あなた思いの
肛門が
世間に指を
さされても
前立腺に
伝わる刺激
やめられないのと
泣いている
どうせ
一度の人生だもの
アナルの祈り
アナルの祈り
半蔵門の宿
....
あなたのいないこの部屋は
あなたを失ったことをまだ知らない
昨日までは
笑い合ったふたりの会話の声も
時には怒鳴り合った喧嘩の声も
聞こえないのに
この部屋はそれすら気づかず
あ ....
ホントに大切な人っていつもそばにいてくれる人!
特別なことは何もしなくっていいんだ!ただ、愛してくれるだけでいい
二人で楽しい思い出作ろう!ね
いつもありがとう
しあわせな夏の夜は
しあわせな夏の早朝へとつながっているけど
夏の昼間は焼け死んでしまう絶望さえ
わたしは家事をしなくてはと
ごまかして
人生を片付けていく
彼はまだ
今ごろ総武線に ....
心の中のゴミを掃く
ざぁ、ざぁ、という
あの音を聴け
塵一つ無くなった心の中の
真空の庭に
ひかりの鳩が降りてくる
そうしてひかりの{ルビ嘴くちばし}は
開き
....
静かな川の{ルビ水面=みなも}は波紋を広げ
今日もざわめき歌っている
その上に架かる橋を
誰ひとりそ知らぬ顔で渡っている
螺旋階段の多重羽化を司る夏の淡蒼球が瞬いている
けれど詩は半透明の憂愁で虚ろに化粧して
液状の街へ出かけたまま戻らない
きっと機械仕掛けの虹のダンスに見とれているのだ
だから私は見あきた窓を裏 ....
{引用=題名だけの詩のスレッドより、
七月生まれの題名たち六年分から取捨選択を重ねて抜粋。
題名だけの「詩」として投稿していたものであるがゆえ、
自由詩のカテゴリーに。
もしもお使いになりたい ....
幽霊の正体を知っているだろうか
枯柳だろうかそれは
それはそうだろうが
そうでもないんじゃないか
あの丘には曰くがあってな
茨冠被りの貧相な男が
死んだとか
....
今日も 通勤電車に轢かれようとする人間がいる
体が線路に放たれる 駅員は走る 苛立つ通勤客
そして 死者と生者の不和に何も出来ず 呆然とする私がいる
帽子の男はその傍で 薄ら笑いを浮かべている ....
{引用=
:::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::: ....
「宇宙樹のうた」
木の若芽
木の葉にさわる
思わず手が伸びてしまう
ひんやりとすがすがしい感触
かぐわしい気が私の体の中に入ってくる
とにかく思いなさい ....
『空 組曲』
木の若芽
1
鳥の飛んだ軌跡を空に追うのが好き
いつも空を見ているのよ
いつも空を見る
人を憎まないよう ....
わたしね
びっくりして
バスブーツのまま外に出ちゃったの
そう
カビとりしてたから
そうしたら外は
一面、お風呂
だから
バスブーツでおでかけ
バスブーツで
遠くまでおでかけ
....
きみの発明が鍋の中で
音を立てている
そっと煮込んで丸めて焼いて
深皿たっぷりの
野菜とビネガーで食べましょう
わたしあの人に死んでほしくないの、なんて
気持ちで言わないで
....
すべてをきおくしている
とのたまう筋肉が鉱石になり地球を今
旅立った
これからのきおくはまかせるぞ
と私に託して
忘れないようにと誓う心は
ガラスキャンバスの水彩絵に似ている
定 ....
森に木が立っていれば
私は間違った側を選ぶ
より愚かな方へと進んでいく
夜をライトで照らし
真昼に灯りを消す
小さいころから書いていた
星を探す日記
手紙のような落書きは
足跡を残 ....
蝶が
土にたかり
互いの喉に触れ
青い夢を見せる
幾度もの成熟
生まれ変わりを
軌跡を描き
焦がされている
羽が
また地面に落ち
辿りつけない木陰に
終わらない
あなたが死んで ....
ユーロは崩壊するだろう
そして 欧州には 平和が訪れる
統合など無理な話だ
文化を一つにすることなどできない
曇の無い空が
何層も重なり
広く平たい建物のように
さまよう色をして建ち並ぶ
夜のはじまり
手がつかむ空
ひらいて ひらいて
上の上の糸
波は常に流 ....
わたしと犬と
雪の契約
灰空と歯に
降りてくる白
わたしとすずめ
{ルビはなれてくらす=ちかづけぬまま}
わたしとすべて
{ルビはなれてくらむ=ちかづけぬまま ....
英霊など無い
優劣など無い
霊はすべてに泣く
遅く速く
時を踏み 高く
すべてに散り
すべてに撒かれ
すべてのすべての為に哭く
....
思わせぶりな態度で
僕を振り回す君
話題が途切れず長くなる電話
飲み物の回し飲みで間接キス
手を繋いでも振り払われない
一緒にいることが嬉しくて
楽しくて仕方なかった
その分
....
きみらは冷酷で不条理なこの世界を変え
新しい世界を創りたいと言うことに
ぼくは一切何の異議も唱えない
でもきみらの遣り方は間違っている
きみらの遣ろうとしていることは
破壊やテロと同じ行 ....
埃っぽい雑駁な田舎の街道脇に
その自動車修理工場はあった
そこには世間的にいえば不幸な人間たちが住んでいた
太陽に照らされ雨には蔭り
風には押し黙り春には綻び
夏にも ....
悲しみの中にある一片の想い
ただ、聴きたいその歌声
ただ、聞こえるこの叫び
何も無い、今という時間
全てある、明日という希望
まやかしのような
偽りのような
....
エベレスト枕に眠る
ここには
小さな岩の塊と 冷たい流れがある
登って岩の頭に立つ
柔らかく乾いた苔のジュータン
その邪魔な苔を無残に剥ぎ取り川に捨てた
何千年もの間 誰にも触れられた事のない世界と ....
ああどうして
あなたは、貴方は
赤の他人の私の前で
私が見ていた数秒後で
その黒と黄色の不可侵圏を
飛び越えて、乗り越えて
サーチライトに照らされながら
何を思って、どんな心で
大勢の ....
君に会いに来た
昼も夜も越えて
君を観たくて
やがて夜になって
どうせ朝がくる
そしたら少し散歩しませんか
君に会いに来た
ついでがあったので
君と話したくて
やがて帰る ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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