楽園だと思ってたどり着いたところには
泥土と瓦礫がただただ、広がっていて
許してください
と言っていた

なみだで労って
構わないからと応じ
でも本当はとても
かなしかった

労い ....
隣ん家の白い猫が鳴いている
早朝五時に朝ごはんをねだって
起き抜けのご主人様の足元を
くるくると尻尾を巻き付けては
あのグレーの瞳で上目っ面気どっているのかもしれない
どうもその声に少し ....
猫になりたい 無数のマロニエ/或いは樹木の香り
世界がささくれ立ち
保湿して、
穏やかに錯綜する朝が現出する
そして秘めやかに抑揚のない朝が消え
世界は流れ弾き熟れる
無数の弾道がわたしを貫く
一瞬に ....
詩を書いた
日々は 虚しすぎた
この金で北へ行くことが出来たなら
埃がかった 電車で


夢中になれることはないとわかっていた
もう 僕は
失業したかった
歌うこと以外の行為から ....
急激に アップルパイの 香ばしさが 気になる夜は 
あと どれくらい

指折り数えて 未だ大丈夫だと 立ち上るのは 
アタシの気持ちなんかじゃあ なくって
甘い アップルティーの 湯気でした ....
ねむい頭で

カーナビのテレビを見つめている

仕事のことを考えている

うまくゆくには?

そう考えている時点で

うまくいかないイメージに囚われている


だけどぼくは
 ....
音だけ花火と
花火のハの字も見えないマンション


預金通帳の印字と
そこに十年先を積立てようとする吾輩の知覚野


知的財産の片鱗も著わさない御仁があたかも時代の闘士であったかの如く ....
仲間達に出遅れたミンミンゼミが

ここぞとばかりに鳴いている

お前にもまた父と母がいて

脈々と歴史を紡いできたのだろう

その鳴き声は明日への咆哮か

先に逝った仲間達への弔い ....
手のひらを
ひらいたとき
いくつもの時間が
そこで死んでいた

顔をあげると
いくつもの季節が
道路のすみで
凍えていた

ふるえる指で
拾いあげた
だれかの言葉は
死に ....
誠意より大切なもの

それは敬意だ

誠意は伝えるもの

敬意は払うものだ

敬意を払って

はじめて誠意は伝わるのだ


いま起こっているすべての暴力は

誠意を伝える ....
ほかでもないあなたと
どうしようもなくなりたい
雨の日に雨だれを数えながら飢えていくのもいいし
乾いた日に蟻をつかまえて拷問するのもいい
湿った毛布のなかで賞味期限の切れたひき肉みたいに絡 ....
  ひだまりのなかで
  かなわない夢をかぞえて



  暮らしたいのです
  ねむたくなるくらい
  語りあって、
  愛しあって、
  傷つけあって、



  ....
誰もいない
重ねる手も
合わせる膝も

誰もいない
目をとじても
ひらいても

波さえ
だんだん遠のいて

かわいたページを繰るように
日がしゅんと消えていった

誰も ....
何気ない被写体を探す
互いのファインダーの向こうに
 ....
焼酎を4分の1
大きな梅干を一つ

湯気をあげながら湯が 
グラスに入れられていく

ひとくち飲む

タバコも 吸う


弟の話は陽気でたのしい

兄貴を面白おかしく 
 ....
あまり
かわいくないが
せっしているうちに
かわいく
みえ
るか

いうと
やっぱり
かわいく
なくて

あと
せいかくが
なんか
じこけんじ
よくが
つよくて
 ....
耳を澄ます雨音のように 囁きを飛ばしたい

伝わらぬ心のバリアに すまし顔ではいられない

囁きを幾層も 飛ばしたい
 きっとよりも もっと この世とあの世の緩やかな層の彼方に

必ず刺 ....
椅子に腰掛けて
ションベンをした

便器みたい
中が抜けてるやつじゃなくて

ケツ全面が
椅子にぴったり密着した状態で
ションベンをした

つまりは
風呂場で、プラスチック製の
 ....
肌が日にさらされる
ジリジリと焼かれる

静かに呼応する
静かに応対する

何に?
感情に?
現実に?
理想に?

感覚的粗野
破錠する肉体
吐き出される今

太陽が照り ....
たのしみが待っているとわかっていても
踏み出していけない日がある
自分でもどうしてかわからない
陽気で華やかで美味しいものがあるのはわかっていても
足が向かない
敵意や悪意があるわけじゃ ....
忘れないでね
忘れないで
わたしを
待っていてね

待っていて

遠くの星に奉げる
ちいさな祈りひとつ

さだまらない明日を
見ないふりは
するまい

歩いてきた道を捨てる ....
小学校の卒業アルバムには
「僕の夢」という題で書かれた作文があった
何も知らなかった頃に 間に合わせで書いた
他愛もない夢


日中のオンラインゲーム世界の中は
比較的 閑散としていた
 ....
今、私は、叫んでる

味方がいないこの場所で


ひかりを探して歩いてる

心の中は雨、大雨だ!

でも、助けてくれた
まだ雨は降っている
立ち止まるとキミも止まる

キミは ....
ジリジリと
焼けつくような太陽の熱が
私の身体から水分を奪う
紫外線は表皮を突き破って
細胞組織にまで浸透する
肌には黒い疵が残った

もう いい加減にしろ!
と 叫びたくなるほど
 ....
心は目には見えない
心は耳でも聴こえない
心は手では触れられない

思考でもない 記憶でもない
ただ感情というだけではない
心って いったいなんだろう?
 
見えない存在 心の在り処
 ....
色を知った男は
女に恋い焦がれる

金に酔った男は
金と堕落する

(ほんとうのきみはそんなじゃなかったのに)

人間は四角い箱にはおさまらない
育つ度に何かを捨て何かを ....
広大と続く草原に
人ひとり
他は見えない
高い標高なのか
霧がたくさん舞う

木の檻に閉じ込められた男
放たれ
背に入れ墨を施され
泥の上にて殺し合う奴隷たちを静かに
見物す

 ....
背中から目を生やして
臍や膝から絶叫する

ドス黒い塊に押し潰されてしまいそうだから
誰かを呼んでる


助けを呼んでる
「いつかの秋川」
            木の若芽


なめらかな岩肌のすじをたどり
緑の水がゆっくりとゆっくり流れてゆくすじを見つめ
虫の鳴く草は生い
鳥の鳴く木々は色づき
わたしは ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
楽園もっぷ512/9/17 7:11
素直マーブル6*12/9/17 6:58
いまはただ陽溜まりのなかでからだを丸めて眠っているHAL4*12/9/17 5:23
嘔吐/隠喩empty612/9/17 4:22
ドリーム番田 312/9/17 1:59
☆シルバー・ステッキ☆藤鈴呼4*12/9/17 1:56
孤独じゃないのに吉岡ペペロ912/9/17 0:52
無粋salco2*12/9/17 0:15
共鳴斜め312/9/17 0:14
ことばはるな812/9/17 0:03
誠意と敬意吉岡ペペロ5+12/9/16 22:29
はるな1212/9/16 22:01
ひだまり[group]草野春心612/9/16 21:43
誰もはるな812/9/16 21:33
焼き付けるAquAri...312/9/16 21:32
兄弟ぎへいじ11*12/9/16 21:30
竜宮の乙姫の桐結の元はずし(リュウグウノオトヒメノキリユイノ ...6112/9/16 21:22
幾層の励まし朝焼彩茜色8*12/9/16 21:20
ションベンについて花形新次012/9/16 21:08
120915opus012/9/16 21:03
Don't Know Why木屋 亞万2*12/9/16 20:02
遠くの星にもっぷ312/9/16 20:00
ゴミ箱の夢結城 希4*12/9/16 18:34
叫びスマイル?112/9/16 17:33
【 夏が終わる 】[group]泡沫恋歌7*12/9/16 17:10
【 心詠 】7*12/9/16 17:00
生きろ田園312/9/16 16:41
罪が歩き、存在が溶けるまで、狩心012/9/16 16:38
叫ぶきや012/9/16 16:04
いつかの秋川木の若芽612/9/16 15:51

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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