手のひらを
つかのまだけ
離れてみせる、と

誇らしそうに安らいで
黒髪すやすや

あなたの隣



小鳥の言葉は
拾ってきます

かけらに
なり果てる手前の
懐か ....
落ち葉の絨毯
こどもたちが駆け抜けたあとからさっと散らばり
土肌が見えた
落ち葉の色が土に染み込んでいた
わたしはその足跡のそばに持っていた荷物を置いた

その時たまに見たことは
呼吸の ....
あたし ハイヒールの
似合う女になりたかった
白い開襟シャツのブラウスと
黒いタイトスカート
BLUE NOTE クール・ストラッティングの
レコードジャケットみたいな
美しい脚の女に憧れ ....
強がっているけど
初めてなのは
分かってる
怖れと緊張で
微かに
揺れているもの
きみのワカメちゃん

いやーん
中島さんたら
意地悪!
失った愛に
寄り添う
涙あと

こころはハート
赤色のこころ
好きという言葉は
偽りのメロディーに乗らない

道を歩くとき
見える景色に真実が隠され
うさぎも転んで
笑い声を立 ....
遠くで、野が降る
雨が乾く
どしゃぶりの下を
添えられた濁流の淵
どこまでも草かげをゆくよ
星は平たい風景
のぞまれない悲しみは
きっとある

のぞまれない優しさも
きっとある

ひとつ残らず
のぞまれなくても
わたしはここに
立っている



言えず終いの
いたわりがあ ....
プログラムのまわりに接線を引き逃げていく他人の絵を非難するために露出された
音のような失望。鍛造した棍棒が奇跡的に奏でる金色の伝統。この人は援助と同時に戦いを与える。救うべき命のうちの5%を積み荷と ....
              121126


白と黒の斑猫が居たとする
白と黒を入れ替えたら
黒と白の位置が異なり
違ったパターンに見えるかも知れない
パソコンに写し込み
試しに白黒を ....
     


水路沿いにある病院を
服薬をもらって出た
六番目だった
先生は機械のように診察した
わたしは それにふさわしく
死人のように応えた
道路では 
駅からくる通行人がま ....
いつも不意に
はずれる
理性のたが

堅牢な自我を
もみほぐして
はなたれるもの

欲のまま
感情のまま
止めるものなく

そしてそれは
自由ではない
ある意は自我の盛 ....
限りある世界の
限りある言葉の中から
限りない気持ちを伝えようと
今日も絡み合った
気持ちのヒダと踊る

忘れられた
古代生物
気づかれる前の
新種生物
また今日も
新しい情報が ....
足にまゆ毛があったら

たまに怒ったりするんだろうか

適当に歩くなよ
文句いったりしそうだな

しゃんとしろ
っていつも下から
見上げられてる

そんな足の甲と
目が合う夕暮 ....
寝る時用のメガネ 美しい言葉に惑わされている 巨人が勝った試合何度も見る            121126



教育期間が終わったんだから
うろうろしていてはいけないよ
オイオイどこに行くんだよ
そこらへんは危険だよ
注意書きもあるだろう
未必の故意で ....
蝶が 微笑う
ひらり 乾いた土に 舞い降りて
一人 泣いた

ふわり 細い川で 雨宿り
ボンゴレの お家が 心地良い

私は いずれ 
咀嚼される 運命

その前に 赤い唇
 ....
ミリシーベルト、ミリシーベルト、ミリシ・・・
一生、知るはずのなかった言葉
ベクレル、ベクレル、ベクレル、ベクレル・・・
一生、知らずに済んだはずの言葉
一大キャンペーンのように
バラ撒かれ ....
また 続きの雨だ

あのときからの
泣いてからの
決意してからの
理不尽に震えてからの
続きの雨だ

雨がふる

足元が
かたまるために必要だと
教わったけど冷たいね
雨は
 ....
その急坂には海老が撒かれている
富山湾沿岸から脱獄した大量の白海老は
植物油にまみれ
砂糖 食塩 黒胡椒に寄生され
取り返しのつかぬ形状で撒かれている
絶唱さえも奪われたまま

その坂は ....
私の棺に僅かでも触れるな
もう私はこの世のものではない

故にこの世に生きているものたちよ
私の棺に触れる資格はない

私の棺に触れることのできるものは
生きながら死に絶えているものだけ ....
緩やかなカーブを描いて

走って行く

空気の波が幾重にも重なって

丸みを帯びた優しさを生成する

気をつけてと

柔らかなハミングで

空気の波は震えて

白いガードレ ....
誰か一人を泣き叫ぶほどに想えないぼくは
届かないものにこそ恋をする
勝手にきみを硝子細工さながらに作り上げては
掠りもしない哀しみに溺れてみたりする
きみとぼくは似ているなんて
当たり前のよ ....
「犯人はこの中にいません」
と小さな声がした。

ウイスキーの匂いがぷんぷん
空瓶がごろごろと転がっている

溜池。

に、うつる
しぶい顔。

と、にがい顔。


「 ....
ちょっと、痛いですよ、
我慢してくださいね。

がま
の所で記憶は飛んでいる。

がま

続きは、勝手に想像して
そう言いたいんだろうなと思った。

そう思った場所は
私が ....
鮮やかに降り積もる 霰は霞み 日より煌めく
知らぬ記憶にあり それでも待ち続けるもの 春風
あまりにも温かく 色鮮やかで

「妬ましき」

寒さに拱いて 氷に委ねる 身は剥離する
その景 ....
つぼみのままで
いたいなら、

それも花だと
そよぎましょう



まだとけきらない
雪の小村も

あなたが
春だと云うならば

うなずきましょう
わたしは細く
 ....
{ルビ凶兆鳥=まがいどり}のように葉は離れ
次々に口もとにやってきて
何も得られず
土に落ちる


爪と貝が溶け
聴いている
海の失い場所から
海の向こうの海を
聴いて ....
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
淡雪千波 一也8*12/11/26 20:56
落ち葉seniri1*12/11/26 20:44
【 ハイヒール 】泡沫恋歌11*12/11/26 20:38
震えるワカメ花形新次012/11/26 20:35
夏景色黒髪2*12/11/26 20:32
習6ズー2*12/11/26 20:28
夢なかば千波 一也18*12/11/26 20:18
ナインティナインのタカシ岡-mura和田カマリ0*12/11/26 19:14
技ありあおば2*12/11/26 17:57
一月の空—デッサン 前田ふむふむ512/11/26 17:49
不条理シホ.N312/11/26 17:16
今日の踊り美琴212/11/26 17:09
足の甲と目が合えば朧月412/11/26 16:52
寝る時用のメガネ北大路京介7*12/11/26 12:49
美しい言葉に惑わされている012/11/26 12:48
巨人が勝った試合何度も見る1*12/11/26 12:48
義務あおば2*12/11/26 12:21
況や 光をも藤鈴呼5*12/11/26 12:02
知らずに済んだフクシマkomase...3*12/11/26 11:46
雨の雫朧月412/11/26 10:58
海老坂綾野蒼希2*12/11/26 10:40
HAL5*12/11/26 8:39
あなた想いのガードレール灰泥軽茶6*12/11/26 2:39
白昼夢Mélodi...212/11/26 2:31
事件とウイスキーSeia212/11/26 1:50
ホスピタル・サーキット212/11/26 1:49
雪氷積りて 草花艶やかに黒ヱ212/11/26 1:33
ふ・た・り千波 一也5*12/11/25 22:45
昼と白 Ⅱ木立 悟412/11/25 21:39
タイトロープ梅昆布茶1612/11/25 21:05

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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