あのお船は

 あんなところに

 ぼーっとして

 いったいなにを考えているのかしら

 休むなんて(ずるい!)

 見ていなさい

 今に 海から落っこちるんだから
 ....
休日。 
ふとんの上にのびている、午後 
窓の外から 

  かーん   

威勢のいい、ゲートボールを 
打つ乾いた音が、青空に響く 

(何故、僕の目の前に 
 もやはもやもや ....
コロッケを箸で摘みあげたら 
笊に敷いた紙に沁みる 
人型の油があらわれた 

いつも凝っと 
あちら側からこちら側を 
覗いている 

世界のまなざし 






 
手のひらを見てごらん 
五つの指紋は 
太古の時を越えて 
君にしゃべっている 
刷りかたが足らないんだ

牛丼が値上げされるくらい

回転寿司が120円になるくらい

だれ抜け駆けすることもなく

利益率はそのまんま

給与が跳ね上がるまで

円安が世界を ....
赤ん坊は何故生まれてきてすぐ泣くのだろうか

それはやさしい世界から厳しい世界へと来たことを

すでに知ってしまうからなのだろうか

生の悲しみをすでに知ってしまっているからなのだろうか
 ....
高山の峰に
一輪のスミレが咲いていた
そのスミレはピアノの音を奏でた
薄い空気に澄み渡る音

スミレのレの音を聞きたい
スミレのレの音は
誰にも出せない音
スミレのレ音を聞くと
私は ....
自分のどこかに
リセットボタンがあって
いつでも
このつまらない人生を
終わりにできる
そんな風に考えたことがあった
でも
そんな都合の良いこと
この世界にないってことも
どこかでわ ....
君は君を生きているのさ
僕が僕を生きているように
だから分かり合える日なんて来ないのさ、
生きている限り
だけど分かり合う努力はできるのさ、
生きている限り
相手を知ろうと思えるのは
誰 ....
涙は跳ねてイルカになる
そして旅に出るんだって
浴槽のなかで
そう思っていたこと
未だ信じている


真夜中に飛んでいる
飛行機の音を聞きながら
ふと思ったこと
きみのいない世界っ ....
{引用=
どこにもいかない、はなれない、といった、皿のうえで
ソーダのゼリーがゆれていて、わたしはなんだかかなし
くなって、すこしだけ涙をながした、冷たくて堅そうに
光っているスプ ....
空白に惑う夏の圧力に臥して
緑の原を日の泉で浸す
触ることは出来ない 耳に聴くことも
地下鉄降りて改札抜けて階段上って、パンツ、パンツ見えパ、見えないし、ふつう見えるわけないし、適当に広告でも眺めてたふりして視線を流して、熱風にやられる、マックブックを脇に抱えたランチ帰りの会社員を見送 .... nothings
あるいは
母親およびあなたへ

時を開く場合には
目の前に現われる
星座たちの絆をほぐし
新たに繋ぎ変えて
造り直さねばなりません

5000年かけて
出来上が ....
どうせマイナスの価値しかないんだったら
それを徹底すりゃいいのにさ
やっぱり意味があるほうがいいとか
見た目がいいとか
そんな意思がちょっとでも顔を出したら

興醒めじゃねえのかっ!

 ....
私は今日も人を羨んでいます。
そして同じように
人に苛立ちを感じています。
それは昨日も同じでした。
だからきっと明日も同じになるのでしょう。

そ ....
霧が低く立ち込めている

地平に連なる街並みの輪郭線を
淡い紫が滲ませるように覆っている
その帯状の霧のすぐ上に
なだめるように添うように
葡萄鼠の月が出ている

こころも身体 ....
ピアノ弾くあなたの指を
私はじっと見つめている

ときに優しくときに激しく
流れるように囁くように
指は{ルビ水面=みなも}を
夜の水面をはじいて動く

私のためにだけ{ルビ一夜中 ....
歩いていました

水平線は見えません

とても見たかった水平線は
霧に隠れて 今日は いません

知っていました 本当は

ここは霧の浅瀬
いつもいつもけむっています

 ....
キラキラ輝く
青や水色のビー玉
両手ですくって
光にかかげる

ビー玉の中は
青や緑や白や赤や
幾重にも色が混ざり
私は無意識に息を止める

これは朝顔ね
これは海藻
そしてこ ....
ひとがどうして可愛いのかということを
ぼんやりと考えてみれば
それはだぶんにおしりというものがあるからだろう
あのおしりというやつが
絶妙な形を持ってして
「やすんでいいよ」
などと言うも ....
♥..。―*㉨。:*ฺ+。♡ღ :♥☺
☆ ♦▶Oa♥♥゜; & ....
私はここに存在している
どんな時も
あなたが頁をめくれば

私はここに存在している
あなたが笑っている時もあなたが泣いている時も
私は笑っているあなたを泣いているあなたをここから見ている
 ....
暗号と暗号との暗号は、暗号に暗号のあるものだったのか。
暗号から暗号された暗号を見て、暗号は暗号であると思い、暗号した。
つまり、暗号が暗号する時に、暗号の暗号らしさは暗号され、暗号する。
暗号 ....
愛蔵された内臓

視界の端に捉えた死海の嵐

これらに笛を吹きつつ

解決する領土問題

売りに出された仔猫の心臓

入札者は誰?

肋骨の隙間からのぞいている小さな国

 ....
20代だった若者が、40代になり、50代になって、色々なことに好奇心を失っていくとき、どんなことを考えるのだろう。仕事にしたって、プロセスの問題であることに気づいて、魅力に思えることを失っていくも .... 8月の夜が湿気に

汚れては波止場で吠える

中華街から

仕事に出掛ける女姿

触れたのは埃かぶった

アロエのぐんせい植木鉢


ピアノの連弾

サックスの軽快

 ....
路地裏の子供たちに混じって
じぶんをせいいっぱい主張するそら君
機関車トーマスが仲間らしい

いつもよだれや涙がいっぱいのそらには
お菓子やいちごやそんないれものもあるんだろうね

そう ....
車窓にうつるのは

素っ頓狂なぼくの顔だった

見つめていると

悲しそうな顔になっていった

町明かりが点々としている

みんなきょうは楽しかったのか

みんななんか成長でき ....
トドが河で泳いでいた
重い体を持ち上げながら、岸に上がった
首をあげて
天を仰いで
泣いている
トドは鹿の足を失った
トドは鹿の首を失った
トドは鹿の角を失った
トドは鹿の肢体を失い
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
停泊中水玉112/7/27 0:02
玉を、打つ服部 剛112/7/26 23:59
まなざし 312/7/26 23:54
いのちの声512/7/26 23:49
金を刷りまくれ!吉岡ペペロ112/7/26 23:49
意味HAL7*12/7/26 23:39
スミレのレ灘 修二2*12/7/26 23:25
立ち止まった時eris1*12/7/26 22:52
人間期限なきり112/7/26 22:48
涙はイルカになるマーブル812/7/26 22:44
海のゼリーmugi7*12/7/26 22:29
七月のアフロディテ瀬崎 虎彦112/7/26 22:04
テレビデオガール魚屋スイソ1112/7/26 22:04
nothings和田カマリ1*12/7/26 18:22
脱水猩々 〜熱中症のオランウータン〜花形新次012/7/26 17:49
ある程度必死に生きているので中山 マキ112/7/26 17:41
葡萄鼠の月ルナク212/7/26 17:18
小夜曲612/7/26 17:12
霧の浅瀬512/7/26 17:00
ミツバチ812/7/26 14:27
おしり水玉412/7/26 14:23
◡ლ(╹ლ ...反現代死3*12/7/26 13:22
一陣の風yamada...712/7/26 10:05
灰色の窓から覗き見る少年が夜に眠る青土よし112/7/26 6:57
心臓の領地高原漣0+*12/7/26 3:06
夢のクオリティ番田 012/7/26 1:58
8月の波止場吉岡ペペロ412/7/26 1:04
そらにあう梅昆布茶1912/7/26 0:19
車窓吉岡ペペロ412/7/25 23:55
悲しいトド灘 修二1*12/7/25 23:48

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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