この単純な好意が
長く伸びること
勢いよく飛び出し
曲がり角にくいこみ
歩道橋を渡り
螺旋階段をまわり
川で苔むして
切り立った山を抜け
どこまでも
めいっぱい伸びる

 ....
               
季節の足跡が白い凍土となり
剥がれた絵の具のように
海鳴りが景色に仕方なく張り付いている

此処には君はいない
それでも此処は君のいた場所

今日君はい ....
僕の場面早送りされている 呟いてみんなが損をする 魂燃えている焦げている もう電車をおりたら
かたい
泥炭でできた
ランドフィルの上、
巨大なつばめの巣のようなものか

逃れ者ほど、かっこよくはない
ああたしか
すべてどうでもよくなった
わけではないのに
 ....
 ある、は動詞で
 ない、は形容詞

 おもしろいっすよねおもしろくないっすか
 在ったら動いて
 なかったら形になるなんて

 いっぱしのブンガク青年を気取る
 ぼくの話を聞きな ....
小学生ぐらいの子供に

軽くおっちゃんと呼ばれる

私は年齢的にも充分おっちゃんの部類に入るのだが

おっちゃんは元々から

そうプラモデルのように

細部に至るまで

おっち ....
乳色のひかり影とかす

歩くひと皆看板のよう

裸木がしんみり見つめている


血圧悲しく乱高下

とどめてるだけで

副交換神経最悪

あっ禁煙そっくり

南風みたいな ....
いく度もあなたを忘れ
出会うたびに恋に落ちる
もう
もうあたらしく
忘れました
はやくわたしに出会ってください
海辺にひらいたからだが潮まみれになって
こまかい
こまかい傷をつくり ....
いつでもそうなんだ



息をするのが苦しくなって
それでも黙っていられなくて
駆け下りてばかりの坂道を
ひたすら駆け上がって
上りきった坂道の頂上で
沈んでいく茜色を偽装した
弱 ....
血色の悪い炎の連れ子に
躄りながら引かれ
生肉のいくつかの部位を教えられて
馬が

かれの針葉樹のような脚は
コンパスと弓のかたちをして
根性焼きの地面をかたどる
猛々 ....
近くなるほど大きくなって
遠くなるほど小さくなって

思い出は等身大で
現実もまた等身大で

思い出の中に、
思い出の自分はピタリはまる一片の欠片

現実の中に、
現実の自分はピタ ....
てぇ小っこいね
てぇ大っきいね
上目遣いのリフレイン
前髪で隠す横顔とか
何やら醜い街並みで
一緒にきずついて
ほんのりあまく
 単純なことほど難しく
 複雑なことは解らない


無器用なことを言い訳にしながら
いま退屈が僕を殺そうとする


出来ることと出来ないことの境目には
いつも壁があるから
仕方なく ....
チェシャ猫はティーパーティーが大好きでした

アリスも呼んで午後のひとときをなごやかに過ごしたら

白ウサギが言いました

すでに時は来たりまた次の物語を綴らなければ

不思議の国は終 ....
今日僕は何をしていたのかを考える
多分 青山の暗がりのどこかをさまよっていたのだろう
人と笑いあえるひと時を探し
煉瓦の壁を見つめ 考えた


だけど僕の思う理想が叶えられるわけでもな ....
果てと最果ての境界線上で
ひとつの紙飛行機を放る

ゆらゆらと
詩になりたがることばを
蟻のように背中に載せながら
飛んでゆく
府中市立白糸台小学校
校庭の一隅には珍しく
二宮金次郎の銅像があり
{引用=刻苦勉励・立身出世de官僚の道}
総身黒ずんだ彼は
歩を運ぶ態勢で停まっておるので一見わかりづらいが
用心しいし ....
人の心の中がわからないから
自分の心をのぞいてみた
おそるおそる
深い泉をのぞいてみた

みえないから
ほっとして
みえないから
さみしくて

だからみんな泣くのかな
だからみん ....
まっしろく
息を吐きながら
晴天の
した

軽く、
多くのものに
通過されながら
わたしは
光に
耳を
すます


たやすいものを
幾つも集めて
したしんで
 ....
 ○○○○
 ○○○○//

 おい
 なんや
 鉄板熱かったな
 たいがいやったで
 最初は温うて気持ちよかってんけどな
 後からたまらんかったな
 けど我慢できへ ....
{引用=――はるな「物語たち」に寄せて}


  つめたい夜がやってきて
  わたしの両手の爪を、一枚いちまい
  丁寧にはいでいった



  つめたい夜がやってきて
  物語の ....
一喜一憂するのに疲れた

なんか言われたり

言うのを聞くたび

満杯のコップをイメージしている

カウントダウン

いつでも辞めてやる

さあぼくに自由を

悲しくて呆然 ....
からだが小刻みに揺られている

そして疲れをきしませている

浅い息をふとい溜め息に代えてみる

粗雑なストレッチを繰り返してみる

どこにも居場所なんかなさそうだ

淋しいけれど ....
助手席専門家 御嬢様ではない

サイドミラーはテクマクマヤコン
 太陽の光が一番美しく顔を映す

助手席専門家 顔写真つきの身分証明書がない

飲み物をたまにこぼす 運転者に文句は言わな ....
 万頭の牡馬をかしずかせ
 万頭の牝馬を従えて
 万頭の仔馬を慈しみ
 ホクトベガは
 乾いた風の中に
 立っている

 時空の流れはひとつきりでなく
 すこしずつ異なった世界が
  ....
              130312



厳しい経営の曲面を乗り越えられるか
「銚電のぬれ煎餅」(登録商標)で
やっと電車を走らせてきた
名物を焼いてやっと凌いでいたのに・・・
 ....
?


漣の壊れた
三月の浜辺



カモメの死体が、





海岸線を歩く

足跡を残しながら


振り返る
消えている足跡


波にさらわれる軌跡 ....
スタートラインはみな一緒だった
だけど長く厳しい走破の途はそれぞれ

舗装された途を走るもの
獣道を注意深く走るもの
畦道を田圃に落ちないように走るもの
砂利道を痛みに耐えながら裸足で走る ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
単純な好意の顔よしたか2*13/3/13 16:05
冬の海乱太郎23+*13/3/13 14:38
僕の場面早送りされている北大路京介213/3/13 14:35
呟いてみんなが損をする213/3/13 14:35
魂燃えている焦げている113/3/13 14:35
逃れるマシュー=ハ...113/3/13 14:03
動詞と形容詞の問題平瀬たかのり7*13/3/13 13:15
昭和式おっちゃん灰泥軽茶7*13/3/13 10:43
禁煙そっくり吉岡ペペロ113/3/13 10:12
潮まみれはるな413/3/13 9:46
また時の流れに打ちのめされる寒雪113/3/13 6:47
馬の着地113/3/13 3:42
流れ、流れてカルメンオジ...3*13/3/13 3:03
虹彩さひ013/3/13 2:27
「退屈が僕を殺す」ベンジャミン9*13/3/13 1:12
時の種梅昆布茶613/3/13 0:39
青山を歩いた日番田 213/3/12 23:49
紙飛行機ロクエヒロア...213/3/12 23:47
二宮考salco1*13/3/12 23:23
はんぶん朧月213/3/12 21:40
三寒四温千波 一也313/3/12 21:29
大阪ラプソディー平瀬たかのり4*13/3/12 21:23
物語へ草野春心5*13/3/12 21:20
辞表吉岡ペペロ013/3/12 21:19
揺られて113/3/12 21:09
助手席専門家朝焼彩茜色713/3/12 21:02
多元宇宙の砂漠にて[group]平瀬たかのり3*13/3/12 20:41
そのあとがあるあおば6*13/3/12 20:04
海に捧げる四つの断章赤青黄4*13/3/12 19:37
THE LONG RUNHAL7*13/3/12 19:09

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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