今まで自分の投稿した文章を見直すと
余分な言葉がすごく多い。
助走はいらない、
3、2、1、0で飛び出す瞬発力が必要。
完成間近のジオラマ
100年経っても “まま”だからって壊したんだ
小さなことに拘った
画線だらけのキャンバスも そろそろ飽き飽きしてんだろう?
飛べたらいいのに
みんな その航路は違う ....
夢がないから今日も眠る
あの人にあいに
あの時に戻りに
後戻りも
泣くのも自由
もしかしたら
それが夢なのかもしれない
みんな眠る
夢をみるために
二十一時 十月最後の木曜日
初夏のように澄んだ夜
湖面に映るオレンジ色の灯火は
一列に波紋にふるえ
果てしなく星へと続く道でした
サクリファイス 山と渓谷
地上にて想う
アス ....
すれ違う街の灯りの
ひとつずつに誰かが生きている
つらいことも苦しいことも
嬉しいことも悲しいことも
誰にも言えないことも
あの灯りの下に集い
確かに存在するのに
永遠にそこに行 ....
深い夜の底で
じっと動かず
溢れようとする思いを
密やかに葬る
溺れてしまう、から
溺れてもいい、に代わり
もがく心は
動きを止めた
さらいり、
崩れかけの青い日に
すれ違ったはずの遠い誰か
残された姿はとうに消化されてしまって
その眼の黒さだけが底だまりの事実
雨の温度も忘れ去ったらもうなんにも、
なくなって。
ぜん ....
ほどよく乾いた風が
前髪をもてあそんでも
頭の中に巣食った記号は
センテンスのようになびかない
不安が逃げ込んだ空が
どんなに晴れていようと
未来を踏み越してしまった靴は
もう行 ....
ぽろぽろぽろ
言葉がおちる
温かみのない言葉がおちる
刃物のようにとがっておちる
後悔と苦悩が降り注ぐ
冷たい言葉を君に投げた
君はきっと、泣いたでしょう
やがて来る明日を嘆 ....
もうこんな真っ白な場所へ想いを綴らずとも
言葉で伝えればわかる年齢になった君に
私からは君に愛を伝える手段がこれしか思い浮かばず
ただひたすらに綴り続けたこの日々を
途 ....
殺していない私には
殺した感覚がどのようなものか
想像することができません
私は行為の後の苦痛を想う
殺人に固執した果てにある
自己保存のための自己切断
視界の底に確かにあった
....
金木犀のかおりが郵便受けから流れると鍵をしめた
私は外に出ていたときに
人生で最初の婚姻届の切れ端を届けた
しあわせに封をして焼印を押し君に告げたいことばが溢れた
買ったばかりのダ ....
ひとつの泡
ひとつの滴
止むことのない曲線に降る
すべての冬
宙を羽織り
気を被り
星の履きもの
季節の嘘
森を作る鳥
岩へ至る岩の径
鉱の曇 鉱の ....
冬の朝のフローリングは
薄い氷が張っている
朝一番に起きて
冷たい氷を踏むのは私の役目
ぱりんぱりんと音をたてて割り
かまどに火を入れ朝食を作る
陽が昇り
村人たちが起きる頃
....
犬に
おやつをあげました
これきり、と言うと
少し節目がちになり
それまで動いていたしっぽが
ぴたりと止まります
正直な犬
おまえは決して嘘をつかないから
嘘をつく人間は
失われ ....
素顔を布で覆った、恋人たち
鳥には雲がうかび、空が飛んでいる、鳥
これはパイプではない、とパイプを描く、イメージの裏切り
それらに題名を与えた、マグリットの顔は
青い果実に、隠されている
....
人といることから
逃げ出した 僕は
自転車のペダルを踏み続けていた
いつも 降りしきる 雨の中を
眠るように死に向かうあなたを
引き留めることはもはや叶わない
生まれた時と同じように 二人
無言に通じ合う世界に息する
別れを慈しむ静寂は
神さまの与えたひととき
モ ....
雨が降った後、
コンビニの自動ドアが開いて、
押し寄せる、空。
湿気が、国道1号線の、
キャッチセールスの波、
信号機の赤、
吐き出した溜息で、
留めていた物が、
排水溝に流れた。 ....
廻り廻ってさようなら
季節はまたも去って行く
やがてはわたしも去って逝く
寒くなったね
それでも今夜はまだ
震えながらも網をかけて
待っていましたよ
今夜はまたすらりとして
....
俺ももうこれが一つの詩ではない
全部が断片のつぎはぎでぼろきれ カスの寄せ集めで見ていられない
見てくれも見えないでわからない違う入り口が見える
ああああああああああああながみえる ....
小学1年の時だったと思う。近所の2歳年上の女の子と喧嘩をした。理由は忘れた。すぐに忘れてしまうような些細なことだったのだろう。女の子は引っ掻くのが得意であった。わたしより体はずっと大きかった。私は相手 ....
異人歓待
せいけつな青空を見ている
無限に増幅された起伏の多いハンドリング路を
手をあげて行儀よく渉りきれればお菓子をあげるよ
ゆれるアスファルトに沿って歩遊する
対空師団のようなぼくたちの ....
くたびれたスーツに
アルコールの臭気をまとい
頭髪はやや薄く
終電近くの電車に揺られ
汗の浮いた首を
大きく揺らしている
悲哀を帯びた
男と女
最寄り駅 ....
語れば語るほど
あなたへの思いが
色あせ
別物になってゆく
何か言おうと戸惑うたび
ワインの酸味がきつくなる
ことばになること
ならないこと
しなくても ....
「大丈夫?ずっと心配してたのよ」
・・・おまえ、誰?
目を閉じれば
僕を包むキミの香り
出会った頃と変わらない
so sweet vanilla
込み上げる愛しさと
隠しきれない痛みに
何かが、また剥離する
腕の中
無邪気な笑 ....
点滴片手にガラガラと音を立てながらコーナーを攻める青白い男性
その背後から名前を連呼しながら桃色のナースが駆け抜ける
男性の行く先には簡易トイレを手押し車に疾走する老婆
速度を落とすことなく廊下 ....
煙草をすっている間考えたんだ
天気の良い日ばかりでは無い事を
世界はちょうど良い硬さでバラバラにならずに済んでいるが
手綱を緩めたら僕をおいて走り去ってゆくことを
ちょうどバランスのと ....
121018
カ行に溺れて真っ逆さまに転落し至った果てが奈落の底
現在の表現だと地獄の底と言うことになりますかねと
来るべき総選挙のことを少しだけ考えなが ....
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