いきたなあ
いきたなあ

くさるほど
いきたなあ

あきるほど
いきたなあ

もう
いやだと
おもうほど

もう
だめだと
おもうほど  ....
彼女は古いホテルに住んでいる

訪ねて来る人はいない

アールグレイの紅茶をこよなく愛し

その香りと味に心震わせている

そんな彼女のところに珍しく人が訪ねてきた

それはまるで ....
私はうまく狂人になれただろうか

一緒に

祈った

私は神を信じないから

一人で
地獄へ行くね
ライダーが勝つのを見てるのか
ショッカーが負けるのを見てるのか
わからなくなったら旅だちの時が来たってこと
不安定なプライド
忘れ残った思い出片手
今食べたサンドウィッチが消えるまで走り ....
あの子は 優しく かわいくて
真っすぐな目を ふせていた
必死な 私のおせっかいには
心開いて うなずいてくれた

ありがとうと 言おうとしても
伝わらないセリフが あふれだす
ごめんね ....
         かぜのやさしい日
  ガラス窓を開示して 勧めました
        レースのカーテンに
            腹式呼吸を

          ひかりの淡い日
裏木戸 ....
手を離さないから
あなたが
どこへいこうとも


わたしが
消えていく
あなたと
溶け合って


消えていった先に
あなたは
一人


わたしの手と
あなたの ....
子どもの頃
夏になると
庭に母がとうもろこしを植えた
毎日水やりをするのは
弟と私の仕事だった

「これ、なんていうとうもろこしか知ってる?」
「とうもろこしに名前なんてあるの、おねえち ....
 ひとを愛せばきっと
 人間らしくなれるの
 置いてけぼりよ
 わたしは世界を知らない

 初めて飲んだコーヒーはまずかった
 おねえさんになりたくて
 苦い淵に立ってはみても
  ....
弐ノ妙


瑞々しさの麒麟と


小童の僕は 思う

たとえ少しでも たとえ儚くとも

長く生きていた方がよかった と

時の鉢の中を

綺麗にでなくとも そこよりもっと
 ....
一ノ妙


その命の長さ 七つの月


おぎゃおぎゃと 君はどんな声で泣いたかしら

「ねぇ 見て 手を握りかえしてくれるの」

ちぃさなちぃさなお手手 小指をすこしだけ掴むの
 ....
雲は刻一刻と姿を変えて

風が吹いている
僕は押し流され
吹き溜まり
澱んでいる

風に乗れる者は僅か
多くの者は無念を抱き
腐敗してゆく

何も変わらない
何も変えられない
 ....
生まれたての赤ん坊が
声を殺して泣いていた

夕陽を追いかけている内に
海に沈んでもがいていた子供

狭いハコの中の更に狭い監獄で
ひしめき合って窒息した中学生

本来なら真っ白のキ ....
曇り煙る空から 蒸し 包む雨

誰にも見えないところに 在り
弱さを強さで
コーティングした
直立二足歩行の木偶の坊

愚かさを優しさで
マスキングした
なんとなく文化的な唐変木

心という
自滅回路の中で
思い上がっては落ち込んで

 ....
ジーン、生まれた事が犯した罪ならば、
ジザベル、今直ぐに僕を犯して欲しい。
僕等が同じ性で無ければ……。
僕等が兄弟で無ければ……。

僕の拳の臭いさえ愛おしく感じて。
赤く染まる君の頬を ....
   / ー| /'´/ /,_-  ̄― ,     ̄ヽ' (i、 ―
 、ー   ヽ: _ ̄ l  - {   ニ     ハノ   ^ ヽ    _⊃_|,  
ィ_/-_   /`   ....
{引用=(煙突)

   獣たちの
   輝いていた瞳は
   もう、眼窩にひそみ
   昼の祝祭は
   夜の灰となり
   細い導管を
   遡る


(車)

 ....
もうすでに
だれかが座っている
私の今朝の椅子に

父かもしれない
母かもしれない

それが
毎日というものかもしれない

背伸びしてでも
前へとおもっていたけれど
くりかえし ....
{引用=  21.徹頭徹尾といったら
     それは徹頭徹尾なのであって
     尾藤イサオではないのです


  22.アイム
     パウロ・シルヴァ
     ト ....
そうして語り部は謳う


燕に託した幸福の王子

お菓子の家の魔女の事

舞踏会に行く灰かぶり


夜毎夜毎に語り部は謳う


もしいつかこのわたしが

語り部になれ ....
変わることよりも
変わらないでいることのほうが
難しいと知った頃

変わることと変わらないことは
まだ等しいままだった

やがてその違いに気づき
そして変わることが失うだけでなく
変 ....
虹色の魚は真夏の雲をかき分け
夕立の予感に誘われ泳いでいく
僕の立つ地面を突き抜けた先の人は
空に垂らした釣り糸でそれを捕まえる

境界線など本当にあるのだろうか
隣町の君はすぐそこで笑っ ....
 割り切りなさい

 あんなもの
 学級運営の一手法でしょ

 いいえ

 それって多分
 学校に限っての問題じゃないし
 子供達に限っての
 問題でもない

 ある程度以上の ....
道化の仮面の奥

星の煌きに
一瞬で心を奪われてしまったんだ

好きな人がいると
虐めたくなる

大人には
いつになったらなれるんだろう

目の前で
表情がくるくる変わる

 ....
歩道の縁石に
繭のように座り込んで
きみは
つぎの言葉を待っていた
つぎの言葉など
もう
ないというのに


プラチナブロンドの
髪に
ピースマ ....
反応のないこと
哀しいこと
寂しいこと
それは エゴ

反応の ないこと
元気な 証拠
便りは なくても
頼りに してる

返信が 来たこと
嬉しいこと
元気が ....
トマトみたいなランプが光り
道脇にヒマワリが咲いている
その葉のうえではカマキリが
カマを振り上げ威嚇している

山はもう嫌味なくらいしげみ
おばあちゃんの睡蓮鉢のなか
澄んだ水は空の色 ....
さかんに水が降りますね
明日に蓋でもするように
おびただしく注いでおります

地面の下はどうなっているだろう
私はこんな時決まって
泥濘に埋もれた兵士の白骨を連想します
それから恐竜の化 ....
あるいはこれが
さびしさなら
まだ よかったね

線路のわきの
姫女苑
のこった青に
境界を引き

のばした先に
ぬれた鉄柵

あるいはこれに
なまえがあれば
なぐさめ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いきたいなホロウ・シカ...1*12/7/22 2:09
彼女月乃 姫花512/7/22 1:31
時代佐藤伊織112/7/22 0:39
化物! *呪いがとけた世界*竜門勇気112/7/21 22:58
優しさのかたち加藤112/7/21 22:31
ある日の空に向けて信天翁512/7/21 22:25
永遠佐藤伊織112/7/21 21:24
とうもろこしを茹でながらそらの珊瑚19*12/7/21 19:12
珈琲奇想霙小町112/7/21 15:08
手向け 名前だけ知っている黒ヱ012/7/21 14:29
手向け 会えなかった君へ612/7/21 14:17
流れるものと留まるものうずら豆6*12/7/21 13:21
「それでも死んでほしくなかった」桐ヶ谷忍412/7/21 13:06
ぬけがら黒ヱ112/7/21 12:33
ジブン ( ヒト )nonya21*12/7/21 12:03
ジーンとジザベル雅寛112/7/21 11:41
 '     >   — `_, , _-|  \//,反現代死112/7/21 10:38
樹々へのコラージュ[group]草野春心512/7/21 8:21
今朝の椅子朧月212/7/21 8:19
詩の磁場(2)[group]草野春心212/7/21 8:05
語り部は謳う永乃ゆち4*12/7/21 4:59
「もう少しそのままで」ベンジャミン2*12/7/21 2:57
真夏日、君と見た白昼夢サトウチカ7*12/7/21 2:31
プライベート・レッスン藪木二郎012/7/21 1:49
日常暗闇れもん012/7/21 0:44
夏の夜ホロウ・シカ...5*12/7/21 0:30
反応のないこと藤鈴呼3*12/7/21 0:19
12色のくれよん亜樹4*12/7/21 0:14
黒アンモナイト記salco10*12/7/21 0:09
鉄柵はるな512/7/20 23:58

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