もしも 私に もっと時間が 有ったなら
生きる 全ての時間を 紡ぐことに 費やすんだ
そんなことを 思っていた
仕事を辞めて 時間が出来て
真っ先に 実行したのは ドライビング
帰る ....
自分が、好きでやっていることなのに
時々、どうしてだろう
無性に嫌になって、嫌になって
くだらない、つまらないもんだと
唾棄してしまう。
自分が、好きでやっている ....
こんなにもなにもないものなんだ
こんなにもなにもないものなんだ
積み重ねてきた幾月で
泳ぎ渡って着く孤島で
生きている意味なんて探し続けていたんだけど
プラネタリウムが作り出した 匿 ....
もっと楽しみの遊びを
子供の頃のように、ドッジボールやサッカー
その空には戦争の気配が忍び寄ってきて、放射能の埃の中を漂っている
こんなにも壊れた、こんなにも暗いところで、何をやってるの、
影 ....
まっずいゼリィを喰わされて
うまいうまいと今日もよろこぶ
食品添加物すごいです
こんなにぶどうが長持ちするなんて
冥土印茶否!
今日も日本の食卓を支える!
しかし俺 ....
老人ホームで百歳のお婆さんが旅立ちました
「若い頃桜島が噴火してねぇ・・・
首輪をつながれた愛犬の悲鳴が
今も聴こえるんだよ・・・ 」
遠い昔に世を去っても
お婆さんの心に ....
誰かが出ていった
後ろ手にドアを閉め
光の紙面に輪郭を焼き付け
誰かが出ていった
窓の外で知らない鳥が鳴き
鍵を開け
重い抑圧から君を逃がし
振り返るこ ....
厳寒のなかで花は枯れることができない
雪をかぶり凍てつきながら
己の色を発し続ける
夢見るように
生きることと
夢を見ることとは違う
....
それは嘘です
そういって締めくくる手紙を
かくことにこっていた時期があった
心の奥から手を指をだして
書き連ねているくせに
最後には
それは嘘です
なかったことにしたいこ ....
最近ポコチンが凝るので
アンメルツをヌリヌリしたら
ヒヤッとした感触が
案外気持ちよいので
夢中になって
続けていると
遂に
凝りがほぐれて
グニャグニャになった
ひきがねをひくけど
ぼくたちのコトバはとどくだろーか
ボタンをおすけど
わたしたちのコトバは
はじまるのだろーか
ケイオスを吐き出すダクト
アスファルトあまるほど引きずる影
みど ....
行ってらっしゃい
おかえりなさい
ありきたりな言葉だけど
愛を含ませると
新鮮な響きを持つ言葉になる
あなたの言葉の奥にある
キラキラしたものに触れて微笑む
挨拶から広 ....
俺は情けない
遠く離れたお前と
携帯電話で話しができるのに
傘を忘れるとずぶ濡れだ
人間は進化しても
雨の中で濡れずに歩くには
傘しかないのだ
クルマは進化しても
雨の中で早く ....
このポコチンを
触ることなく
勃起させることができたら
私の言う通り
飲み会は三軒茶屋で
やってもらうよ
へへっ、できるわけねえよ
風俗通いが過ぎて
ちょっとやそっとの
テクニッ ....
迷走する瞑想
所業の諸行無常
彷徨する方向性
異形の世の偉業
進行する信仰
混然たる根源
重いもの思い
軽くからまるカルマ
脳天気な転機
転がるこころ
....
子らにはすべて名まえがある
物のなかにいる子
鏡を割ったような子
一粒の歯もないままでわらう子
レモンイエローの乳房の子
氷点下で生きている子
それでも
澱とともにあるとうめい
....
人の心は水に似て
器に合わせて形を変える
だけど時には凍りつき
器の方を壊してしまう
水は低きに流れるが
それは惰性の気楽さで
時に情熱の火に触 ....
あしたのわたしへ宛て名を書いて
あした行き切符に切手を貼って
翼持つきみにそらの航路を頼んだら
届くだろうか夢にみる涯まで
続きは全部あしたにまかせて
きょうをおおよそ終える頃
眠る枕 ....
短歌も俳句も好きになったもの勝ち 恋愛は惚れたもの負け
二の腕髪結いている
食卓で殺虫剤まくのか
キラキラ 光る ホタルイカ
イチバン 綺麗な 瞬間を
心の 奥に 留めたら
固い ガラスの 瞳には
蒼い 世界が 見え隠れ
ビーズのように 紡ぐ日々
流しの上で 光る芽を
取り除 ....
130128
5年前に簡単に解けたなぞなぞが
今では難しくてなかなか解けなくなった
謎が謎を生み複雑性が増したのだろう
と考えていたら
引き出しの奥から子供の頃
....
雪のあと
空おだやかに澄みわたる
望みをひとつと問われれば
家族が健康で過ごせますように
儀式の火は燃え上がり
今日という実をはぜていく
紅白の餅は黒くこげ
昨年収穫した稲藁で編んだ ....
寒波が襲来
「それは 陽子と電子が告げた」
風花を焚く 冬の冷香
月夜だけがそこに在る
俯きながら 雄弁は実らず
雪に 傘をさす
「泣き顔が とても簡単に思い浮かぶから」
そ ....
気づけば内定していた印刷会社で
ぼんやりと ひたすら ローテーションワークする
詩をひたすらにノートに書くように
目を刺す 昼の強烈な日差しだけは 二月の初旬は貴重だった
だけど ....
眠れないならきみを思おう
どんな理由でもきみを思おう
目覚めたくなければ夢できみと会い
白日の木漏れ日はきみへのうたを描くために
なんでも良いんだきみを思いたい
窓辺にあるのがお人形でも ....
聴きたいのに凪いでいる夜
風よ
うたってよ
聞きたいのにきみの声
どこへ行ってしまったの
いつかの空の白煙に乗って
しん、としたまま白んでゆくのか
空
灰紺色の星のまばらな
....
わたしをころしたのはなに?
わたしをころしたのはだれ?
おおくのしがらみが
たくさんのひとのおもわくが
わたしをころしつづけた
かこはけせない
いまのわたしは ころされたわたしをお ....
よく晴れた空の下
十数羽の烏が女の体を
生きたまま啄ばんでいた
幼かったわたしは
生家の二階の部屋で
宿題をする手をそっと止めた
本棚に置いたラジオから ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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