しまっておいた物が見つからない
きっとかくれんぼをしている

不意に見つかるときは
隠れているのに飽きて
そろそろ見つけてよ
と言いたげに現われる

普段からよく使う
机の引き出しか ....
あれは白鳥座の頭あたりだろうか、と15才の若いアマガエルが夜空を指差さしました
30になるウシガエルの私には星なんてもう見えません
けれど
見えるものには見えるのでしょうか
王冠のように、それ ....
数年ぶりに会った代表は疲れ果てた顔で
良い方向に会社は向かっているのだといっていた
よくわからないが 僕は
そうであってほしいとも思わない


僕も会社を見限った人間として
こうして ....
1960年代、優しい目をしていたのは一頭の象だけだった。

一頭の象が、ある日、小さな北国の町の動物園にやってきた
小さな町では、酔っ払いも、海も、ひまわりも、貧富も、差別も、母さんも、意地悪な ....
月のまわりにちいさな虹が

そのおおきな横をヒコーキ雲が

夜空もぼくらを許していたよ

夜空もぼくらを応援していたよ


つぎはぎだらけの愛のことば

なんか聞いてほしかったん ....
(固まらない粉雪が踏み潰されて鳴く音にどこか似ていた)

開かれたバインダーの数字と目が合う
淡々と馴染む体温

ここはえらく日当りが良くて
裏を返せば何もないということ。
今日は沈んだ ....
空が何も言わなく成って

もう随分と時が流れた

雲が背中を見せて

流れ過ぎ去り

稜線に時折光が遊んでも


空の無い絵が貯まるに連れて

益々沈黙で地に押し付けられる
 ....
走って 走って 走って行く
走った 走った その先に
何も見つからなくて
途方に暮れた女の子

走って 走って 走って来た
走った 走った その道に
何かを落してきたの?
そっと振り返 ....
るりるりるりら るりるいら
はりはりはりら はりはいら

瑠璃色のグラスに 祖母が水を注いだ
古い民家のちゃぶ台で 縁側から射す光が
グラス越しに ゆるりゆらめいて
幼いわたしを 魅了した ....
森のなかで消えてゆく向日葵のため息が
とてもせつなく感じられるのであれば
きみよ
虹色の風をもういちど友にすることだ

光には影があり影のない光はない、と
たくさんの人が言うけれど
影の ....
ワハハハ
ワハハハ
京子、笑うんだ
いつまでも
メソメソするんじゃない
笑えば、すべてが良くなるんだ
おいっ、京子笑え、笑うんだ
ワハハハ、ワハハハ

あっ、ハニマル天口父娘だ!
 ....
梅雨入りが近いそうだと話しながら、
始まりはどうしてか背景から。
君の背には迫る波より漂う波。
人影に空いた真白には今はさみしさを埋めている。


机の荒れた表面が直角に日差しを反射する。 ....
茶川賞貰ったって
それで食っていけるかって
言うとさ
そんなことないわけで
テレビ出て
タレントもどきみたいなこと
してるとかさ
その後パッとしないの多いじゃん
特に最近は

御言 ....
口数の少ない
鳥の姿を探して
見上げれば
冬の朝焼け
冷ややかに燃え
寝起きの木々が
頬を緑に染め
はにかみ
目覚めたばかりの
空に描かれた絵は
またたくまに
太陽に消された
 ....
独りさすらう俺の体を 
降りだした雨が切り刻む 
切り刻まれた俺の体は軽く分裂する 
でも心は切り裂かれないから 
浮いたまま 
雨に打たれても 
俺の心は乾いちまってる 
おまえがいな ....
蛍を見たことがないから
あの光をしらないから
どうしても僕らは
つめを齧ることがやめられなくなる

――前時代の定義を簡単に説明できる程、僕の脳は若くないんだ

少年達は夜の都会の空 ....
時報に電話する都会の昔の孤独を
歌った年老いたDylanは

顔も見ずに携帯画面で
交換される文字の羅列に生活する
今の孤独を知らない

声で発ッせられる言葉に
恐怖を感じる人の群れは ....
1月も終わりのとある平日。

かわいらしい小さなカフェに集う人々があった。



カフェに置いてある品々は、その多くが手作りのようで

ペンキ塗りの壁には、楽しげな手書きのイラスト、絵 ....
シャガールが好きな女抱いて寝覚の悪い朝 借りてきた猫 又貸しされてる猫 浮気したら作動する型の悪霊 ゆきがちりふるのをみています
とてもさびしいこころです
とおいそらはましろくうすくらく
とおいとおい
とてもとおいのです
こころがあすにふるようなきがします

ないているのはあなたです
 ....
中身が無い筈なのに カラカラと 音がする

これは何ぞや? と 呟けば
真空管の 声がする

チリリと成るのは 未来鈴

呼び鈴ですが 
明日への予備ですから
只今は 呼び出せま ....
きみから
ありがとうという言葉を聞いた事がなかった

すみませんという言葉しか出てこなかった
それは感謝の言葉ではないんだ

君からは何ももらわなかった無表情なその平凡な佇まいは
拒絶や ....
ふたりの朝は

にかい連続

雲ひとつない

こんなふうにして

ひとはひとと

別れてゆくのだろう

こんなふうにして


だれかがこんなぼくのために

命を使って ....
川が かろやかに ながれている
人々は みな
黒い衣装を着て
積み重ねてきた色とりどりの思い出が
しずかに ながれていくことに 心を寄せている

美しい心でありたいと焦る日々を埋葬し ....
冬の涙はさらさらで
誰も引き止めるものはない
蜂蜜ほどの粘度があれば
甘く熟成されようが

冬の涙が歩き出す
朝の魔法にうながされ
あなたの窓に
わたしの窓にも
///わたしはインゲンを煮てはただ食う生活に飽き飽きとし始めました。トーテムポールが斜めに崩れてく。静かな校庭に亀裂が走るのがわかる。だから手を合わせ空に向け、× ×。愛されたい。殺めたい。。///
 ....
どうしても
やめちゃうの?
            学生の肩書きを
            ステテコパンツしても

どうしても
いかれちゃうのはてな

            べつに
 ....
何もわからない
話すことは 途絶えた
つながれた 手のまま 二人
そこには風景だけが目の前にはあった
足元には貝がらが散らばっている
もう 飽きたと 君は 言った
冬の海は
少し寂し ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
無くしたものとの対話殿岡秀秋813/2/1 5:19
水玉もようのカエル月形半分子613/2/1 2:51
仮面の中番田 113/2/1 2:31
月形半分子313/2/1 1:34
夜のヒコーキ雲吉岡ペペロ813/2/1 1:30
事務員ブルーベリー2*13/1/31 23:52
無言の空へドクダミ五十...6*13/1/31 23:44
ヒュプノスの眠り凪 ちひろ6*13/1/31 23:39
るりるりるりら るりるいら8*13/1/31 22:40
虹色の風草野大悟3*13/1/31 22:27
ハニマル天口花形新次013/1/31 22:09
[Drawing]東雲 李葉113/1/31 21:37
茶川君からの手紙花形新次213/1/31 21:17
冬の朝ナラ・ケイ513/1/31 21:09
独りさすらうたもつ813/1/31 19:25
青い指赤青黄2*13/1/31 18:36
スマ・ホ……とある蛙8*13/1/31 17:44
ピアニスト・シンデレラ。元親 ミッド1113/1/31 16:34
シャガールが好きな女抱いて寝覚の悪い朝北大路京介6*13/1/31 15:37
借りてきた猫 又貸しされてる猫613/1/31 15:36
浮気したら作動する型の悪霊513/1/31 15:35
ゆき宮岡絵美213/1/31 15:34
カラカラ藤鈴呼2*13/1/31 11:18
ありがとうの季節梅昆布茶1013/1/31 9:25
雲ひとつない吉岡ペペロ413/1/31 9:05
白が虹むところ[group]るるりら20*13/1/31 8:40
そらの珊瑚12*13/1/31 8:35
君がいつも泣いてるのが、僕は好きまきしむ213/1/31 6:04
なにもみてません赤青黄013/1/31 3:40
あのビルはもう、すでに今はない番田 313/1/31 2:12

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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