じいさんの後頭部にわらのひもみたいなもの突き刺して脳ミソ通って右目から引っ張りだす、したらもうひとりじいさんを呼んできて今目から引っこぬいたひもをそのじいさんの首の付け根のへっこんだ部分にねじ込んで同 ....
送電線をたわめて
音階をすこしだけ揺らす、風
それは記憶の
中にだけある透明
もうどれくらい
わからなくなっているのだろう、わたしは
君のやさしさをひとつずつ踏みしめながら
風に向か ....
がんばり方がわからない君へ
もういいやって思っている君へ
こころがひび割れそうな君へ
エールを送ろう
空のグラデーションを眺めてみなって
木々の声に同調してみなって
とうめ ....
死がない
僕は死に
想いを馳せる
僕のまわりに死がない
僕は死人に恋する
が愛といえるか
僕のまわりは真空状態
人や言葉がない
そして死がない
僕に死を
僕に死への ....
役立つ人の舌を備えた脚
友達女王はそれで舐める
壊れるほどの楽しい感覚
性格を大股に歩かせ
制限された道具を仕入れる
それがストッキング責任
仕事を記録する痴女ブログ
毎日大阪日本橋新聞 ....
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実に安価に
実現される
市販品より
遥かに安価
麺は手打ち
具材はこれ
はんぺんと
そのほかだ
計算してみ
滋味として
適切なのよ
....
おそらのりんとはれたひは
かみひかうきをおりませう
どこかできっとなひている
おともだちまでとぶやうに
おれたらそっとおくりませ
かぜがひゅうとはこびます
まどからはなれゆ ....
逆立ちしたくなって
雲の底をひっくり返して
ごっちゃんですの青い空鍋
てんやわんやのこの前の出来事も
ごっつり煮詰めてしまえば
薄味醤油がたっぷり染み込んで
こってり泣き虫だっ ....
生き過ぎて
置きどころのない身を丸め
世界じゅうの
音を聞いていた
気持ちばかりが散らかってゆき
世界が
どんどん狭くなる
それから、立ち上がって
なにもかも行き届いた ....
うちの
父ちゃんも母ちゃんも
ずっと俺を
放任主義で育てたんだ
成績表が
しょっちゅう
オール1 ....
雨あがり
ひたひたとどこかで
小さな眼が
光っているようだ
きっと虹を隠しているんだ
あいつら
カナヘビたち
すこしずつ
空の時間をずらしている
気をつけるんだな
光ってい ....
9月、残暑の炎天下を北から南へ
駅前通り商店街に響き渡る野太くて渇いた音
ドンッ!…
三、四拍置きながら、ドンッ!…ドンッ!…
喧騒とした中、一瞬だけ空気を響かせる
水瓶座(ア ....
あまりにも以前に用意されていた絡繰が
突然に動き出す
始まりがなんだったのかなんて
考えるすべもなく
荒野に差す陽が翳り
僕たちは身を寄せ合う
一番柔らかな産毛を逆立て
震える無 ....
時にいちばん残酷なことを
あなたに言ってやることができた、
献身が刺すようになって
孤独ばかり透明になる
愛憎の宛て
尖る、直接的で暴力的で
いっそう悩ましいものにわたしはなる ....
ごめんな
誰が泣こうが、誰に迷惑かけようが
自分の食欲と睡眠欲と性欲
いじって、ごまかすので
いっぱいいっぱいだわ
だってやっぱ気持ちいいからな
快感と快楽には負けるよ ....
着かざってる
女の子たちに
にっこり笑いかけると
疎まれるけど
だからといって
犬猫にも
すかれない
男の子は
流動的すぎるし
男のひとは
大きすぎる
それだから ....
旅先の朝
隣のテーブルは
幼子と祖母
みいちゃんは、
しんかんせんで、
あのね、あのね、
伝えたいことがあるのだ
オレンジジュースが
朝日にゆれる
私は
私のほんとうを ....
人生の角度に違和感を覚える
最近、研ぎが足りないようだ
前進しようにも
ずぶ
ずぶ
埋もれていく
ベクトルが下向いちゃってるんだ
進んでますけど下降してます
....
コトバの意味がワカラナイ
知らない国のメロディ
不思議にキモチがおちついてくる
きっと子守唄だから
ママみたいな
パパみたいな
やさしさ きっとそれが星の温度
気まぐれなあたしも ....
軽く手を振るでもなく
また明日
会うかのように分かれる
これまでと変わらない
一日の終わり
違うのは
明日からは此処にはもう
来ないということ
それでいいと思った
....
{引用=パラダイス通信}
ジンソーさんの父は曾孫達に
おさわがせおじいと呼ばれていた
八十過ぎての夫婦げんかで
スロー脱兎のばあさんを
スロー猛追し
通報で駆けつけた長男夫婦に
あぜ道で ....
彼は若い頃に、「食物連鎖」で
自分は
誰に食べられるかを考えた
ずっと考えて
ある時
自分が死んだら
虫や微生物に食べられることに
気が付いた
食べられてしまうその時に ....
振り切れてる
キャパオーバーのきもちが
行く先はどこなんだろう
飲み込んでも
零れてしまったことばたちは
もうこの世にいないのかな
ここで会えたら奇跡だと
新宿の街を彷徨い
見知ら ....
ぼくらが選ぶことは
できないことだけど
できるなら人生のピークは
晩年に訪れた方が佳い
それをアーウィン・ショーは
《50ヤードの独走》と云う
短編小説で余りに早く
人生のピーク ....
ただいま
おそとはとってもさみしいよ
だいすきなひとたちに
てがみをかこう
とちゅうでないてしまいそうだな
かなしみなんて
ただの化学反応じゃないか
流れよ我が
貴方からのメールがこないと寂しくなる
貴方からの電話がないと苦しくなる
二人重ねあった肌の温もりがまだ冷めぬ夜
腰をなぞる貴方の腕
頬をなぞる貴方の指
私の体をしる貴方の ....
グローブを投げても
届きそうにない白球を
見送って
近所の売店のアイスボックスの
スライドを上げる
手を入れる
当たり付きを探す
通りがかった同級生に
当りだったらやるよ
と ....
がんばりすぎないで
がんばりすぎると
おもわぬところで
ヘマをするから
あのときも…あのときも…おもいおこせばきりがない
いっぱい しっぱい くりかえしー くりかえしー
いそがば ....
なめらか
という文字を前に
それを知りたくて皮膚に頼る
秋を伝える毛布の売り場で
目にくすぐられ誘われている
くるまりたいのは
なにになのか
のばした指先に
触れる秋色の生 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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