人生はだまっていてもギャンブルだ
伏せて配られたカードは平等なんかではない
そこからスタート
幸せな人生がどんなものか本当はわからないまま
何かを捨てて
何かを拾って
ペアだとかハウス ....
ささやく言葉
あちらからこちらへ
風が吹き抜けてどきりとする
カーテンを閉じたように
夕闇がやってきて戸惑う
灯りが
ぽいんぽいんと
映しだされる笑顔
....
121116
出生率が下がってるから、若者の人手不足といわれていても
若者にも厳しい職場しかないのです とため息をつかれた
わりかし給与が好くて働きがい ....
生まれかわったら
あたい
絶対おんなになりたい
そしてAKBに入るんだ
AKBに入って
顔も綺麗にして
ちょっと
気の利いたこと言って
人気者になるの
あと、カルボナーラが
....
ユーモア教室に通うの刑に処す
日に日に死にたいと思う幸せ
パクったほうが有名になっている
西空に低く
爪みたいな月
だけど
ぼくの爪は噛んだあとしかない
外灯が街道を照らしてる
優しいきれながの目
そんな月が
天体の運行が
びくともしないで
....
脳に転移していますね
ある日
余韻の残らない口調で担当医は言った
丁寧に覚悟を積み上げてきたはずなのに
質問をする私の声は上ずっていた
ひとつひとつ言葉を置くように説明する
....
いつもの帰り道。
電車に揺られながらうとうと...
夢現の中、あんたの声が聴こえ ....
夜、自分の部屋に入り
スタンドの灯をともし
広げた日記のスクリーンに
「今日一日」を映してみる
いちめんの白紙から
日中の妻の声が聴こえてくる
「周はパパが好きなのねぇ」 ....
自分の好きな時間割をつくろう
自分の好きな勉強をしよう
(チャイムとは、心の中に響くもの)
ほんとうの時間割は
先生にもらうものじゃない
ほんとうの学校は
決まった通学路の ....
19年前にお線香をあげた
尾崎豊さんの実家に行ったら
雨戸と鍵が閉まっており
古い家はひっそりと沈黙していた
「せっかく遠くから来たのにねぇ
ゆたちゃんのお父さんはご高齢で ....
いつもそのうち
アレがはじまる
アレがなにかはわからないが
アレは
どこまでもきこえているだろう
主人に連れて行ってもらったウミや
思い切り走れるコウエン
みるだけで引き返してきた、 ....
眩しい光が辺りを照らしだす
生き生きし始める 生命たち
霜が窓に張り付いて
冬の寒さを教えてくれている 朝
何れは太陽の暖かさで溶けてくのに
でも
それまで
この冷たさに触れ ....
いつもいちばんでありたいと切磋琢磨し
それを邪魔するものを追い払いまたは粛清し
それなりの歳月はかかったけれどようやくにきみは頂きに立った
あれほどに頂きから視える世界を眺めたいと願った
....
万感の思いが たわわに実る場所は
南国ばかりでは 無いのでしょう
安息を丁寧に 縫い合わせて
絹の雑巾を 織り上げる
反物みたいに 重宝されるのです
手の暖かさを 思い出せますから
....
チョークの粉を床に撒き散らして、線だと言った。冬だった。空襲の雲が押し寄せてくる。たまらない。教室はがらんどうで、さざめくのに姿が見えない。ただ音だけがそこにいるような、ジュークボックスのような、色 ....
大好きな人と一緒の空間に居る。って考えるだけで、
....
同性間結婚が報告された娘と結婚する男性に5億香港ドル(約50億円)を与える、娘を愛している気持ちだけが条件だ。
ガガガッ・・・ガガガガガ・・・・・・
ピピーッ・・・ガガガガガ・・・ッ・・・ザー・・・・
・・・・・
CQ CQ ....
真っ黒な西のビルの谷間に
天空の王が紅く燃えながら沈んでいく。
雲は、紫、オレンジ、灰色と複雑な感情のように
むらっけのある光沢を放つ。
焼けた鉄の ....
夢は、永くは続かぬ。
それは、天を覆わんと咲き誇る
満開の桜のように優雅で美しく
そして儚い。
夢は、永くは続かぬ。
それは、木漏れ日とともに降り注ぐ ....
あたりまえだったことが
あっというまになくなるなんて
考えても理解できないことで
そのくらい世界は繊細で
過去も未来も全てを飲み込み
崩れ落ちていく
た ....
このせかいは
天国ではありません
もしかしたら子供のころに
こわく思っていた
じごくというところかもしれません
ここでは
ある人はけっこう幸せで楽しく
だいたい毎日笑っています
そして ....
空や大地や山河には
草木やからだやひかりには
水の記憶がやどるだろう
水は変化のたとえではない
水は異世界の存在をたとえている
変化もそう
異世界の存在をたとえ ....
冬の夜
わたしのうでは母に貸すものと決まっていた
ほどかれたセーターの毛糸の輪を
うでに通してかかげていると
母はそのはしをくるくると巻き取って
毛糸玉を作る
単純な作業は退屈で よく居眠 ....
桃色のトレイン
今日も誰かが
パパやママになる
わたしは
煩雑で薄汚れた
しかし時折美しく
光ものが転がる
待合室で
....
本を読んだことがある
読んだことのない 数知れない名の本を
僕の落ち着かない本屋の中を歩くとインクの匂いがした
それから 人知れぬ夜の場所へ 僕は歩いた
漂う迷いが残していた幾つもの線は
決して振り返ることは出来ないから
持っている紙が柔らかな紙になって
自在な形を折りたいと考えていた。
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