秋のひかりと血潮の影に

私のゆびさきが染まっている

雲がきれいだ

貴女のようだ

秋と私は漢字が似ている

水色の匂いだ

貴女の匂いだ

秋のひかりと血潮の影に
 ....
君の前で
ショーツをするすると
脱げるようになってから
隠すべきところと隠さざる
べきところがわかるようになった気がした

雨が降って
傘を忘れていったことを考えていたときだった
 ....
動画を添えた電子メールを送ってくれてありがとう。
Riekoがトロントで愉快に過ごすのを見ることができて、非常に嬉しい。
彼女への理解を本当にありがとう。
太陽系滞在プログラムが直ちに終了された ....
猿山の
一番見えやすい位置に
子猿を抱えた
母猿が座っていて
まるで「うちの子可愛いでしょ?」
と言っているみたいで
親ばかは
人間だけじゃないのかもしれないと
わらった


私 ....
鳥取砂丘を見ると
頭の中でハミングしてしまう曲がある
 {引用=月の沙漠をはるばると
旅のらくだが行きました}
異国の世界を唄った
この童謡が小さい時から好きだった

よく「月の砂漠 ....
旅の途中で
人間という乗り物を選んだ時
わたしは
翼を捨てた

翔ぶ力を失うことと引き換えに
それに見合うだろうと
思える力を
もらったはずだった

後悔はしてないが
時々背中に ....
片足で立っていればぐらぐらする
次の一歩が決まらないから
足の下の景色を
ちゃんとみようとおもった

むかってゆく方向に
風がふけばいいのに
どうしていつも前からふくのだろう
試されて ....
とおくからバスがやってくる
        まっすぐなみち
            ひたむきに

とおくからバスがやってくる
        あめ色のひかり
            にじま ....
詩を書いた
それを読み直していた
季節が過ぎる
公園のポプラの木も窓の外で揺れている


水上バスが波を立たせてドックへと向かう
隅田川が流れる
今日から僕は 失業者 茅場町で
 ....
指でなぞる雲

指先から放たれる感覚は

自由自在に空を飛ぶ鳥のよう

ひゅいと懐かしい風が吹く

雲をなぞったように眉毛をなぞり

瞼を閉じれば暖かい光が

残像を呼び起こし ....
ああ、休日なのにすることがない。

なんて事だ。24時間の内、既に数時間は経過している。

もったいない。非常にもったいない。

ああ、だか何をするにもやる気が起きない。

なぜだ ....
窓から覗くこころ

静謐と違えるような濃紺の夜空に
規則正しい月の呼吸音
今ここにあった形はもうここに無く
冴えた輪郭は残像でしかない

バスルームにたゆたう湯気

水面の上下で冷た ....
遠い坂道
えっちらおっちら
道に迷って
あっちだこっちだ

先は行止まり
がっかりがっくり
重い足どり
ゆっくりじっくり

電車の足音
がったんごっとん
時計のささやき
 ....
人はそれぞれの会社と、契約する。 
もっと大事な、契約があるかもしれない。 

五感を越えた 
こころの{ルビ襞=ひだ}に沁み渡る 
天の声 

(あなたに託された夢を、吟味せよ――)  ....
いつか何処かで――  
あなたに逢った気がする 

あなたのお母さんと 
歌に生涯を捧げたあなたの思い出を 
初めて語り合った日の夜 

生前のあなたも来たという 
故郷・朝霞にある  ....
前衛的という言葉でのりきる もうすぐ寝ます

このまま永遠の眠りにつけたらいいな

でも次の日もし晴れていたりなんかしたら

この時期の優しい朝日とひんやりした風に幸せを感じます

生きていて良かったと思います
 ....
蒼然古色霜夜の廃城
その回廊を音もなく飛び歩く
惨劇の後の静寂は、ひたと夜闇に寄り添って
風ばかり、眠れる草木をあやしている

石は変わらず乾いてそこに在る
お前は
どのストーンヘンジか ....
「こっ、これは
 ただの糸電話じゃないですか?」
「そう見えますが違います
 iPhoneは誰とでもつながりますが
 itoPhoneは一人としかつながりません」
「持ち出して外で使えなけれ ....
どうしてみてくれないの

ここにいるのに

そばにいたのに

手をのばせば

とどくのに

どうして

はやく
はやく
はやく



時間切れ
爪先が深く沈み

濡れた砂が潜り込む

薄曇りの空の下

静かに呼吸している海は

黒に擬態している

青のような色をしている

ひとの姿はなく

ひたすら ....
回るマカロニの胡椒が経文になって
そこに並んだ
こどものあつめた花束を
しどろもどろに殺し続ける

ミイラへ
鍵穴に差したままのそれは捨てて
もう花を言わないで

黒い花の睦む森 ....
叫んでも叫んでも

どうにもならない

この痛みをこの苦しみを

人間を超えたものが存在するのなら

どうかお願いだから

俺から取り除いてくれ

泣いても悔やんでも

ど ....
一人居の 部屋に漂う 紫煙ゆら ゆらと揺らすは 鼠なのかも

薄暗き 夕に向かへば 膝抱え 薄ら悲しく 犬鳴く遠く

連休の 終わりも近い 侘しさに 曇り空落ち 町は静かだ
浮かぶ白い半月

黄昏れいろをふくんで

風たなびく青空

金木犀の香が懐かしい


バケツに水を注ぐ

その音がこの世を映している

秋の墓参り日和だ


浮かぶ白い ....
うまくいかないことがある。
うまくいくすべを、手放しているのかもしれない。


ふたりは、ざらざらした石球のなかでしんとしずまっている。
目はそらしたまま。夜に落とされたポイ ....
当たり前のことを

当たり前と思わないことで

幸福になれると

君の小さな鼓動を聞いて

知りました
吐息だけが白く昇って
何を祈るでもない
ただ
彼女はちょっとした暇潰しに
空き地にどこからか
降ってきた神様が
お配りになられた
愛についての本を開いたのだ
何にせよ説教じゃん
明け ....
「なだらかな丘の草おおう地面にすわりたい」
                木の若芽


木の葉と鳥の羽に映し出された
 微妙な彩りの恵みが
 等しく幸いの象徴なことを
 なによりうれし ....
母の作る
遠足のお弁当
いつでもそこには
りんごのうさぎ

黄色い躯体に
赤い耳

役に立たない耳の端(は)を
世界に
ぴん、とそばだてて

ああ
君がい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雲がきれいだ吉岡ペペロ1412/10/9 17:16
約束かんな4*12/10/9 17:06
君は・・・和田カマリ1*12/10/9 14:11
親ばか小原あき9*12/10/9 11:09
【 砂丘 — 雑記帳 — 】泡沫恋歌13*12/10/9 10:24
肩甲骨そらの珊瑚20*12/10/9 8:26
風は前から吹いている朧月712/10/9 8:22
とおくからバスがやってくるrabbit...0*12/10/9 5:53
書いた葉は黄色い番田 212/10/9 2:12
すじ雲灰泥軽茶13*12/10/9 1:52
決めかねるたまごボーロ3*12/10/9 0:38
機械と水中村葵12*12/10/9 0:35
遠い坂道シホ.N512/10/9 0:23
契約 服部 剛512/10/8 23:55
盃の音ー蕎麦屋・吾平にてー 712/10/8 23:47
前衛的という言葉でのりきる北大路京介1612/10/8 23:37
就寝前三田九郎3*12/10/8 23:34
おゝ、フィーリアsalco5*12/10/8 23:03
itoPhone10イオン14*12/10/8 22:25
透明人間reo112/10/8 22:25
アンモナイトをおぶさってホロウ・シカ...10*12/10/8 21:36
公転212/10/8 20:41
Prayer文字綴り屋 ...1*12/10/8 20:03
駄歌ダカダンドンドクダミ五十...112/10/8 18:49
秋の日和吉岡ペペロ912/10/8 18:40
夜の鯨ねことら312/10/8 18:24
小さな力小原あき9*12/10/8 16:43
誰も知らないブルーベリー1*12/10/8 15:03
なだらかな丘の草おおう地面にすわりたい木の若芽412/10/8 14:45
りんごうさぎuminek...28*12/10/8 14:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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