木が空ばかり見ている日
木の若芽
木が空ばかり見ている日
わたしは心をふりしぼり
出る限りの言葉を
なる限りの祈りや歌や叫びや呼びかけにして
流そうとする
....
俺の手を離さないで
地獄行きの崖の下に落ちないように
だから、全てを理解する
君の全てを理解する
分かれば通じる
君の手の重みを感じる
俺が救い出してあげる
そんなところにいつまでもいち ....
「宇宙樹の秋」
木の若芽
やわらかな陽の入ってくる林の道
耳をすまそう
耳に手をそえて
鳥の声がひとつひとつ
きわだって聞こえてくる
高い声 低い声
陽 ....
暗闇から
まだ誰も開けたことのない
部屋のドアを
ノックする音が聞こえる
それがすべての悲劇の始まりだった
枯葉のように積み重ねられた
プレイボーイやGORO、スコラ
どれひ ....
1本目
酔った頭で考える
「我々は一体何者で、どこから来て、どこへ行くのか?」
about:blank
巨大な空白が私を埋め尽くす
ここは荒野か?
否、人間の土地だ 人間が耕すべき土地だ ....
空元気は宗教家のはじまり
だけど僕らは
宗教家でもなんでもなくて
これといって
なにするわけでもなかった
空っぽだから
なんだか元気になれるんだ
そううそぶく ....
何を残していくべきか、何を食べなければならないのか、どのような回転数が一番ふさわしいのか、そんな問いたちを浜辺の光の中へそっと解き放つ。浜辺はやがて郊外となり市街地となり事務所となる。そこからさらに遠 ....
青信号の点滅に 絶対に走り出せない
雀をおどかしたことはない
念には念を 押して叩いて壊れても修理する
深爪の隙間に邪気が来ないよう
己の紙一重の欠点を煎じて 喉が渇く
....
焼け落ちた廃屋
暖炉
血塗れた鋼
少女
デュラハン
私の居場所は…どこにあるんだろう?
家にいて、自分の部屋なのに邪魔って言われた
周りは真っ暗何も考えられない。ただ、涙が溢れるだけ!うれしいこと悲しいこと耐えきれなくて、出てきたこれは ....
流水の音で目覚める
傍らには骸
ここはどこ
秋のよう
銀銀杏の根に眠る
千年の果て
シャベルをあてて枯らそうか
それともここで
待とうか
セラミック
パネルの点滅
....
正装した男女が街並みを歩く
会社や官庁の欠落を埋める駒として
この森のように自然形成された街の中で
それぞれの大樹の中で代謝の手助けをしている
僕もその森にまでは入った
森の中をあちこち ....
ふくらみかけているのに
信じることからさけていた
体中に細い針がいくつもいくつも刺さって
抜いては星の砂の中へと仕舞った
他人も自分も
自分も他人も
打ち寄せて返す ....
社会の流れにやられっぱなしで
成す術もなく落ち込んでる間に
金の力と時に流され
何も立証出来ぬまま
健常者目線の世の中
当たり前のように過ぎて行く
身体障害者だから
精神障害者だから
....
その夜そらは光の雨で満たされて
彼方の丘の上にまたひとつ星が突き刺さり
まるで堕ちてゆく天使のようにうたいながら
ことばのかけらのように降り続けるのです
こえにならない声がきこえて
胸を ....
目を閉じて
瞼の裏で泳ぐ半透明の熱帯魚
朧げな景色
緑に覆われた朽ち果てた遺跡の中で
私はとても柔らかい座布団に座っている
宙には
カップ麺の容器がたくさん浮いてお ....
リボンを解き箱を開く。赤い花束の一部が見えた瞬間、混入されていた爆発物が発火した。鋭い閃光が放たれて視界の全ては真っ白になる。頭を貫く耳鳴りが徐々に遠ざかる、遠ざかる道程には乱れた鼓動が穿たれる。穿 ....
フランスには
特に何もなかった
だけど生きているような気がしていた
色の無い景色の中を
僕は 歩いていた
何が僕をそうさせるのか
わからないけれど 歩いていた
体に悪い食べ物 ....
きらりひかる
たあいない ことばのはし
きらりひかる
いたみをのがすてのひら
きらりひかる
「義妹が大腸癌だったんだけど位置がよくて、肛門は残せたの」
....
青いのである
水に満ちた空は
震えている
ひたひたと歩く雨に怯えながら
僕は泡にうずまる
空がいつか落ちてくると
信じ恐れている
しかしながらそれを
待ち ....
「おかあさん あの人 飽和してるよ」と
小学生くらいの子が僕を見ている
「大人になると 何人かは ああなるのよ」と
お母さんが僕のほうを見て子供に説明している
※
胸の奥 ....
祖母が大事にしていたサボテン
それが枯れて軒下に放置されると
ひ孫がデッサンの対象にしてしまった
(若し温室に並んでいたら
祖母は民話の対象にしていたかも知れない)
....
詳しくは番組ホームページで・・、とお茶を濁され
また今度での朗読授業の次の機会が決してないのを思いだす
思いだせ! 悔悟の数々を水に流して朝焼けの海に戻し
黄色の大地をグリーンに染めた大雨に
....
※男なら 男ならやってみろ Let\'s Go!Here We Go!
この街に45年間住んでる呑んだくれのように
あんたが言ってた6畳の部屋の窓の景色のように
ただ素晴らしい 答えなき この人 ....
いくつかの朝と夜が
一日を切り分け
昼間を結ぶたび
あるようで
ないものを
数えていた
いくつ数えても
増えないものを
数えていた
いくつかの朝と夜が
泥のような一 ....
いつも同じにしてるのに
甘い日と
苦い日
傘を持っていっても
いかなくても
はずれそうな空
一杯だって
同じ珈琲はないんです
しても
しなくて ....
とくべつ じゃないことに
どこか で 気付いてた
とくべつな場所へ
いつか行く気がしていたけれど
駅までの道のりは
年々かかとが擦り減るばかり
信号待ちの交差点で
苦手なあいつとまた ....
ぼくは会社を休んだ。株式の建築会社だ。今朝、目を覚まし、まだ眠りたらないモグラのように目頭をこすると木魚を叩きながらこっくりこっくりと居眠りをするつやつやなお坊さんが一瞬あたまをよぎり、その幸福そう ....
/朝焼けを待つ。そのあいだに。口当たりのいいことばかり。話してしまうのを許してほしい。希望や。理想。その怪物的な言葉たちの。立つ瀬がなくなっていく。冬の夜の海浜の。そこここに。誰にも模写されたことの ....
ふんぐるい
むぐるうなふ くとぅるう
るるいえ うが
ふなぐる ふたぐん
大雨の後で下水道が
おかしくなった
台所の水が流れる時も
洗面所の水が流れる時も
風呂場の水が流 ....
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