薄い
本なのに
読み進めていくごとに
死者の数が増えていく
人の営みとは?
逸り求める
答えを
土に浸して
熱を持った頭蓋を
冷ます
薔薇色の人生だと
傷を歌う君に
しょうもなさすぎて僕は笑った
すると君は真面目な顔で
歌える事が幸せなのだと
傷だらけの
灰色の顔を
誇るように
笑った
誰かと手をつなげること
君 ....
花火
僕の魂は誰にも 話すことなく閉じ込めた
あの空を 今でも夢に見たままで
心に残った熱は 君の形をした火傷になった
冷えた水を 今でも沁みて痛んだ
さようなら さようなら ひ ....
眼鏡変えたんだね
え、あ、うん、
戸惑いを読み解かれてしまいそう
恐怖、羞恥、快感が
音を立てて入り混じっていく
アップル、
オレンジ、
マンゴーも入れてみま ....
上体を起こして肩当てとモヒカンを外しながら
ヒャハーと小さく呟いてみる
今日の台詞はこれだけだったけれど
会心の出来だったな
帰りのローソンで
チョコレートを16個も買ってしまった
J ....
自分は正しかったんだ。
間違えていない。
罪は軽い。
純粋だ。
誇りに思っている。
これから知らない事を知り
悪い事を忘れ
正しく生きる。
その事によって輝く星となる。
品性 ....
「ゴローちゃんの時と違って本気なの」
「私は貴方が好きなのよ、どうなのよ!」
「好き好き、私のタイプ」
「友達じゃ嫌だ、恋人でないと。」
昔の事だ。優秀でかっこよく痩せていた。
未来も輝 ....
皆に振られ
もう誰も好きになってくれ
ないのではないか
そう思うときがある。
明日から仕事が始まる。
自分には務まるだろうか?
不安を抱え
人に怯え歩いてゆく
神様が最善の道を ....
落下する一滴の体液
足下に舗装された道が広がる。
一滴の体液は一滴の水ですらなく
足下を潤すことはない
アスファルトに吸収されることもなく
側溝に流れる粘り気のある体液
全て虚 ....
盗難車の屋根をぶったぎって
オープンカーにし
日本刀を持って
思いついたままに
都市を
移動する
すべての欲求と気まぐれを 具体化する
アウトサイダーたちのルールを破り
....
朝
かまきり が袖を引く
貧弱な鎌をカフスに突き立て
出勤する私を引き留める
そんな鎌じゃ 草も刈れまい
まして人間なんて 狩るもんじゃあ ないよ
生地がいたむから
その鎌 どけておく ....
丸みを帯びた 秋の空に
猫のヒゲも丸みを描く
床に伏せて そのまま 目やにをつける
区切れない流れる 耳鳴りではない 時の音に
丸みを帯びて 天へ還ってゆく秋の空
ふきだし ....
真夜中
娘の背中をさすりながら
ただ一心に祈る
他に何も要らない
何も要らないから
ただこの子の咳を治して下さい
今この瞬間にも
地球上のどこかで
同じように子を抱きながら
....
守るとか
守られるとかで
くくれないよ 命
うまれて
いきさせてもらって
たがいにみんな
認めたいね
今はいつ?
ながいながいときの
いっしゅん
だいじなじかん
自分の幸せは自分で決める
ほかのだれも決められない
わたしはわたしの幸せを自分で決める
だれもわたしを不幸にできない
わたしの心はわたしが治める
この世の政治家のようにはならない
....
この世界にある全ての喜びを集めても
このキャンバスはその色を変えることはありません・・・
--more click ENTER--
ここにはオークの死体がある
あさましいケ ....
誰かが死んでいて
わたしたちは抱き合っている
朝
誰かは必ず死んでいて
痛いまま
泥へ促される
わたしは抗わず
誰の手もつめたくない
忘れものを忘れたまま
延々とあかるい ....
たぶん無意味だから
働くのも 最低限にして
詩を書くのはやめにすることにした
考える時間を持とうと思う
君のひざまくら震えていた
知らないフリをした
頬に一滴零れ落ちた君の涙
知らないフリなんて出来なかった
いつもは君に甘えてばかりだけど
ただ、ただ力強く抱きしめた
頑張ってる君 ....
{画像=120911010820.jpg}
ベランダから花火に興じる親子が見えた
遠くで見る花火は寂しい
家族で花火をすると必ず
兄弟で取り合いになる花火があった
必ず最後に ....
かっこつけるなよ
近道が知りたいだけだろ
かっこつけるなよ
身体が欲しいだけだろ
楽して生きていたいんだ
泥をかぶるのは御免だ
ババを引くなんていやだ
若いままでいたいんだ
責 ....
星の街で
包むものを探して歩いている
いつからか
それはお金で買えると知った
ぼくらは生まれる前
水の街にいた
そして、包まれていた
その記憶を取り戻すために
服や鞄や帽子をまとい
....
泣きたくたって泣かない
笑いたくもないのに笑う
言いたくもないことを言い
言いたいことは言わずにいる
その哀しみから逃れるために
僕らは今夜、旅に出る
言葉なんかい ....
会社での10時休暇は10分間なのだが 実際座って毎月ひとり500円の会費で出てくるお茶菓子でお茶をすすれるのは ほんの数分だけなのだが 会話は有る。
今日は東京スカイツリーのおみやげの ヒョウ柄 ....
いつも猫ばかり見ている
静謐な佇まいに時を忘れ
衝動のまま自らを由とする様に息をのみ
猫という美しい獣に憧れ続けている
わたしは悲しい犬
どれほど否定しようとも
....
遠い遠いあの月を
強引に引き寄せて
無理にでも抱き寄せて
眠りの深い底まで
落ちていってしまいたい
待っているんだ
あの闇のもっと先に
色あせたふたりの呪文は失敗し
代償はひとすじの涙
そしてひとりだけの沈黙
※「ひみつ」の蛇足
http://po-m.com/forum/showdoc.php? ....
私生活でも社会でも
人を助ける力がぼくにはなかった
雨雲が垂れていた
胸には錨が下りていた
人は自分で決めたいのだ
水色の空が
向こうには広がっている
....
これ飲むと悪い夢見るんや 酒を飲む
突き刺さる 言葉が
雪 だったら
いずれ 溶けるのが
確定して いるから
少しは 楽に なれるかな
雪吊みたいに
いろんな骨組みが あって
たくさんの 隙間から
外 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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