種をまこう

名前も知らない種でいい
名前や理由なんてあとでいい

木を植えよう

太く立派になるかなんて
植えるまえから考えもせずに

今すぐにでも
今だからこそ

きっと ....
ふうせんのなかに
からだをいれて
おなかいっぱいで
ねむりこけているかんじ
眠るまでの時間が
ここ最近長くなった
ベッドの中で過ごす
意識の切れ端の中で
瞼の裏の僕は部屋の扉を開ける

ドアを開け
階段を降りて
ワインボトルを手にとった
飲みかけのボトル ....
江東区は
人であふれていた
広い公園
子供を連れた人たち
悩むことが
ちっぽけに思えた
平らだった
かつて連ドラで見たような
広場が 広がる
あの一場面のような世界
僕には関係 ....
自分が嫌いなように 君を嫌っていたのだろうか

僕はある日 落ちぶれて森へと逃げてゆく

森は少年の頃のように けもの道が続いている

その道をひとり 僕は進む

朽ちた枯葉は堆積した ....
あ   な た    
            の   首   を
 
                      絞めて



押 

  し 花   ....
何を書こうとしたのか忘れてしまった
私はお風呂の中で
或いは教室で、バス待ちで
ふと詩を思いついたのに

それを脳みそに留めたはずなのに
今こうしていざ向かい合うと
うっかり何処かへ ....
  めぇいっぱいのかなしみを
  ちいさなかばんにつめてたら
  ほころびからおちていった
  あたりまえだ
  ふゆのあおぞら
  ふゆのあおぞら
  かぜがふいた
  ほころ ....
夜ごと女は白面を貼りつけ
コラーゲン、ヒアルロン酸、レチノール誘導体
スクワラン、高麗人参エキス、丁子エキス
零芝エキス、甘草エキス、陳皮エキス
当帰エキス、真珠エキス
面皮が乾くと浸透の幻 ....
禁忌だ
書かれてはならないフレーズだ
書かれることによって瞬間に
なんと矮小化するんだ
猥褻だ

文字で無く
生成する物、聞こえぬ音
秘密の力だ、力が
真空のような宙に流れる ....
夜に紛れて逢いました
指の先から次々零れるシャボン玉
幸せな夜のコーヒー
眠くない

コインロッカーの陰で
階段下の倉庫脇で
立ち止まる
進めない

雨が降っていて
目の前をたく ....
  きょうの朝は、
  灰色の水にひたされている



  人びとは鈍い眼をしてさがしている
  ありもしない排水溝や
  冬の葉のかけら、
  あるいは大切なひとの
  い ....
まよっているのでもなかろうに

ふらりふらりカラスの舞い
寒空の下
獲物もいなくて

ふらりふわり舞ってる
手持無沙汰にみえて

とまる高い電柱の先
空にはとどかない
たったひと ....
音楽の意味を一粒ずつ穿つように地にかぐわしい穂を落とす稲が
暁の薄明かりのなかで
その明るさの意味に傾いた憫笑を預けながら
東洋の一都市の一角を仄かな優しさで染めている
まだ幼い光が飛沫の ....
産み落として出て行ったことがのこす
さびしさは
得たものの位置には
勝てない

深夜の一人舞台
とわかってはいても
そのまばゆさを
感じてしまったことがあるのなら

あなたもでしょ ....
彩る夏の夜に僕は
大切なことを忘れそうになる

なんつーか……
やっちゃったあとの
やっちまった
感じ?

どこからかほのかに香る
線香花火の匂いは
壊れそう

だからってねえ ....
プシュケーのプレイリスト
箱の猫がかすれた声で歌う
聴かなくてもいいような夜
指先のスピーカーから漏れる
夢のベロシティは弱く弱く
大人の足を生やした雛は
へたなスキップで転ぶ
触れ ....
 
 
剥がれないようにして走る 
名前を失った
低い温度のままで

足元を照らす僅かな灯りを
希望と呼ぶこともなくなった 

脆い身体は既に
言葉の繰り返しとなり
穏やかに壊れ ....
いい天気
賃金労働者は
今日も朝から
堪へ難きを堪へ
忍ひ難きを忍ひ
小便器に抱きついて
Fuck
Fuck
Oh! my God
時間給労働者は
苔のむすまで
堪へ難きを堪 ....
みつめれば、みつめるほど 
世界は語る本となり 
行間の道で草花の囁く秘密は 
旅人の背に、託される 
              鍵をかけた秘密

              ガラクタの木箱

                *
 
              テレビの闇

  ....
 


中年女はふと、

鏡の中に昔の自分が映っている事を願った


駅前でビラを配っている男は

トイレで小水の切れが悪くなった事を嘆いた


若年の我々は

ただ ....
選べと問い詰められたとき
できれば“Oui”を選ぶ人間でありたい
長い影に午後が暮れるのを知る
ミラー、ミラー、ミラーと暗がりの壁にかかった鏡を見る
鏡の中に映った私は閉じ込められたよう
映った姿の後ろの世界にたどり着きたいと思った
たとえそこが大きな監獄で ....
風が吹いたなら バラード
君のまつ毛に触れた歌を
そして君の唇からこぼれた吐息が
空になって雲になっていつか
明日へと届く (耳をすませている)
風が吹いたなら バラード
君の頬にそっと触 ....
そりゃあ
バターの生産で
有名は有名ですけど
北海道をバター県って
呼ぶことについては
いささか異論がありますよ
寂しいイメージが
強すぎるのではない?
第一
県じゃないし
犬好き ....
現代に於けるcrusadeは歴史の繰り返しなのだ

エルサレムを「平和の町」とする為に流された血は

無駄に大地に吸い込まれ「シャローム」は偽りと告げる

偽りの平和の達成を目論んで

 ....
                 130220



きいちゃんとは僕のことです

きいちゃん
{引用=
 龍は問うた
 ことばではなく
 ことばにならないことばで
 胸の暗がりで蹲るあらぶるものに
 なぜ
 龍の子は
 ひとを殺めたのかと

 水晶に映される
 流血の惨劇は ....
在来線から私鉄へ
  乗り換えるために
    長い、長いコンコースを歩いていく

よそ見してると
 すぐに人とぶつかりそう
さすが日曜日
 老若男女がゴチャゴチャ

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「この渇いた大地に」ベンジャミン5*13/2/21 1:55
ぷーうんち1*13/2/21 1:48
次からはちゃんと竜門勇気113/2/21 1:20
履歴書と世界番田 113/2/21 0:58
森へ佑木1*13/2/21 0:42
押し花川上凌5*13/2/21 0:25
忘れてしまった7*13/2/21 0:18
ふゆのあおぞら草野春心313/2/21 0:14
仏壇をんなsalco9*13/2/20 23:49
力の沈黙シホ.N313/2/20 23:45
逢った日チアーヌ7*13/2/20 22:56
灰色の水草野春心413/2/20 22:30
似た者同士朧月313/2/20 22:12
微笑みを 預ける時るか213/2/20 22:09
歴史もっぷ313/2/20 22:02
彩る夏の夜にゃんしー413/2/20 21:29
プレイリスト1*13/2/20 21:12
地下鉄たもつ1013/2/20 19:27
プロレタリアート落涙2樹圭介113/2/20 19:05
旅人の本 服部 剛6*13/2/20 18:46
テレビの闇北大路京介913/2/20 18:30
神のコーラyamada...013/2/20 17:05
“Oui”か“Non”かをHAL3*13/2/20 16:15
黒髪3*13/2/20 14:39
バラード石瀬琳々6*13/2/20 13:54
バター県花形新次113/2/20 12:48
蹂躙ドクダミ五十...1*13/2/20 12:01
きいちゃんあおば3*13/2/20 11:58
神の前で石川敬大813/2/20 10:44
数cmフユウkomase...2*13/2/20 10:38

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