探していた?
なにを?
鉄の味を
どぶのかたちを
骨の軋みを
探していた?
甲州街道に
サンタクロースたちが
冷えた夜を
道行くひとの
....
リズム感 鈍感 レレレの自由無垢 無頓着
そんな ばら蒔き 摩訶不思議な種を新世代へ レレレ連れてって
何でも在るを計りに乗せず 空気と共に計る KYの自由 天然の素質
....
真夏に陰がいるように
きみには僕が必要だ
タンクトップは
あからさまだけど
要所に見せる
陰こそが重要なんだぜ、ハニイ
構わないさ
ニップレスの跡なんて
気にするな
気にするところが ....
さくら さくら
お馴染みの 曲が 響いて
雨音との 共演
満開の 桜の木の下
笑顔で 映る
あなたが 構える カメラ越し
なぁんて
ロマンティックな 妄想出来れば
これ 幸 ....
お母さんに
手紙を書いていたの
泣きながら
眠ってしまったの
おねむりなさい
おねむりなさい
深く優しく安らかに
君の夢の中で ....
わたしが通っていた中学では
男子大学生が二人
女バレのコーチをしていた
一人はイケメンで
もう一人はブサイク
みんなイケメンが大好き
もちろんわたしも・・・
わたしたちイケメンの前じ ....
太陽
月
仏陀
神
(それらを含んだ風のしらべよ)
わたしが昇ればあなたは昇り
わたしが降りればあなたは降りる
わたしが歩めばあなたは歩み
わたしが止まればあな ....
だらりと垂れ下がった両足の
Sさんが住む団地のドアを
「おはようございます」と開けてから
僕と同僚で、車椅子の前後を支え
(重たい・・・)と心に呟きつつ
がたん、がたん、と階段を下 ....
旅のおわりをかんじていた
あなたと
向かい合っていたら
一対のカップと湯気のむこう
あるいはガラス窓のすぐあちら側の世界
あなたの考えていることが
いちどでもわかったなら
....
弱として
私の子宮が主張する
私は所詮女であると
別段愛撫がしたいわけでも無く
だが時たま
私の子宮が
「私は女だ
私は女だ」
と主張する
....
空を切り裂く
稲妻のような
赫い時を駆け抜けて
蒼く険しい道を
手探りで辿ってきた
背中には黒い影法師が
張り付いていた
コンクリートの孤独が
骨を溶かしていく
そして今は
....
かなしみを知る人の瞳に
映る光は
美しい矢を描く
夜を知る人の瞳に
映る光を
星と呼ぶ
いつか必ずなくなるさだめの
命もまた
美しい矢を描くだろう
天涯のあちらこちらに
美 ....
空中に飛散した
刃物をかき集め
二の腕の動脈にぶら下げました
ノイズが溢れ
小鳥たちが騒(そう)
友だちは今どこにいるのか
居たらそれは石像か菖蒲の葉
小石を蹴る子供のランドセルに
....
冬の朝に目覚めた
私はちっぽけで空っぽだった
息を乱して駆け抜けた
白さばかりを焼き付けて
滲むのは眩しいからだと笑えたよ
その音の先を追って
夢中で走るうちに
泥を跳ね上げることに ....
窓の光に指先を伸ばして
ベットから数センチ
平行するように体が浮いてる間は
心が軽いとき
調子良ければ数十センチ
色が鮮明に飛び込んで
動き出す思考が
心を重くする
ベットに沈み込 ....
靴、ばかりを詰め込んだ、大きなキャリーバッグ。そこにひだりて
を置いて、まくら代わりに頬をのせる。ベンチに腰をかけながら、
指と、指のあいだを見つめている。鼻孔の奥に、巣食ったあくびを
殺せなか ....
あのときぼくは
きっと捨てられたんじゃない
疲れることから
自由になりたがられただけだ
だから悲しくも
そのほかの感情もなんにもない
頬を撫でられながら
....
すていんあらいぶ
それすらなくて
きがつけば
「いけませんよ いきなければ」
せっこうと
かみでできた
いたの
きれいにせいれつした
てんてんと
....
日の目を浴びない真夜中の嘘吐きも
孤独ぐらいは知っている
ひと気を嗅げない紛い物で上っ面だけ装った
酷く痛んだイミテーション
僕が人だって どうして君は言える?
「火の粉を散らし ....
夜の昇降機
唸りが
聞こえる
唸りが
日常とまた別の日常の間を
あらゆる倦怠を乗せて
乱高下する唸りが
どこへも行けない
暗いエントランスの中央で
煌々と待ち続ける唸りが ....
お品書きに
あなたの名があった
あなただけが
それを知らずにいた
もしかしたら
わたしの名も同じように
あったかも知れない
あなたはそれを
思案していたかも知れない ....
とぎれ、とぎれ、わたしと君は少しずつ
わたしと、君たちは、少しずつ、とぎれ、とぎれ、とぎれとぎれ
元に戻らない、元のままには、崩れ、崩れ、崩れ、崩れていく
1つずつとり外して、わたしたちは ....
セックス好きかと聞かれて
まあ、好きは好きなんだけどねえ・・・
なんて点々つけちゃうのはね
やっぱりこの歳になると
あっちこっち痛かったりさ
ちょっと動いただけで
すんげえ疲れちゃったりす ....
「踊っているのでなければ、踊らされているのだろうさ」学舎で一番の秀才、リヒテンシュタインはそう言った。
彼が踊り手なのかマリオネットの操手なのかはわからない。
酒場の小劇場で煙いスコッ ....
日曜日の夕方
群青色の冷たい空
閉じ込められたような
地平線の端がじわりと燃える
正解がないのは
どの道を選んでも同じ
世界を美しいと思うのは
積み上げられてきた
歪な歴史 ....
中学生の僕は
同じクラスの
ノリエちゃんが好きでした
ノリエちゃんはとても綺麗で
僕は一目惚れしてしまったのですが
廊下でアホ仲間と猪木対ハンセンを
やっていると
ノリエちゃんが通り過ぎ ....
騒めきを静めるように
掻きならす
腕にたくさんの糸をつないだ
はずだった、気づけばほつればかりで
抱かれた幻想に惑う
声すら届きもしないのにこんなにも
頼りない宛てに頼るなんて
美し ....
{引用=
「 月曜うまれの子は、器量がよい 」
―――――― マザー・グース
マザー・グース、 マザー・グース
お前はなんでも しっている
....
スポーツライターのジェシカ・ガーヴィ
彼女の名を聴いてそれがだれかを分かるひとは少ない
もし彼女の名前を憶えているとしたら
新聞記者かアメリカ銃乱射に余程の興味があるひとだ
2012年 ....
射抜いた眼から
芽が出てくる
明るい黄緑
君の色
苦しい息して
生きている
はかない願いの
蓋然性
かき流すもの
気長に構える
つくりご ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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