血管をなぞっていったら
おそらくあなたにたどり着くでしょう
田舎行きの鈍行を三回乗り換えて
きっとあなたにたどりつくでしょう
あの浅黒くって日に焼けた
ごつごつしてたあの手の甲に
ぼくは与えない
ぼくは奪わない

ぼくは信じない
ぼくは愛さない

ぼくは吠えない
ぼくは喋らない

ぼくは嘆かない
ぼくは喜ばない

ぼくは笑わない
ぼくは涙しない

 ....
逃走と讃美 内側から崩壊する冷泉
機微に触れる没食子 裸体から剥離する
望遠レンズ 深夜にまたたいて
また崩壊する源泉 闘争と酸鼻

図像より言葉で あるいは象徴よりイメージで
その長い闘 ....
  夜半、
  食器棚の中に
  銀色の双眸を宿した
  生温い女がはいっていて
  その白い吐息は
  ガラスの扉を曇らせていた



  他にはいっていたのは
  腐っ ....
  あなたの狭い部屋の
  ヤニ臭いキスと
  ヤニ臭い枕
  抱きしめられるたび
  ごんごんと揺れる古いギター



  それは嫌い
  私のしかめ面に
  気づかない ....
大学ノートの残り枚数から現実化する七月。缶コーラの飲み口からオレンジ色の液体を滴らせて、校庭から空へと引かれた石灰をコンバースで無造作に踏みにじっていく。もう草むしりをしないから、校庭の隅から雑草があ .... 心灯火散り花火


夏が来て風が吹く

夜が来て明かりが灯る


心灯火散り花火


あなたが居て永久を願う

わたしが居て愛を示す


線香花火は悲しい色 ....
               120725


あすは夏のお祭りで
子供御輿もデルという
蝉が鳴くから夏なのさ
腹巻き鉢巻きピチリと巻いて
金色の鳥も空を舞う
笛の音ピーヒャラ後を追い ....
紫陽花の咲く名刹に















今から行くから ....
牛丼屋でウシが食事をしていた
まさか共食いか、
と思ってよく見ると
豚丼だった
食べ終えたウシは
お父さんごめんね、と言って
手を合わせ
泣き始めた
他のお客さんは皆
見て見ぬふ ....
街で私を混乱させる
お調子者の愛は
ダンスから始まる

アルコールの滲みた
価値を持つ臀部から
放たれた気体の針

掘るべき穴以外は
装備した時間さえ
目眩のランページ

大振 ....
エンジの不思議
エンジンは 不思議だ

タンキトウ とか ヨンキトウ とか

祈祷では 有りませんよ
機能でも 有りませんよ

いえ
機能は どちらかと 言うと
必要な 部品なんで ....
遂げられない想いを

今も抱えている。



この想いが成就することは

雑木林に薔薇が咲くようなものだ。
重ね重ねの紺碧の この空に 

投げかける吐息を 

最盛期の第二四季が

情熱をも越える強靭の風が

運んでゆく

重ね重ねの夜空の色をも 飲み込む

この空に

情熱を ....
肌色の修正液があったなら君の写真に塗りたくるだろう。
思春期を迎えに来てるぽっかり開いた大人への入口。
制服の上でしか知らない君の身体を想像しながら創造するのさ。
知らないでくれよこんな痴態を。 ....
ストロンチウム90が10都県で検出されている

セシウムと比べ微量だと言われていたストロンチウムが、だ

鉄よりも重いから飛散しにくいと言われていたストロンチウムが、だ

半減期は約30年 ....
よるに
向かいあって
ぎざぎざした

あさが来てもまだ
ぎざぎざした

こころが
溶けあわないので
せめて
からだだけでも

寄りそってみても
ぎざぎざした

月が
 ....
「砂浜にて」
                  木の若芽

海はにぎやかに人に満ちた
ビール 浮輪 潮風
波打ち際を走ってみた
かもめになる準備のように体が軽く
潮の匂いが強くただよう ....
心のちから
              木の若芽


花という爆発が小さく大きく起こっている
庭中 町中 世界中
その全部を起こさせているのが
あの一個の太陽
この一個の地球
小さな ....
歌祭りのうた
              木の若芽


朝風に揺れながら目覚めてゆく


そちこちに大きな蜘蛛の城ができあがった
破れそうな飛んでいきそうな薄い紗に
澄んだ水滴の玉飾 ....
明日のわたしはわらっていますか?
明日のわたしはかなしんでいますか?
明日のわたしはなにをみつめていますか?

明日のわたしが生きているのなら
生きていることに
ありがとうをいうでしょう
 ....
夏休みの宿題を
やらないまま今になっている
イキルということへの抱負

季節と同じ熱い課題に
流されてここにいる

答えなんてあるの?
それをだれにきけばいいのか

夕暮れにかくれ ....
あれは雲だろうか


それとも


空を泳ぐくらげたちが太陽を食べているのか



――――――――――――――――――――


7月にしては優しい夕日をおれは眺めていた
 ....
今の遊びはつまらないと
君が言うから 僕は
シャレたハートで街に繰り出す 寂しがり屋
持っているのは ただ オマエだけの手紙
心には 何も 持っていない


僕の同意を求めているようだっ ....
夕焼けは葡萄酒
そしてウミネコたちは翼を広げる

水平線、
海と太陽が
昼と夜を描き分けるその場所で
羽ばたきは燃える

わたしの視力が
永遠に追いつけないその場所で
世界の一部始 ....
真昼の太陽を
全身に浴び
蒸発していきそうな
夏でした

夜中の闇を
吸い込み続けて
窒息しそうな
夏でした




夜明けの空は天高く
苦しまぎれに
起き続けていた ....
休日で賑わう雑踏を彷徨していると
あいつは俺の心臓を奪って
逃走した
俺は追いかけた

だが
心臓のないわたしは
三歩と進めず倒れた
散歩の人に
追いかけてくれと
頼んだが
心臓 ....
「素因はたぶん、耳ね」
おまけに、抜け落ちる髪と繋がっている緩んだ肉体は耳のためにあるらしく
耳の熱を冷まして寝ないと
ふとんに泌み込む塩素にわたしの夜を知られてしまう

「結果はたぶん、口ね ....
トイレットペイパアになった語だもの

よわいの

みずからに

てれるの

むこうみずに

ながれるの

みずかけろんに
しょげるの

みずいらずに

とけるの

なみだに


 ....
小さな子供のやわらかな髪を
指でやさしく梳かすように

風は愛撫する

幼いころから見慣れている
名も知らぬ野の草花を

市営住宅が建ち並ぶ
隙間の小さな芝生の上

心地良さげに ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
無代水玉4*12/7/25 23:16
仮面HAL4*12/7/25 23:10
生き物たちの墓場瀬崎 虎彦112/7/25 22:35
生温い女草野春心812/7/25 22:29
Love And Hate412/7/25 22:27
現実化する七月【ツイート詩008】シリ・カゲル012/7/25 22:11
心灯火散り花火永乃ゆち14*12/7/25 21:41
休載あおば5*12/7/25 20:22
紫陽花の咲く名刹でTAT212/7/25 20:18
都会図鑑4たもつ712/7/25 19:04
ランページ和田カマリ3+*12/7/25 18:23
ジングル エンジン藤鈴呼3+*12/7/25 16:42
雑木林に薔薇の咲くこと。永乃ゆち6*12/7/25 14:16
情熱を乞う朝焼彩茜色10*12/7/25 13:00
『肌色の修正液』東雲 李葉012/7/25 12:48
ストロンチウム90吉岡ペペロ212/7/25 12:30
ぎざぎざはるな512/7/25 11:44
砂浜にて木の若芽212/7/25 9:58
心のちから112/7/25 9:46
歌祭りのうた212/7/25 9:44
明日のわたしそらの珊瑚9*12/7/25 8:23
いきている影朧月312/7/25 8:14
くらげの乳歯きや112/7/25 3:45
グッドバイ・マイ・ラブ番田 012/7/25 2:52
防波堤風呂奴412/7/25 1:38
ひと夏ひと朝シホ.N212/7/25 0:38
急襲と吸収灘 修二0*12/7/25 0:07
それは、たぶん阿ト理恵8*12/7/24 23:52
流月5*12/7/24 23:49
夏のこどもたちただのみきや24*12/7/24 23:39

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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