人間は
人間様だ
動物を
一生懸命
....
メジロのことは しりとりで覚えた
目白のことは 目黒の次に 憶えた
メジロの姿は
母さんからの写真で知った
とても 美味しそうな 鴬色だ
なんて云っては
ホーホケキョ と ....
ラッキーチャンスでストライク。
懸賞の白くてでかい車がまんまと当たってしまってさ。ここで一生分の運を使い果たした、なんて言い方あるけどあながち間違いじゃないかもね、こういうの。
必要書類にサイ ....
ギュッ と 搾り出した
いのち そのものが
ここにある100
パーセントの
ジュース
貴重
高価
とてもじゃ ....
全国指名手配者が捕まった
自分が衝撃を受けたのは
全国指名手配になっていても
仕事を求めて
雇われていたということ
何も望まなければ
望まれるということか
人間になりたいのです
あなたという空気を吸い
歩くことを厭わない
言葉を知るけものに
恥をも知らぬまま
十八年も生きて参りました
空のままの身体に満ちるは
あなた ....
また新しい朝をもらって
水をやりすぎても花は枯れ
日照り続きでも花は枯れる
足跡を残すために砂浜はあり
足跡を消すために波が追いかけてくる
有る ということについて
猫の前足の ....
石川さんとわたし
耳の長い女子高生だった
長い信号待ちをしていた
黄色い旗をふったら黄色い電車やってきて
風街をふきとばしはじめたので
涼やかなおはじきお口に入れて後輩に電話した
....
やっとの思いで手繰り寄せた夢の先は
端のほうが誰かに齧られて、見当たらなくなっていた
空の青は
つつがなく高く聳えているというのに
少女は手のひらに顔を隠して
仰瞻さえままならない
....
身のうちに火を宿し
旅装を解くわれら
森の森閑として抜け目ない
眼差しの奥の
浮遊する電熱
白寂れ崩れるような
猫の背骨 たわんでなお軽く
湿地に降る雨のあいだに
城の姿を認めた
足 ....
愛してるとか
大切だとか
大好きだとか
どれもがぼくの気持ちに
足りないようなそんな気がして
おんなの声に救われて
ぼくは明かりをつけないで
布団のうえに ....
再びの夜明けを
ひまわりは信じている
どこの哲学者の蔵にも
視ることのできない
廻りの神秘をも悟っている
発った桜花が
その根元で人間たちに
享楽されたことをまったく
嘆いていなか ....
他人にはうかがい知れないよ僕の
僕の気持ちを誰か知っているかい
風の中に聴いたのさ心がざわめく音を
誰かが否定しようとしたって
全てを決めつけようとしたって
望んだものや欲しかったことをあげ ....
2011年07月31日
{画像=120708053508.jpg}
ずいぶん昔に観光旅行で訪れたことがあり、晴れていてコバルト色の湖面が美し ....
楽しそうに笑っていれば楽しくなる
哀しそうに泣いていれば哀しくなる
薄っぺらな安っぽい
電飾で着飾ったフラダンスショー
ハリボテの楽園で目をつぶれば
夕暮れ浜辺で一緒にフラダンス
....
何かを
枯葉の行方を追っていた
公園の中
子供の消えた世界で
心の笛を 吹いていた
腐ったってがらがらへびなんだよ
抜け殻だなんていわせない
赤外線探知装置のついた最新鋭の進化論さ
きみの白い指のぬくもりなんていらない
金子みすずのお月様なんて絵本の
せかいのデザー ....
何にもなかった
時の中で
目に見えるものほどあてにならないものはない
自分に出来ることは何なのかを探していた
それは一体何故だろう
見ていた
いつも見ていないものを 取り込んで
....
自分の中で
自分をまとめる何かが
欠落してしまっているような
気がしている
まるで
私は自分をきちんと
回収する事が
できていない
そんな感じ
覚醒の段階が
多重になってい ....
うるさいなぁ
誰だよ
神か?神ですか?
動きませんよ
僕は
意地でも動きませんよ
また、もうなんだよ
鬼か?鬼ですか?
譲りませんよ
僕は
意地でも譲りませんよ
....
今宵も蒼い月が昇る
私はそんな蒼い月が好きだ
不思議と自分が開放されていく気分だ。
貴方がくれたサファイが綺麗に光ってる
そう、この蒼い月に照らされて
今宵私を誘って欲し ....
・・・雨。
空は願いで満たされて
重く沈んでゆく(まるでヒッグス粒子だね)
それでも
雨上がりの夜空
皮肉でしょうか
なんだか空気が澄んでいるようで
夏のわりには
綺 ....
{引用=
特アはそれを愛と呼ぶんだぜ
――だから言いたいわけですよ。こう。
――特アはそれを愛と呼ぶんです。
テレビの中に多額の賄賂が渡ったら
君の目の前で家ごと帳簿燃やすのさ
そ ....
誘惑する怠惰にそっと触れてみる朝僕はだれ
ただひとつ詩だけが浮かぶわけでもないのにこの海に
蔓延する伝染性の恋愛文化のバラのつる
ことばにならないもどかしさかかえてはしれ直感
....
こんな日だ
薄曇りがやんわり晴れ
暑くもない、寒くもない
欠伸がよく合う昼下がり
うたた寝みたいな日曜日
乾いた目やにを払いもせず
裸足の男がリビングで
ぼんやりと窓を見ている
昨 ....
私は盗人なんじゃ ないだろうか
偽善者では ないのだろうか
自問自答しながら 頭を振るから
生きて いられる
首が 真っ二つに 割れずとも
直線状に
そう 例えば
雷が 大木を ....
太い奴だ俺を知らないなんて
Peace&Loveは誰だって唱えられるわけじゃないぜ
ピストルの銃身を触ったことのない奴に
死の意味が分かるわけがない
Holly Bibleをくれよ
俺から命 ....
標を砕いた
白い轍を
船が昇る
すぐに
消えてゆく
光の棘や 岩の双六
花でも羽でも在る息の
葉ひとつ分にそよぐ場所
乗るものもない交響
川を下り 雨 ....
一度ならず 三度までも
easy going にあまえたまま
いのちびろいしてきた おいら
老残になって やっと気づく
「時」は「風」にながれ
「空」は「光」にひろがっている
....
蝉が鳴いてると思ったら
お隣の山田さんだった
いつものように挨拶すると
蝉になるしかないですね
と、いつもの声で山田さん
その後ふたたび
蝉の声で鳴きはじめた
わたし ....
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