‐‐‐‐ 悪いゆめより その魚は生まれた 


風は
葦原のなか
{ルビ老女=おうな}が こっくり
こっくり
囲炉裏に ゆれている


それは、川瀬の流れに ながされ ながされ
 ....
単純作業をするはずの機械仕掛けは

作業員を工場の雑務要員として従事させ

四六時中の作動をお守りさせた

切削油の匂いは余所ゝしく感じられ

切り粉は制作の結果と云う輝きを失い

 ....
この物件はお客様の望み通りの物件だと想いますがと
手を摺り合わせることはしないけれど声はその通りの媚び

確かにぼくが希望した通りの物件だけれど
ここはできたばかりの物件なのかなとぼくは問う
 ....
ベッドの縁で夜は明けた

琴線は頭蓋骨の中に

そしてそこかしこに

この身が果てなければ

与えられる今日を知る

いまだにそちらを選べない

あきれるような本能からか

 ....
背中のチャックおろして羊毛ふとんにもぐりこむ

きのいい羊たちに手まねきされたら

なつのチョコレートのように眠っているきみが、ともだち。
(S(HE)) うたうことは すてきだ
そこに 鍋と お玉しか なくっても
共同作業を 続ければ
楽しいもんサ

たまに イラッとするのは
太鼓音を
只管 聞かされる 瞬間だね

苛立ちの鼓動と リ ....
故郷にモザイクがかかる 女子マネがいるとこには負けない 「機知が良い」と言われている (創傷/創唱)

ことばが砂のようにサラサラ
つぶの気泡になって
おちてくるね
でも痛くない

痛いときはどうぞ
万能なぼうしをどうぞ
きずまみれにしないでね
いつかとけてゆくけれ ....
日本語と言う言語のすごさを私は
知りつつある。
まぁ 自分の命が絶えれば 私の中の思想は
また 誰かに純粋には伝わらないのは
百も承知であっても
その悲しみにきっと打ち勝ってくれるだけの力を ....
 夜が消えた、ハミガキ消えた 虫歯も。歯医者に行かずにすんだねコラッ  夜は暗く明るいものをくらますから 虫のオナラの音が聞こえるプゥ〜 目薬を誤って眼鏡にさして あらやだ お腹をすかせすかせてステー .... 子宮がズキズキ痛むのに
ナプキンはまだ真っ白!
鎮痛剤2錠豆乳で飲みほし
カレーでも食べよっかな?

カレーを一鍋一気だぜ☆いえい☆
コビリツキをブイヨンでスープに
の・み・ほ・す☆
 ....
 .... 白い慰謝が俺の肩を

まるで虎のように喰った

淋しさは秋のように夜の方へ

・・・今、俺の言葉を直知できるやつはいない

だから、俺はいつも精霊達と戯れている・・・

お前達、た ....
何のことはない

君自身が落し物なのだ



たとえば君が左のエレベーターに乗る時

右のエレベーターから降りてくる

すれ違ってばかりの斜に構えた運命が

今日も君を捜してい ....
  .
{ルビ二十日=はつか}に年賀状を書き終った。こんなことは初めてだ
なにをかくそう、きみが宛名書きをぜんぶやってくれたからね
ポストに入れにゆくと丸くて赤いポストはなくてみな四角だった
 ....
風が冷たい
身体が冷たい
だけれども街から溢れだす明りは
なんだか暖かそう
溢れ出す人々は優しそう

私がぽそぽそとつぶやく
他愛のない言葉に
そうだよねと
頷いてくれているようだ
 ....
わたし、あなたの選んだ人があの人でとってもよかったとおもうんだ

だって、顔を合わせた瞬間にすきになれたんだもん



ほんとだよ
きめた いまきめた

私は私の絵をひたむきにしんじるよ
キルケゴールみたいに情熱的に

これはもう今夜から
誰も変えられない新しいルールね
色褪せた革の上着を
ベッドに放り投げたら
背中に手を廻して
ドアを閉める
聖夜の街の冷気と
階下で呟く老人の声を消す為に。

部屋に漂わせるのは
大陸の端で
中年女が紡ぐような ....
あごのしたがきのうからずっと痛いから
もしかしたら明日は起きないかもしれない

だから布団のよこにいてよ
そしたら明後日には大丈夫だから!
会社の発送所に荷物がいっぱいでフォークリフトも空いてないし
積むのを諦めて明日にまわす

帰りにブックオフによって金魚屋古書店のコミックを買った
105円のコーナーだからきわめて安上がりなクリ ....
あなたが
愛してくれるのは
祈りだけにあかるい
ささやかな
ともしび

星には
なれない歌たちの
ひたむきな揺らめきを
あなたはそっと
抱きとめる


冬の香りが ....
丸穂ランドという
ランドがあって
そこに
ドライブに
いくから
丸穂ランド
ドライブ
という
ことが
あと
きっと
なんかいも
うちゅうが
くりかえすと
して
そのうちの ....
わたしにある
他者の相

他者は正月にもちを食い
他者はゆっくり風呂に入る
他者は身繕い
他者は出かけ
他者は恭しい
他者は賀し
他者は帰り
他者は脱ぐ

他者を脱ぐ

ひ ....
あやまちなどひとつもなく、
おそろしい精度で
どこまでも正しく列べられた
タイル、いちめんに咲く文脈と、
そこへかたくなに交わりつづける
いくつかの脊椎が灯火する街は、
放射のみどりにあお ....
あんたはわざわざ回り道をしているね
(無駄骨を屁とも思っていないのかなぁ)

兄貴は平然と死生にたかを括っているね
(根明なのかそれとも天邪鬼なのかなぁ)

お前さんは故意に人混みを避けて ....
きみの産声は
午前6時のものだったらしい
かつて手帖があったころ
盗み視た
かすかな記憶
その時きみを照らしていたのは
夜明けという天然のシャンデリア
きらきらとさやかに
祝福はあった ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
耳のない魚月乃助1412/12/26 20:12
荒業地帯のパペットドクダミ五十...4*12/12/26 17:59
お見合い結婚HAL2*12/12/26 17:47
スローライフ(not throw)[group]村正1*12/12/26 17:11
ともだちはどこ? 阿ト理恵5*12/12/26 16:25
彼女のなかに彼がいる8*12/12/26 16:24
うたうこと藤鈴呼1*12/12/26 12:17
故郷にモザイクがかかる北大路京介6*12/12/26 11:41
女子マネがいるとこには負けない612/12/26 11:41
「機知が良い」と言われている012/12/26 11:39
ふゆのひに唐草フウ11*12/12/26 11:39
日本語・・・玄一312/12/26 11:38
夜に歯磨きしない←虫歯になるよヨルノテガム112/12/26 7:29
ミッドナイトPMSskc3*12/12/26 6:31
メモseniri4*12/12/26 5:00
精霊への解脱yamada...112/12/26 1:30
気休めという天使に足を踏まれた聖夜ただのみきや19*12/12/26 0:14
年賀状Giton2*12/12/26 0:10
街の明りは溢れだす灰泥軽茶6*12/12/25 23:39
無題♯くろきた012/12/25 23:25
112/12/25 23:23
聖夜はファドの中に漂う御笠川マコト212/12/25 23:22
無題♯くろきた012/12/25 23:11
金魚屋古書店のクリスマス梅昆布茶26*12/12/25 22:29
クリスタル・イヴ[group]千波 一也5*12/12/25 22:05
ギャスケル夫人6012/12/25 21:55
他者の相 (生体反応の設計)乾 加津也20*12/12/25 21:22
matria紅月212/12/25 20:50
気障な戦慄(三)信天翁112/12/25 19:21
きょうも問うもっぷ812/12/25 18:34

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