どんな死に方であっても
無駄死にと呼ぶものは存在しない
あがりたの森を目指した
自転車に乗って
とにかくまっすぐに進めば
そこには
あがりたの森があるはず
あがりたの森に何があるのか私は知らない
そこが何なのかも知らない
ただ、ふっと ....
あの時にその口から
とても聞きたかった言葉
あの時に
だれに聞こえても
かまわなかったのだから
吐き出してしまえばよかった
呟き
しなければ良かった
....
従姉妹の貸してくれた
蒼天航路を読んでいて
いつからか絵ではなく
文字を追うようになっていたことに
気付いた
小説を読んでいても
映画を観ていても
存外を求めながら
自分の望む物を ....
雨雲が
僕の上に雨を降らせた
まるで小さな涙を隠すように
雨が止んだら
七色の橋をかけた
小さな涙を
その訳を
そっと暖めるように
大きな太陽が
....
通い始めて3年になる
それなのに まだ
一葉の詩も作れないでいる
多くの写真を撮り
数え切れない程の岩や石の曲線を紙に書いたりしたが
学も無く言葉も足りない 私には
....
いつか
わからなくなっても わかるように
稲妻を連れてゆく
径より細く 径を照らす夜
音に分かれ
うたに分かれ
坂は水に沿い
ゆうるり光る
土を泳ぐ ....
あやういですか
あやういですな
どうやら夕陽が 見えていませんな
へそとひたいと てのひらに
目薬をさしては いかがですかな
....
夜と矢と
他に何か
要るものはあるか
傷の周りに
群がるいのり
どこまでもつづく
同じ人々
....
屋上で寝転んでいる
なま涼しい風が吹いている
こんなところなのに
どこからか虫が鳴いている
とてつもないほど風が吹き
またたく星がつくられてゆく
星はあんまり見 ....
マラの国から
やってきた
ちょっとオマセな
女の子
ペッサリー
ペッサリー
不思議なグッズを
装着すると
心置きなく
性の快楽に
浸れるの
ペッサリー
ペッサリー
マラ使いペ ....
世界はやわらかにほほえむ
鋼の構築物は弾力の支点
ぼくたちの内骨格は紅色のスプリングで飾られて
秋の街を歩く
体の直線軸上で世界は右と左に分かれ
感覚器は集中制御室の周辺に配置され
排 ....
ポケットにはひとかけらのパンと
一冊の詩集があればいい
ひとつの主題を
私は何度でもうたう
それは青春ということ
誰にもたれかかるのでもなく
自立した心でうたう
青春の尊さを
光を陰を ....
肩すぼめて
背中丸めて
でも 指先だけは
常に軽やかに踊らせて…
そんなにいつも
誰かと繋がっていたいの?
アドレス帳には200人
このうちの何人と
本当に繋がっているの?
電車 ....
礼を尽くして
空き缶をいただく
あなたの日々は
わたしの知らないところで
正々堂々
みずからの命と向き合っている
早朝
髪をかき乱し
欠伸をしながら外に出る
籠にあふれるビールの ....
チョンペンハムニダ、サムサハムニダ
テクテクマヤコン、サムサハムニダ
エンドレス、サマー、サマー、
チャイナ、エチオピ、テンテン、寒天
食べて出す
健康オタ ....
なんとなく
なんだかな
って 思えるぐらいの
距離にいたいな
そうすれば
てを当てることも
そっとしておくことも
できるでしょ
大丈夫だよ
あなたの手がそういったら
眠 ....
きらりと反射するサングラス
トカゲが驚いて逃げ出した
シッポを置き忘れた
この場所にいつまでもいるのか
わからない
行くべき場所と帰るべき場所がわからない
夢の風船を追いかけていて ....
青い空を切り取って
それも丘に埋めたのだ
まるでお前の目のような
きれいに澄んだ青空を
果てなく自由な青空を
閉じたお前の目の為に
春が来れば
硬くお前の口一杯に
詰まった土も温も ....
最後の最後にジャンケンで勝つために蟹のキャラでいる
死にたいと思う事だけが
私のすべてだったと
死ぬ前に思うのだろうか
死にいそいで
殺して欲しいと
頼む
風がくるから
わたしは
また
それに包まれて
どこかの温かい優し ....
あーさー
起きてウナギが足元でぬめってる
ウサギが洗面所で顔を洗ってる 笑ってる
トイレに先入られる
ウサギ待ち
*
聞こえるのは日付と曜日
それもよくわからない ....
女ホルアップのそのさきに楽しむ暮らしはあるのかい?
車なしじゃ何処にも行けないオクラホマ州の高校生
親と離れてしまえばお金と移動手段を失ってしまう
女ホルアップのそのさきに楽しむ暮ら ....
生きている事は不思議だ
恐らく人間には2種類のタイプがあって
愛された人間と許されなかった人間がいる
見えない壁があるどころか
そもそも愛された人間からは
許されなかった人間を見る事は ....
たん たん 暗澹たる単色のコンプレクスに
ごう ごう 煌々と星々が鳴る
濃紺のすきまに現象する
白い水平線
意味なし 意味なし と呟いても雲はびょうびょうと流されるばかりで
苦しいような ....
わたしは君の隣にいたかった。
でも君は心も開かずに死んでしまったね。
だから私は君に似たある女の子の友達になったよ。
君を忘れたわけじゃないんだ。
君が大好きだったんだ ....
温もりには匂いがある
向こうにヒトがいるから
一緒に飲みたいコーヒーや
わけあいたい食べ物
くるまっている毛布にも
夢の香りがつまっているの
さみしいあなたの
そばへゆきたい ....
浮気して相合傘して
公園でビール飲んで
毎日笑い転げた
赤玉ポートワインうけた。
パフパフって言うんでしょ?
皆大笑い。
彼女がカボチャケーキ友達に
食べさせた。嫉妬した。
毎 ....
私は男なのに大概
女の方から誘って来ます。
いつも受けている。
時々振ります。
基本的に皆断わりません。
自分の方が不利になっても
断わりません。
そしていつも振られます。
振 ....
私はアメリカで産まれました。
20才まではアメリカ国籍を持っていました。
いわゆる2重国籍です。
今はただの日本人です。
幼稚園ではドイツにいました。
夏休みにフランス、イタリア、スイス ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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