ワイルドストロベリー / 和名(エゾヘビイチゴ)
苗を買って植えた
幸運と奇跡を呼ぶといわれている
....
あの男が死んだとき
その亡骸をほしいとねがう
ベッドに横たえて
ともに眠り、
おはようと朝をむかえる
腐敗するその ....
凡人、詩人、変人
詩にしたってだけで 何も変わっていない
明日への不安とか 過去の記憶とかその他諸々
全て無理矢理繋げて 可視化して満足してるだけ
褒めてくれる人なんて 誰も居やしないのに ....
子供はめんどくさい
紙おむつも高いし生活費がかさむ
でも先生なのだな
問いかけることを忘れて
処世に汲々としているぼくたちを
ときどき修正してくれる
大切な生き物だ
....
街は、
カーブの多い 通り
I have lost my job
フランス語を
話せたら、
can i be your friend?
言葉が、
人を 傷つける
....
.
きみたちの{ルビ身体=からだ}から発した熱は
端正な六角の結晶を溶き崩す
時空のしじまをかいくぐりたったいままで保たれていた正クリスタルの羽
気の遠くなる空の上から降りてきたたくさんのたく ....
キミはいつもいつも”どうしてかしら?”っていうよね
ウチの”どうしてかしら?”は、疑問文ではなくてよ
それがわかっていただけないのは、どうしてかしら、ねぇ?
センター試験初日
豪華弁当を作り見送った
仕事中も気になる
あっちゅを学童に迎えに行って帰宅すると、
予備校から電話
「わたしは今仕事 ....
いつか空が大笑いして
わたしを吸い取ってくれるといいね
しわくちゃになった空の歯の隙間に
挟まって
カクカクとゆれるわたしの両足
15時の道ばたには
もう子供もいないから
突 ....
精神的に余裕がなければ
感傷的になって感情が揺れることも
減るんだなと
そんなことを思って、流れる景色をみる
少し休日が続いて
ぼけーっと変な事ばっか考えていたけれど
叩き ....
レモンのようにすっぱい恋だった
イチゴのようにすっぱい恋だった
甘い気持ちになる前に終わってしまった
それでもあきらめられない僕だった
寒い風吹く街角で
祈るような想いを飲み込んだ銀行の看板 ....
真夜中に猫の呻き声 宿題のせいで寝れない夜に
初めて作った芋の煮物 富山県産おいしいな
一人でも暮らしていけると過信するのが楽しい夜
大気が町の底を冷やしている
鼻や耳をそれがかすめる
思い通りにならなくて
理屈で相手をやり込めようとしていた
なにを感じて生きてゆけばいいのだろう
あの怒りも
あの ....
「結婚するから。。」
笑顔で、おめでとうを言ったら大人です。。
(百万円の、札束の風呂敷包を脳天に落としてあげる。。)
目を、合わせたくないのなら
目を、伏せたままでいたい ....
本当に怒っているとき
誰にもそれを
気づかれたくない
本当に深く傷ついた時
誰にもそれを
知られたくない
本当に寂しいとき
誰にもそれを
見られたくない
だから
本当に ....
湯に首までつかると
毛穴という毛穴から吐息が漏れる
立ち昇る湯気が
表情筋をひとつずつ解体していく
たぷたぷ
あごの先端から始まった
温かいさざなみが
湯船のふちを円やかに乗 ....
「お願いします。。何卒よろしくお願いします。。」
(甘い夢を抱くなら、来ないでくれと叱られました。。)
○ひたすらにコピーを取って
○ひたすらに運転をして
外回りの約10分間
ほ ....
あたいね
夫、IT企業の社長だった夫に
先立たれてね
まだ40前だったのよ
お互いこれからっていう時に
あまりに突然のことで
立ち直るのに
3日も必要だった
生活?
それは大丈夫 ....
冷たい空から降ってくる
鮮やかな光
あんまり冷たいから
女の子はしかめっつら
行き交う人々に注がれる
輝く肌は薄くて一枚一枚剥がれてゆき
筋肉が想う心が躍動し
....
あなたをぎゅっと絞り上げると
悲しみや後悔がぽたぽたと滴を垂らした
僕は舌を突きだしてそれを受けとめ
首を反らして飲み込んだ
夜のバーは光の島
僕はそこに流れ着いた遭難者
あなたと ....
言葉は形容詞から腐ると
教えてくれた小説家がいた
スマートフォンをかざすことによって
私の乳頭からは液化天然ガスが噴出する
スマートフォンをかざすことによって
私の乳頭からは液化天然ガスが噴出する
専用のアプリを月額85円でダウンロードしたか ....
やくざがバギーに分乗して
烏帽子岩への登頂を果たした朝
わたしは16連勤の中日を迎えて
全身に赤紫色の発疹を出しながらも
どうにか寝床を這い出ようとしたが
這っても這っても寝床が続いて
全 ....
コーヒーショップの店員は当初
拾い集めたボルゾイ犬の大便に
衣をつけて油で揚げた品物を
460円で販売していたが
そんなものが売れるはずもなく
280円に値段を下げて
差額を自分で負担して ....
{引用=
雪の散りまどう午后
音の波もやみ 記憶の
時の 歩みは、さかのぼる
冬のぬくもりらしきものが
わずかに溶けだして
軒下に細い指骨をつくった
一尺ほどもある{ルビ氷 ....
ちょうど落ちてゆくさかいめに
じゅうたんをひいて
まつげを燃やして夜にのる
愚鈍なやつだといわれ
組みふせられるのがすきだった
目はつむらなかった
屈服するふりがじょうずで
....
おとのこどものおとこのこ
おとのなまえのおんなのこ
ぼくたち
m(us)icのなかにいるのさ
アルファベットのうえでは眠れない
俺は朝起きたら
すぐさまトイレに駆け込んで
小と大、両方するし
小は飲んだ回数だけ
大は食った回数だけ出るので
渋滞なし
いっつもスムーズに流れに流れて
それが
すっごく羨ましいと ....
そもそもさ、メトロの夢は映画を見過ぎた車掌のショーだ
ホームに横たわる少年少女がいただろう?
夜は木で鼻をくくる
結ってもほどける指を切る
クラゲが渚で歌いだす
神話になったアクアリウム ....
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