夏の雲は膨らんだ自我
眩暈 土砂降り 稲光


遥か上には秋の雲たなびく
天使の翼のように


美しき日に坂道を上り また下り
廃屋の漆喰は剥がれ落ち
背の高い草が住む
暗がりに ....
この身体には阿鼻叫喚が渦巻き

時には槍吹雪となり

体内から世界へ

精神の切れ端が乱射されていく

僕と世界は絶壁に阻まれ

と、確信していて

なのにふと

世界に溶 ....
誰もが腹を立てている

作り笑いの下で
沸騰するいら立ち
火にかけた薬缶の様に

そしてここに
社会を舞踏室に例えた洒落者がいた

両開きのドアを押し開け一礼と共に
シャンデリア煌 ....
水面に浮かんだ 反響する光

閉ざされた 闇の中 語る人は消えた

横たわっているのは 君の姿


引き金に 指を添えて

さまよう言葉 指揮者の合図


凍りついた 泡沫 ....
いっせいに飛び散る鳥が
意識を疎らにしてくのを
待ち遠しそうにきみは
口笛吹き鳴らしながら
なんだか面白そうに
見おろしていた


片耳しか聞こえやしないよきみは心細そうな声で
嘆い ....
純白に広がった眩しき光の画用紙に
身を震わせながら生ぬるいみずを垂らした
祈りに悶えるおんなの吐息を筆にふくませ
なぞりはじめてみた
何故だか気怠い何故だか
満ち溢れてくる月の情緒の沸騰のよ ....
薄皮まんじゅうすら剥いで到達したいの



欲しいものを手に入れて
流行の呪文を詠うルージュは綺麗に阿呆面

「鳥ばっか見てんね
「毛虫も見てやろうよ すぐ近くに居んのに
「近付き ....
山がすきだ
遠く離れた場所で
ただながめているのがすきだ

けわしい道も
おそろしい生き物も
触ればかぶれてしまう植物も
いない場所から
のぞいているのがすきだ

山はこばまない
 ....
大外刈りをかけたくてオヤジ狩りに遭う 人は生まれながらに、
生きる権利を持つ。

もとい、

人は生まれながらに
表現できる権利を持つ。

であるからに人は皆
アーティストである。
これただの手抜きじゃないのかという
そういうたぐいのあら挽きこしょうがあって
かんではじける火薬感が
くちのなかからあふれそうで
でもとどまってて
それをじっとこらえれば
ぼくも高倉健にな ....
ピアノの鍵を握りしめたままソファーで爆睡していたら

ぺっちゃんこなホットケーキにならないようにベーキングパウダーは必要だって

ほっぺたにバスキアの王冠シールを貼られたの
でパンダの旅へ行ってしまい ....
電車のストライキはなくなった

空き地からは土管がなくなって

田んぼに案山子はいなくなった


GDPはもう20年アタマ打ちだから

ストックするほどの土管を使う工事がなくなったか ....
よしだ自転車

マドモワゼル美容院

スーパーコスモス
夜10時までやってます

パーラーラスベガス

猫を探してます
見かけた方はジェリー佐藤まで

スモッグ注意報発令中
 ....
影色のつよい風が吹き
王国を覆う黄砂の霧のなかで
蠍のかたちをした遺伝子が蠢いているのがみえる
おぼつかない足元には
名前が奪われたばかりの獣の
黒く濁った骨が転がり
天にはたかく
いく ....
一人は楽しい このまま朝も夜もなく愛し合って死なない?世界じゅうの時計の針を盗んでしまわない?ねえ大事な話をしているのにスープにラムを入れるのはやめてくれない?靴下が左右違うんじゃない?些細な問題にとらわれすぎなん .... 潤みながら飢えている目は
風の日に飛べそうで叩きつけられた原理と似ている
美しくなったら会いに行くわと言う恋人のために用意した指輪は痩せすぎた彼女の指から抜け落ちて朝が来ない

朝は来ない ....
連日32℃を超える暑さを
新聞、テレビは猛暑日連続○○日と騒ぎ立て
それでも夕方からいい風が吹く夏だった
こんな風に、冷房ナシの夜はいいなあ
砂浜で波を眺めているみたいで体が安らぐ
空の深さ ....
ひとをじぶんのもとに呼びつけない

これぐらいでいいだろうとは思わない

じぶんや周りの?や!を素通りしない

めんどくさいことを途中でやめない


反論に対しては反論しない

 ....
真昼の緑の幽霊が
背を向けたまま近づいてきて
径との境に立ちつくし
街を見つめ 消えてゆく


別のはじまりに みなもとに
柱の列は照らされている
水かこむ枝葉
 ....
この道は、何処へ続いているのだろう。

このようなことを、あの頃はずっと考えていた。

今までにつらい、苦しい、もうやめたい。と、膝をつきそうになることが何度もあった。

だが、そのたびに ....
僕は背を向けたのだろうか 
それとも目を瞑ったのだろうか 
君の笑顔が僕には見えなくなったのは 
なぜだ 
君を守ると決めた 
君のそばを離れないと誓った 
だのに君があまりにも強く輝いて ....
前ぶれは風のなか
雨のにおいのする
森は、騒き
心をみだす


      ( 誰もが平然と目をそむけるそこに、)


山の気はその密さをまし
やってくるものの 大きさをおしえ ....
伝えることができたのだろうか
熟れ落ちていく夕陽の悲鳴を

表わすことができたのだろうか
沈殿していく闇の舌なめずりを

キーを叩く指の隙間から
瞬間は呆気なく零れ落ちてしまう
慌 ....
痂を剥がして傷に戻す

昨日の夜を思い出す様な軽い気持ちで
 
雨が降ってないのに傘をさしている人
火がついてないタバコをくわえ続けている人

首のとれた人形を大事そうに抱きしめている人
ミルクに練乳を入れて飲んでいる人

からのベビーカーを押している ....
コーヒーとクッキーとタバコの三者択一をせまられて、
それらの選択肢の詳細を明示されない。

コーヒーはドリップなのかエスプレッソなのか、
クッキーはバターをつかっているのかいないのか、
タバ ....
ターンテーブルに古いレコードを乗せる
静かに針を落とす
黒い円盤は回転し
やがて小刻みな振動を針に伝える
スピーカーから懐かしい音が聴こえる

あの夏
このレコードを買ったときの想い出が ....
ヒロインが誘拐されたので
居場所をトレースするため
ドーベルマン刑事が
ミディアムレアの肉塊に
尖った鼻を突っ込んだ

それは凶悪犯罪者の
記憶だけに特化して
捜査の手順を追求した
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
美しき日に坂道を上り また下りただのみきや22*12/10/4 23:11
角砂糖三田九郎2*12/10/4 22:56
誰もが腹を立てているまーつん512/10/4 22:48
凍りついた泡沫nia212/10/4 22:39
ゼロマーブル212/10/4 22:38
火の粉のようになりたい412/10/4 22:30
ヴィッチブルーベリー1*12/10/4 20:00
遠くの山朧月312/10/4 18:15
大外刈りをかけたくてオヤジ狩りに遭う北大路京介712/10/4 17:05
土俵は地球唄種312/10/4 13:57
カモフラサイエンスニンジャさわ田マヨネ512/10/4 13:10
ウサギはさみしいと死んでしまうなんて嘘だって、知ってましたか ...阿ト理恵12*12/10/4 12:37
案山子を見ない吉岡ペペロ512/10/4 9:00
暗号の街そらの珊瑚14*12/10/4 8:12
_紅月312/10/4 6:43
番田 212/10/4 2:31
s-i*ck-isはるな512/10/4 0:49
指輪4+12/10/4 0:24
庶民の一夏salco5+*12/10/3 23:57
これぐらいでいいだろうとは思わない吉岡ペペロ612/10/3 22:51
ひかり めぐり Ⅳ木立 悟112/10/3 21:29
いつかどこかへ続く道たまごボーロ3*12/10/3 20:37
輝き文字綴り屋 ...1*12/10/3 20:29
弓の音月乃助512/10/3 19:28
手の届かない場所nonya23*12/10/3 18:54
治りかけが一番痒い徘徊メガネ312/10/3 18:30
嗚呼、パラノイア乙ノ羽 凛6*12/10/3 18:22
雨の音を聞きながら書いた詩rabbit...312/10/3 17:30
振動うずら豆112/10/3 15:26
亀山パンチ和田カマリ1*12/10/3 15:04

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