白いペンキで家具を塗ろう
もとに戻れと家具を塗ろう
ちょっぴり淋しかったから
白いペンキでもとに戻そう
引き出しは開けていた
引き出しが口のなかみたいだ
歯を食 ....
何気ない言葉が、私の胸の奥深くを抉る。
“痛い”なんて言葉一つで片付けられる様なものじゃなくて、
苦しみ耐える時間だけが ....
130325
風呂あがりに見た夢に
三日麻疹の味がする
戦時グル詩を呑まされた
麒麟の缶詰
オットセイの団扇
ヤナギカゲも飲み干して
英雄のように足を踏み ....
青いなかを ひたすら歩くのは
本当に疲れるな
自分の中に出来た高い嘘をみあげるのは
なにを書けばいい
乾いた夢も 湿った胸も ただの一度も振り返らない
綺麗な顔が後を追ってくるから
....
青いなかを ひたすら歩くのは
本当に疲れるな
自分の中に出来た高い嘘をみあげるのは
なにを書けばいい
乾いた夢も 湿った胸も ただの一度も振り返らない
綺麗な顔が後を追ってくるから
....
会う度に
この想いを吐き出せたらと
考えている
会う度に
幼子を抱いた君を困らせてはならないと
戒めている
たぶん
君に会う度に感じる
この身勝手な応酬を
続けているかぎ ....
無口なソファのうえで
すみれの刺繍が眠っている
追憶の傍を 離れぬように
発話されない希望の群れが
いたる視線の向こう
ありふれた角度の曲がり道で
あなたの到着を
待っていればいいの ....
虹色の鱗を降らせるように
両手いっぱいの朝が帰還した
残雪の厚化粧を落とし忘れた山の稜線
ゆたかな崖の丸みを隔てて
磐井の流れが
怒号のように冬の重荷を河口へと吐き出す
薄氷は大地を鮮明に ....
20分後の街を歩く
誰と
そして歩く
一人で
何故に
そして
数える
何を
数を
その長さを
測る
何で
昨日までと同じ道を
曇り空に
歩いていた
そして ....
財布に入れておいた大吉が
雨でしわしわ
そろそろ結びにいかなきゃな
あれからいいこと起ったかな
今年は幸先よく大吉を引いたのだが
そばで女の子が大大吉を引いて
まじでぇ〜
と騒い ....
筏を組み上げて
稲穂の海へと浮かべる
あなたの両眼にはいつも
息をのむほど静かな炎が灯っている
風が吹いて黄金の波が揺れる
考えていたことを忘れてしまう
....
きみの親指と
ひとさし指の間を
一羽の兎が往復している
冬の夜がするどい針金を張る
白い煙がきみから蕩け
それからあわ立ち、
草原を{ルビ艶 ....
あかん日もある
そんな日もある
けど、そやない日もある
友達と歩く
桜の中は
寂しい気持ちで満ちていた
彼女は優しい女の子だったから
僕と 最後までいてくれて
裸の言葉を残していく
君の鼻が赤かったのは 花粉のせいだったのか
それとも 悔 ....
今朝、ガラスの森で
色のない林檎に一目惚れした
強く握ると
割れてしまいそうで
やさしくそっと まわしてもいだ
足元の落ち葉を しゃら しゃり
確かめるように踏みながら
....
出張が多いからこの時期
さくらでタイムスリップしているような気になる
八分咲きのつぎのひは二分咲き
散りかけのつぎのひはまだつぼみ
光より速く移動している訳でもないのに
....
ミルクティーに羽虫が浮いて
弱々しく回転するあなたを
私は忌々しく思ったし
終わりを迎えたあなたに
ほんの小さな哀れみもうまれた
八割飲まずに諦めて
シンクに流しに行く 夜中
....
人が眠っている
僕の夢の中で
たぶん僕は眠っている
その人の夢の中で
無人の乳母車を押しながら
桜並木の下を歩く人がいる
置き去りにされた赤ん坊が
何も無い春に泣いて ....
簡単だけど
おいしいものをつくる
みんなでたべる
わいわいとたべる
おいしいね
そういうから 君が
おいしいとかんじる
おなかがいっぱいになって
これがしあわせなんだとおも ....
せりなずな はくべら すずな、、、、あとなんだっけ、
新作はみずみずしいミントのフレーバーです 、
あきらめたガムのために 、
(すこしひえた夜だった)
ちぢこまってしまいそうなきみの街か ....
締め付けばっか気にしてるヘッドフォン
電波とんでんぜ凄かろう、さぁ見てくれよ
今日もポップな古参煩いこの歌でお前のあたまを殴ってくれるさ
歌詞がいいんだよね、なんて、後ろ歩きがださすぎる
....
料理下手なあんたが好きでした。
嫉妬してくれるあんたが好きでした。
私に振り回されてくれるあんたが好きでした。
帰らないと分かっていても、待っててくれる。
....
ガラスのローテーブルに手を付いて、
貴方は、私にキスをした。
....
わたしのやる気が逃げて行った
元気や根気も一緒のようだ
荷物をまとめ
手に手を取って
わたしのやる気が逃げて行った
追いかけることなどできはしない
途方に暮れて
薄闇の
終わりとも ....
連続放火にあって
そんな誇らしげに
胸張られてもねえ
隣は半焼だから
うちが勝ってる?
まあ、いいか
それで気が紛れるなら
(完全にイカれたな)
鼓膜が歪むくらい丸められ詰め込まれた愚劣な落書きにも似た囁きのあれこれは限られた空間で腐敗し膨張し支配し圧迫し痛烈な痛みを脳にまで届かせる、暴力的な静寂の中で網膜に虚ろを記録し続けている霧雨の午後、混 ....
ひとは
だれもが
与えられた
宿題を提出しないまま
この世を去る
ねずみは
ときどき
ぴくりとも
うごかないで
いるときも
ある
うしろあしで
たって
ななめうえを
まあっくろい
....
この季節の雨音は、近づく春の足音です。
街の影に隠れていた雪うさぎたちも
一斉に次の冬へと旅立って行くと
“また来るわぁ。”と
駆け足の2月もすれ違いざまにささやい ....
言葉は書き留めないと流れていってしまう
こころは繋ぎとめないと流れていってしまう
人は愛しても去ってゆく
まるで季節のようにうつりかわるのだよ
ゆっくりと
きみに言ったよ ....
2245 2246 2247 2248 2249 2250 2251 2252 2253 2254 2255 2256 2257 2258 2259 2260 2261 2262 2263 2264 2265 2266 2267 2268 2269 2270 2271 2272 2273 2274 2275 2276 2277 2278 2279 2280 2281 2282 2283 2284 2285
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.55sec.