itukam...2+*12/6/16 12:05
漂流takano012/6/16 10:45
裸の俺yamada...112/6/16 9:59
自分らしく012/6/16 9:58
ホッチキスゆるこ312/6/16 8:56
無口な男爵無限上昇のカ...412/6/16 8:10

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