いつかむかし
 草原のくにの村に
 ふたりの若者がいた
 ふたりはともだちで
 いつも馬に乗っていた

 信じていた
 俺の駆る
 雄々しい鹿毛こそ
 僕の駆る
 凛々しい栗毛こ ....
今日という一日に数え切れない
(ありがとう)が、隠れている。  

よく晴れた日の夜空に 
いつのまにか姿を現す 
あの星々のように―― 
もっと抵抗してくれなきゃ
そんな直ぐに受け入れられたら
Sの私としては
満足できないっつうか
白けるっつうか

なんで愛されないんだ
とか言っちゃう前に
其処んとこ
よく考えて
石巻の仮設住宅に住む 
Tさんに新年の電話をした 

「あけましておめでとうございます 
 今年もよろしくお願いします  」 

「いよいよ来月から 
 津波に流された場所に、もう一度  ....
おめえなあ
一回ぐらい
ケツでやらせろよ
減るもんじゃねえだろ
痛くねえって
俺の大きさ考えろ
おまえのウンコより細いよ
たまには
趣向を変えるのも
いいじゃんか
イヤだ?
なん ....
ある日、届いた封筒から取り出した紙は 
「わんニャン展」のお知らせで 
三日後にみなとみらいの地区センターの 
展示会場に入るや否や 
平日の人もまばらな空間に 
{ルビ木霊=こだま}する… ....
ねぇねぇ
寂しいから
もうちょっとだけ
私に構って

ほんのちょっとの自分の気持ち
素直じゃないから
私は言えない

気づいてほしくて
気づいてくれるわけなくて

 ....
神秘的な恒星の成り損ない

太陽系最大の惑星だ

多くの衛星を従えて

神秘の姿を誇らしく

今日も宇宙空間に

危険な感じを雲の有様に見せ

その磁場と放射能は寄せ付けない
 ....
飛べぬ時点で
鳥には劣り
泳ぎですらも
魚に劣る

飛んだところで
知恵を絞って
泳いたとして
形を真似て

そう
いろんな事が
分かってきたよ
そう
きっと僕らが
僕ら ....
世界を覆い尽くす
意味や価値の連関

僕はどうやって
繋ぎとめよう
意味や価値の連関を

死を乗り越えなければ
真の意味や価値を
繋ぎとめられない

もし大丈夫なら
過去世
 ....
人生は一瞬一瞬の光を増すための努力

最期は一筋の光となって空に流れればいいさ
あの頃 ぼくらは貧しかった
ラジオはあったけどTVはなかった

電話はよっぽど裕福なひとしか持ってなかった
ぼくに電話が掛かってきたら
電話のあるお隣さんが呼びにきてくれた

餓鬼だった ....
亀とは
亀のようにゆっくりなペースで成長中の私の長女
この間9歳になった

その亀
学校以外の場所では
とっても朗らかでおしゃべりなのに
小学校入学以来
教室で全く口を利けない
少人 ....
土曜の朝 午前6時
寝不足気味の眼を擦りながらカーテンを開けてみれば
そんなあたしを嘲笑うかのような 雲ひとつない晴れやかな空


昨夜食べ散らかした 冷めてしまったデリバリーピザ
コロコ ....
何もなくても光が

降り注いでいた日々を思い返す

傍らでいつも咲いていた笑顔

徐々に枯らしてしまっていることにも気づかなかった







1 ....
常に悩む
優しさと
暴力の間で
人間の存在意義が
優しさと暴力の
間で漂うならば
何と悲しいだろう
私は信じたい
人間が優しさを
一つの信念として
暴力を凌駕すると
君たちに質問 ....
その時の
あの時の

こっちかな
どっちだったっけ

段々と
薄れる記憶

それでも
淡く 繋がり行くならば
見詰められると

薄明りの下で
綺麗な★を 観た

最 ....
一人で思う言葉も忘れて
黙って旅に出るのが一番なのだと気づく
遠い国へ飛び立つ飛行機なんていらないんだ
ホテル代だけは高くつくけれど
健康な心と体が僕らにはまだあるから


いつもの ....
指先を切り裂いて、騒がしい血を全部抜いて、滴るものを飲みほして、温い悪夢を循環させる、脳下垂体に張り付いた、混然一体の俺のグラフィック、歪み、千切れ、撒き散らされながら、どんな軌跡 .... 私は食事の後の洗いものが嫌いだけれど

洗濯は好きである

もう十年以上使っている洗濯機には

特別な愛着がある訳ではないけれど

頼りなさそうなのに音だけはでかく

ウォンウォン ....
死ななくてもいいじゃない

暗くったって
悲しくったって
ひとりぼっちにおもえたって

死ななくてもいいじゃない

あなたがひとりぼっちで死んだってききました
あたしにはなんにもでき ....
       小さなあなたに逢いたくて
       路線バスを乗り継いだ
       海を追って風を切り
       バスは走るどこまでも
       裸足のすがた追い ....
地球温暖化なんて二酸化炭素のせいじゃないのに

熱塩循環の周期だけのお話しなのに

誰かがぼくらに

PM2.5なんて今に始まったことじゃないのに

誰かがぼくらに


みんなは ....
電柱の根元にひそやかに咲くタンポポ
青い花びらをもった小さな野草が囲って
これは偶然の可愛さだねって
足取り軽く僕はマンションの鉄柵に指を滑らせた

しかめっ面の若いOLと何ともなく ....
分かります
剥けてる方が
男らしいのは
でもね
こればっかりは
どうしようもないんですよ
剥いても
すぐに戻っちゃうんですもん

ビヨ~ン

ほらね

だからって
別に
 ....
月は語る、語るね
なん億年と見守ってきた思いを、キラキラと反射させる
雲がかかってもなんにも変わらない
地球人として、月にお礼を言いたい
そうやって、いつまでも見守っていて
どんなひどい殺し ....
愛は短命
嘆いた日々も
地平を巡り
海へと消える

私は私
彼の時も越え
季節を巡り
未だ此処に居る

春に始まり
夏に深まり
秋に交わり
冬に離れる

何処に愁うも
 ....
嫌いだよ。


それは色無く重たくて

誰にも届かない。
足元に降り積もっては見えないまま。


嫌いだ嫌いだ嫌いだ.



見えないから

見えないまま

知らない ....
砂利は自由いつも違う
0.2ミリ違う
そこがいい
芸術になれないのがいい

風はそのへんで吹いている
花はあのへんで咲いている
詩なんてそれでいい
自分の言葉は邪魔なだけ

世界に ....
 ゆうこちゃんは元ヤンキー
 スイングドアどっかん
 カートでつき破って
 おっはよー 
 おぉ今日も元気いっぱいで品出し
 野菜売り場へ突撃だ

 ゆうこちゃんにはカボチャ割る鉈
  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
草原の記[group]平瀬たかのり4*13/3/8 19:58
ありがとうの星 服部 剛813/3/8 19:03
アイサレ(ナイ)ンダー花形新次013/3/8 19:03
希望の芽服部 剛413/3/8 18:54
ケツくさい花形新次013/3/8 18:44
遠吼え 服部 剛313/3/8 18:24
構ってちゃんジュリエット013/3/8 16:56
ユーピテルドクダミ五十...1*13/3/8 15:52
らしくカルメンオジ...113/3/8 13:18
生命渡辺亘313/3/8 13:13
光芒梅昆布茶1213/3/8 11:01
ぼくらは貧しかったのだろうかHAL9*13/3/8 10:22
亀のいちばん長い日夏美かをる34*13/3/8 4:59
シミ抜きお願いできますか涙(ルイ)613/3/8 4:52
猫背道komase...4*13/3/8 1:53
人間失格が優しさ意味しているだろうかドクダミ五十...7*13/3/8 0:58
悔しくて藤鈴呼1*13/3/8 0:38
ジャマイカへ番田 013/3/8 0:16
まだ見ていないものがある限り俺は何も知らないホロウ・シカ...2*13/3/7 23:49
ロートル洗濯機灰泥軽茶10*13/3/7 23:44
きっと朧月613/3/7 23:00
バスに乗ってどこまでも石田とわ10*13/3/7 22:49
誰かがぼくらに吉岡ペペロ313/3/7 22:03
偶然の可愛さよしたか5*13/3/7 21:08
剥き剥きマン花形新次013/3/7 19:24
月の語り黒髪6*13/3/7 18:20
追憶カルメンオジ...4*13/3/7 18:16
「存在する」の定義五月雨013/3/7 15:45
現代詩スターダスト左屋百色4*13/3/7 15:05
ゆうこちゃんへ平瀬たかのり6*13/3/7 14:45

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