想い出は夏の汗とともに気化してゆく

ひやされて秋の透明なひかりになる

わたしはひとまず泣いていた

少年の郷愁が空を翔けてゆく

存在の影にだけ風が吹いている


空虚なくら ....
今日も暑いですね

君の心は晴れですか?

私の心はしとしと雨が降っています


痛いほどに突き刺さる明るい君の心の日差しは
私なんかには似合わないんじゃないかって
気づ ....
空はうるさく、
紅茶は、すっかり生温くなっていた
じっとりとした沈黙が、
部屋中に散布されてから、
物語を見守るふたつの眼が
ゆっくり剥ぎ取られて
くり返しうつ寝返りの音
汗ばんだ背中が ....
蝉の音が、君に夜明けを告げる
ぬるい麦茶を一口だけ飲む
連日降り続いた雨が
大気に馴染んで、
呑気に夢も見させてくれない
じりじり揺れる、夏の日だ

寝起きの君は
ふらふらと窓辺へ歩き ....
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OoE ....
どこかにいけて
どこにもいけない
逃げる事がどういう事かも分からないまま
私は今日も走りだした

バックミラー越しに見る
通り過ぎた景色は
全く知らない場所に思えてしまうよね
見慣れた ....
風、騒ぐ
浪は立ち

 君は冷静
 世界は平静


世は暗く
我が魂も暗く

 君の涙が
 紅く光る・・・

この世を一閃薙ぎ払う
巨人の斧は

 僕達の中で夢と潰えて ....
今日も怒りのスイッチが入って、私は、動かなくなった…

動かない

身体も頭も
悪魔はようしゃなく…トガッた言葉と拳を振り上げて殴った
殴って殴ってそして、私は、見えない傷と右手にアザがで ....
原寸大のあいを
ゆりかごで揺らす
太陽のひかりを浴びて
おおきく育まれた
栄養素というむすびつき

遠くで誰それが呼んで
名があかく色づいたよう
葉脈を通って
根から吸い ....
眩い 暗い 世界で
僕はひとりぼっち


山鳩は朝を告げるのをやめ
向日葵は俯いている


何を信じればいいのか
自分すら曖昧だというのに


逃げだしてきた丘には
花に集う ....
病室の小さな窓
奈落に引き込む入口
鉛の空が目に溶け込む

裂けゆく毛細血管
白い錠剤が命綱

『タスケテクレ』

思わず呟く祈りの言葉

奈落はぽっかりと口を開け
今か今かと ....
たとえば

有効期限は三日間

それをあなたに伝えなかった
戻らないのはそのせいか

あがる温度と
冷える心

自由にも責任ってあるでしょ
八つ当たりしようにも
太陽には届か ....
アビシニアンを飼うことについて想像をしてみる。水を運ぶエチオピア人の踵が、農園のブービートラップに触れる。用水路に落ちた1万円札。それは今朝妻が落としたもので、わが家の家計からは同じだけの損益が発生し .... 巻き込んで
傷つけて
疲れさせて
そうやって背負いこんできたんだな

どっか行くために
歩くのは疲れたから
苦しいから
向こうだけあれば良くなったんだな

どんな道に
どんな ....
透明から
溢れるような
ちいさな恋の始まり
色づく
季節をめぐり
花咲いたあの日


売ったり買ったり
できるものほど
重要ではないかもしれない
売り買いできないものを
やりと ....
…海水浴場へ着くと家族連れはもう帰り支度をはじめていた 。
ほしかったポロシャツにもまだ未練は残っている 。
車で走れば雨雲がついてきて
ぼくの右脳に影をさす
…一瞬すれ違うひとから過 ....
最近は、音楽の授業にスマップの曲が出ていたりすると言うから驚きだ。近々、ミスチルやサザンの曲も教科書に載ったりするのかもしれない。だけど、そんなことは長くは続かないだろう。すべての歌には目的という .... みんなおやすみ

きょういちにち

散歩していたひとも

友達とすごしたひとも

じぶんの心とすごしたひとも

みんなおやすみ


ぼんやりとした不安や

ちいさな怒りで ....
ぽつりと、世界に取り残されたおれは

静かに目を瞑って世界をつくった

隣には無愛想なきみが、珍しく饒舌で

あア、こんなとききみが隣にいてくれたならおれは

今夜は随分と筋張った月が ....
私のかなしみが
のりうつるなんて
いつわり

ふるえた
ことばは
宙を見ている

拭えない色
息をころし
ここにいるだけの
花になる
衝動は次第に、静かな波のようなものへとそのかたちを変えてゆく、無くなるのではない、そういうものへとかたちを変えるのだ―それがかたちを変えた途端に、多くの人間が無くなったと感じてしまう、失わ .... いつになったらその時はやってくるの
すべての物事の意味を学べるときは
みんな兵士になって旅立っていった
剣や槍を携えて
争いはいつまで起こるの
理想主義の終わり
でもいつかわかるはず
愚 ....
明けながら坂道を登っていく。右のポッケにはのどぐろの塩焼き。左のポッケには等身大のロブスター。ポケットを叩くと、天皇杯を掲げた男の声掛け事案がひとつ発生する。交代を告げられたブラジル人は、ロッカールー .... 洗濯機が壊れそうです
ガタガタ大きな音をだします
横揺れがはげしいのです
つめこみすぎかもしれません

綺麗に洗いたいのです
今日の汚れなど
あなたの匂いなんて
影ほども残さないで
 ....
「どうしようもない」が「どうしようもない」に
くどくどいちゃもんをつける梅雨
も一人の「どうしようもない」は
冷蔵庫とクーラーを両手に従えて
濁流の中へとんでゆく。

「どうしようもないね ....
帰りの車内
会話の隙間
割り込む沈黙

何か話さなきゃ
不器用な話題に
君は笑う いつものように
優しい人だって分かってる
だからこそ不安になる時もある

君が好きだよ
その気持 ....
羽化するものを
手渡されたことがありますか

「これ、今日の午前中ね」
生物部の男の子がくれた一本の小枝には
冷蔵庫から出したてのサナギキアゲハ

「羽化する瞬間は見たことがない」
い ....
ちいさなフリルの紅が

ちぢれた風に

澄ました顔でゆれている

百日咲いたら散ってゆく

蒸す日差しの

恩師の休むベッドの上


疲れたからだを考えたら

さるすべり ....
少年は飛んで行った
アスファルトの空に向かって
自由が欲しかった この世は生ける監獄

少年が泣き叫んだ時
世界は耳をふさいだ 目を閉ざした
口をつぐんだ そして今
彼が手の届かないとこ ....
赤い雲が青空に溶けていく
さなぎの上に 初めて羽をひろげる鬼ヤンマ
透明な四枚の羽と 複眼に陽が射す
洗濯ものを 外に干す

水辺の近くに立つ 銀の洗濯棒が光を集める
風波をかぶる池の石  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
少年の郷愁吉岡ペペロ8*12/7/16 16:14
土砂降りジュリエット012/7/16 16:08
雷光 Part2風呂奴112/7/16 14:35
山の麓も海の日で112/7/16 14:22
crc反現代死212/7/16 14:20
shasou-斜想Neutra...412/7/16 13:12
前に進もうyamada...312/7/16 10:00
動かない…スマイル?012/7/16 9:14
逃げ水を追ってかんな5*12/7/16 8:52
眩い・暗い・世界うずら豆6*12/7/16 8:28
2*12/7/16 8:27
たとえば太陽朧月712/7/16 8:15
水を運ぶ【ツイート詩002】シリ・カゲル012/7/16 8:08
竜門勇気212/7/16 7:15
透過するきせつかんな4*12/7/16 4:51
/中断 /アラガイs4*12/7/16 4:22
日本人は、観光客番田 212/7/16 1:38
みんなおやすみ吉岡ペペロ612/7/16 1:31
雨とエレヂーきや112/7/16 0:49
麝香212/7/16 0:16
ビート(スピード、そして静かな波)ホロウ・シカ...012/7/16 0:08
争いよ終われ黒髪5*12/7/15 23:42
告天使の一月【ツイート詩001】シリ・カゲル012/7/15 22:34
洗濯機より朧月312/7/15 22:24
夏だ!草野大悟2*12/7/15 21:09
沈黙1486 1...112/7/15 19:13
羽化するものを小池房枝9*12/7/15 14:27
百日紅の夏吉岡ペペロ612/7/15 12:37
アスファルトの向こう側まーつん10*12/7/15 10:57
光る影杖 砂木18*12/7/15 10:53

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