旧い看板に
キュウリの絵が描かれていたから
つぶれかけの八百屋かと思って
店先で健康飲料を
小脇に抱えて佇む
ア太郎似のおにいちゃんに
聞いてみたら
旧看板だけにキューカンバーなどと
 ....
いいのに
ほんと
そんなに きをつかわないで
ほんとよ
うん もうだいじょうぶ
ありがとう おいしいわ このおちゃ

でもどうしてかしら
こうして もうふにくるまっていると
ゆきのな ....
枯れた葉っぱのこすれるおとは雨のおとに似ている
かわいているのにぬれたおと
ざざあざざあ、ざあざあ、ざあざあ
もう袖をのばさないと指先ひえて
じぶんの温度もわかんなくなる

おひるまにも見 ....
なぜ私は生まれたの?

ママはあいつのこと
好きじゃなかったんでしょ


どうして私を生んだの?

嫌いな人のこどもなら
殺せばよかったじゃない


どうして優しく ....
私はタバコを燻らせ
部屋のソファーで緩む

ステップに住む脚マットが
ノコノコ 私の家へ来て
踏まれる事を望んでいます

彼は既に人々を
教育することができる
人間ではありません
 ....
ゲリラ豪雨は もう勘弁
シャンデリアの下で 語り尽くした
君と 何もかも 咲かせて
菊を 眺めた
悲しいばかりの 花じゃない
ポップアップみたいに
ステップアップできそうな
ステキな花び ....
ぶたはしる
ねこはしる
いぬはしってるうさぎはねる
かえるはいる
やまねはまる
わにはずれる
しろくまはえる
つるはおる
かまきりはかる
カンガルーはける
くじゃくはこる
ばくはさめる
さるは ....
言葉とは丁重に包んでお出しするものと
教わったようですができそうにありません

素直にと学校の掲示板にありますが
みなと仲よくのポスターが邪魔です

人を憎むほどの体力がなくて
人に流さ ....
               121020




告別式ではπを投げてはいけません
解けない謎を投げかけては可哀相
隣家の三毛猫が言うから
ジャムパンはどうかしらと思う
あんパ ....
ささやきは
一昼夜経つと酸化して
腐った猫の色になる

夜でもなく
朝でもなく
シャワールームでささやいて

悲しいことも
愛しいことも

流れる色にするために
シャワール ....
自尊心の不快から逃げるより

不快でもしがみついて離れないほうが男らしい

不徳のいたすところ、というつまらない宗教観より

これを通してなにを成長させようか、という人生観のほうが男らしい ....
気まぐれな秋の風に
そそのかされた 紅の葉が
舞ってみせる


 こんな日は、人恋しくて
街へでる
舗装された道は あそこもここも
わずかに 傾いで見えて
私は、足の爪をとがらせな ....
凍てついた冬の坂道を 
転がるように落ちていく
石ころみたいな 
わたしのプライド
何が正しくて 何が間違いなのか
誰も教えてくれない
答えはクロスワードクイズ
空白のマス目を
自分で ....
「旅の果て」
              木の若芽


寒さをこらえて目覚めたら
そこは雨けむる高原
陽とともに雨音は鳥たちのさえずりに変わり
澄んだ空気はますます清澄に
いきいきと流 ....
「生きる土地」
               木の若芽



母なる大地
わたしたちの歩みをやさしく受けとめてくれる
やわらかな土に
ありがとう

いつもいつも 緑の土地がある
 ....
「里山歩き」
                 木の若芽

旅は草と親しく
心は緑に染まる
木々の山
清水の谷
快活に越え渡り
心は光に澄む
旅をつづり生きてゆきたい
先人の行を思 ....
やぶれた帆を持つ幽霊船のような障子から
指穴ほどの照準窓から目が のぞき

その目は 富士山麓の鸚鵡の帰りを待ち
わたしの逃げ場を俯瞰し

すべてのものが 見事に該 ....
海に似せた塩水の中で
アサリが生きている

暗い冷蔵庫の中で
触手を伸ばし
冬の海だと勘違いする

時々さみしくなって
ステンレスボウルの海底で
誰かを探してキュウと鳴く

わた ....
備え付けの安い蛍光灯が揺れて、
壁にこびりついていた様な淡い明暗がさざなみを起こす。
黄ばんだ掛け布団の中には、化粧をしたまま眠る女。
山羊は長方形の黒目でこちらを見て、俺は、金が無ぇ、と呟く。 ....
いらいらしてるね 。
金たまの裏側が七面鳥の皮になってる 。
山は近くて遠いから
生地の何処を探してもかくれんぼしたみたいな羊たち 。
遅れてのこのことやって来た午後の踊り場
場 ....
わたしたちは羊毛となり
刈り揃えられ、緊密な綿となり
寝具に仕立てられ
糸の切れた操り人形のように弛緩した
あなたの身体、あなたの寝息
あなたの得体の知れない熱を読む

わたしたちは雲と ....
ちりちりと葉の群れ走る
葉先の鋭角
もろもろの枝らの骨格
根を育む土の匂い

チクタクと刻む
時は頭脳の産物
はらはらと落ちるもの
地へと消えゆく

眼を洗うかのよう
澄む空 ....
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている ひさかたぶりに
おもいだしたように
私を訪れた
懐かしい友達の
絶望というものが
夏を過ぎ秋ももうすぐ終わろうとしているのに
去る気配もなし

共生を試みて
これもまた久しぶりに
 ....
道端で踊っている
つたないステップ
危ういターン
手を差し伸べたそうなおとなたち
きっと拒絶するだろうな
あの少女
いるようでいない
いないようで皆が注視している
そんな邪魔な存在に気 ....
すべき約束がどこにもないので
迷い指をさらしている
午前三時前のゆるい空気と
雨ざらしのベランダ
水滴のコップとなまぬるい炭酸水
小指を残したままの右手に
あることとないこととを考えたらば ....
人差し指にけがをした
ごく一部のその指が
とたんに大きくなっている
心臓までもひきよせて
痛い 痛いと主張する

10本の指の一本が
大事なものにおもえてる
残りの指までいとしくおもう ....
聴いた事のない曲が林檎畑に流れる
トロンボーンを演奏する甥の次の音楽会での曲
雨空だったので雨合羽を着て
林檎の まだ青い部分が日にあたるようにずらし
脚立にのぼって 葉をかきわけつつ
かた ....
まどろんだ月のなかで出逢う
不思議にみたされた気持ち

夢に見ていた景色がいま

ここにある

肋骨が植えられた丘の向こう
あなたが手をふっている
にこやかに

僕も手を振り返す ....
マザーファックしてやったんだ。
舌に穴あけ硬い棒を突っ込んで
マザーファックしてやったんだ。

僕のちんこと母のまんこじゃ無理っぽいから
僕の舌とステンレスの棒で
マザーファックしてやった ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春巻き花形新次112/10/22 21:01
ともだち吉岡孝次212/10/22 20:44
[あきめくら]東雲 李葉212/10/22 19:51
私はいらない子ですジュリエット012/10/22 18:47
気球芸術行動和田カマリ1*12/10/22 18:19
ポップアップ藤鈴呼2*12/10/22 17:50
どうぶつはしる阿ト理恵9*12/10/22 15:46
おなじいろのこども朧月312/10/22 15:39
あなたにパイを投げる人たちあおば7*12/10/22 14:09
シャワールームはるな412/10/22 13:50
男らしく吉岡ペペロ212/10/22 12:03
シャネルno.68月乃助7*12/10/22 11:37
【 混沌 — chaos — 】泡沫恋歌8*12/10/22 10:22
旅の果て木の若芽112/10/22 10:10
生きる土地112/10/22 10:06
里山歩き112/10/22 10:03
あなたにパイを投げる人たち[group]るるりら7*12/10/22 7:48
擬似世界そらの珊瑚16*12/10/22 7:39
ドンキホーテの黒カーテンあさなぎ212/10/22 3:55
わたしにパイを投げつける奴アラガイs9*12/10/22 3:05
あなたにパイを投げる人たちsample1*12/10/22 1:43
紅葉シホ.N212/10/22 0:48
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている北大路京介812/10/22 0:42
六月二十五日にきょうも い...112/10/21 23:47
踊る少女もっぷ412/10/21 23:41
回帰高瀬212/10/21 23:28
一の指朧月412/10/21 23:06
アフロ・キューバ砂木9*12/10/21 22:57
moonlightempty012/10/21 22:51
over the 思春期子役大好き112/10/21 22:36

Home 戻る 最新へ 次へ
2400 2401 2402 2403 2404 2405 2406 2407 2408 2409 2410 2411 2412 2413 2414 2415 2416 2417 2418 2419 2420 2421 2422 2423 2424 2425 2426 2427 2428 2429 2430 2431 2432 2433 2434 2435 2436 2437 2438 2439 2440 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.51sec.