人が人を検閲することはできない
それはいちばん姑息な魂だから
人は人を弾圧することはできない
それは怯懦の表明に過ぎない
それらを振り払った魂のあり方こそ自由の別名だとおもうのだ
....
さびしいし
つかれている
賠償問題も不調
でものりこえらる
と、
のりこえられないものを
うけいれたくなかった
どっちもさきだ
こんなときは
だれ ....
すごく気にしてるんだ
うんうん
チョコレートの…数
うん、いつから?
生まれた時から
あり得ないこと言う君だけど
送ったよ
人助けだから
誤配が心配で追跡してみる
「十三時十 ....
sweet pain,sweet rain
雨の匂いがした夕方 じきに降り出すかもしれないって
君が僕に言う それなら僕のせいだなって僕が言う
雨男とは僕のことさ 晴れた空もたちまち曇るのさ ....
ベランダに出る
たばこを取り出す
火を付ける
煙を吐いて見上げた空
ぼんやり白い雲
切れ間に
オリオンの三つ星が
行儀良く並んでいる
カーテンから漏れる居間の光が
隣の家の壁 ....
私の亡骸は
私にとってさえ
特別なものではないから
海に捨ててくれなんて
言ったって
しょうがない
今のうちに
自分の皮膚に
触れておきたいと思っても
私には安っぽい
付属物が ....
抱いて抱き合うほど
豊かな愛になる
寒さから守るバリアになる
真っ白な雪が見せる幻想
たくさんある冬のどの歌よりも
その場で創り歌い今の素直な想いを表す
雪を溶かす力は
....
いたいの、いたいの
とんでいけ
大三角に
ぶつかるくらい
おおぐま、こぐまに
ぶつかるくらい
高く
みごとに
のぼりつめたら
今度は
はげしく
おちてこい
....
西の空は何色か
油断してたら殺される
ハサミで切れるものは全部切る
容赦なく切る
ハサミに西日が反射したのが
午後四時
玉ネギが腐り芽がでて
バケモノに変身
殺すつもりでにじり寄る ....
空を殴ったらば
君を奪って
月まで飛んでゆく
奥歯を噛み砕いて
言葉も愛も粉々の
月は悲鳴を上げて
枕を抱きしめて
君がいない
カーテンに包まって
朝が逃げる
夕日が飛来し ....
荒れる 騒ぐ
激しい音を立てて
叩きつける涙
あの人に何かあったのかしら
ざわざわと掻き立てられる
涙は降り止むことを恐れているようだ
染み込んでい ....
ふと気がつけば、僕はいつの間にか日常を、
単調で、退屈なことの繰り返しのように思っていたよ。
朝起きて、仕事をし、終われば帰って寝て・・・
ただその繰り返し、というふうに。
....
ひとりでいるけど
さみしくないの
こどもはおれにきくけど
おとなはだまってる
一人ぼっちはさみしーけど
ねむい時はさみしーぐらいがいいんだ
しぬのはこわい
いきるのはつらい
....
好きな子が出来ても
誰かの手を引いて遠い場所へ
行ってしまう
受け入れた そして絶望はしたが
したが それぐらいで済んだ
友達に嫌われた
仲直りしたかったけど
もうそんな ....
私が密かに
恋焦がれている
隣のクラスの純くんは
スカトロりんだって
噂だから
前日にアーモンドを
大量に食べておいた
朝一番のホッカホカ
手作りアーモンドチョコレートを
ハート型に ....
白いシーツ
白い枕カバー
白い天井
硬いベッド
朝が白々明ける頃には
私の心も
漂白されて
窓に
雪の港
鮮やかな海の青
無職でいること
そのことだけが 正しいと 信じていた
だけど この街は
少し寂しすぎるようにも思えた
それが 事実ではないのだとしても
疲れが
今日も やってきた
だけど や ....
透明な僕らは一体
どこへと行くのか
透明な彼らは一体
どこへと消えるのか
誰もが両手を出して
銅貨を求めている
だが、その顔は王のようで ....
影がぐるりと右かしぐ
左手が逃した夕餉の茶碗
右手を掴んで放さぬ恐怖
夜の森は騒々しい
木立はバサバサこすれあい
夜鳥の声はこだまして
奇声をあげてる闇の口
影がぐるりと左にかし ....
少年がバス停に走っている間に
母を乗せてバスは行ってしまった
母は後部座席に来て
険しい顔をして少年を見ていた
子供時代の幕切れだった
母は生きているのだ ....
撲殺された昨日の夜の刹那の思考の躯を油紙で包み、台所の床を引っぺがしその下の土に埋めた、覆い隠されただけの地表は湿気て暗く、その下の地中は加えて重く悲しく、そんな土を長く長くえぐり、刹那の ....
さいご、には
なれるはずもなかった
いのりの一葉が
身をよせて
そよかぜを織る
やわらかな
うみ
すきま、から
もれる光は重なりあって
ことばのほつれを
受 ....
去年の夏、シャボン玉を買った。
きいろい麦わら帽をかぶった
ピンク色の象のかたちをした容器。
旅先の雑貨屋で見つけて
近くの河原であそぼうと思ったけれど
その日は、あいにくの雨で
バッグに ....
感謝を深く吸い込んで裸足
ファンデで隠している聖痕がある
帰る家があって蹴れる石ころ
この先死ねるまで、
独りで生きること
決めて10年以上経過
ほらね
手に入らない
寿命があるなら
さくらを見てみたい
家族がほしかった
いつものように鍼を打ってもらった
冷たさが首の後ろから忍び寄って
私の頭を痛ませるんだそうだ
肺を弱らせて
肌を凍みつかせ
私の心にまで風邪をひかせる
たくさんの鍼を体に刺されると ....
煙草屋のわきに
ポストがたっている
阿呆みたいに
屋根をつたって
落ちてくる雨だれをうけ
それは錆びてしまっていて
もう誰も近づいたりしない ....
ツイッターで返信が無いのは
嫌われてるから
でも
まあ
だって
きっと
そうなる
さだめだったから
つきあえないから
てが
とどかないし
むしろ
さいしょから
こうなるべきだ ....
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