君の鳶色の瞳のなかの風は幾千の山河を超え海峡をわたり
誰かを愛し哀しみを孕んで僕のこころに届くのだ
君の襟足は短く切り揃えられまるで夏のひなたの匂いがした
南回帰線から君の便りが届く ....
何のために作られてたか定かではない
もうとっくに誰も君の事なんか
忘れてしまっているよ
トーテムポールが森の中で
うんうんうんうん
あいづちあいづち
いつも何か言いたそうな顔ばかり ....
わたしのこころは
棘の生えた傾斜をころがりおちていき
わたしはそれを
追いかけねばならないはずなのだ
はやく
はやく
清い水が流れ
うつくしい花の咲き乱れる
ふかい谷の底に落っこちてし ....
色情的世界
手当り次第に犯す
肉体も精神も
欲望に果ては無い
ついでに慎ましさも無い
一応は平和を唱えるが
道端で絶望しながら
今を生きている人には
....
きみの左目は
宇宙に浮かぶ地球のよう
あおくて きれいで とおとい
きっときれいなんでしょう
そこからみえる景色は
きみの右目は
白い悪魔のめだまのよう
冷酷で 醜くて 歪ん ....
簡単に空を飛びたいなんて歌う
アーティスト達に嫌気が差していた
風になびいて倒れそうな広告旗
己の現状を投影させながら
口ずさんだのは遠い日の歌
これといった目標も無いまま漠然と
....
その兵隊は綺麗な目をしている
義眼さながら澄んだ一対
まばたきも忘れたかのように
永続の晴天を映しながら
それは自分をしか見ない
時々彼は女の役目もする
そんな時さえ目を閉じない
本 ....
私は
懐かしむことさえ失って
平坦な老いの道を
砂利を蹴ってどこまでも下る
風が
少年の肩に止まって
じっとこちらを見ている
花も 虫も
空は寒々と光り
びしょ濡れの雲が
ゆっ ....
夜に私をからっぽにして
ひとつの音をひびかせるように
がらんと広い空洞にしたい
なにをいれてもみうしなう
まるで
つかめない空の星みたい
君の目に自分をみては
ここにいるかと確か ....
130325
日常
常日頃
心掛けなくてはなりません
24時間を有効に過ごしましょう
朝食を抜いたり
寝る前に食事を取ったり
痩せすぎ
太りすぎにも注意し ....
手を離したら ただ離れていくだけだと
分かっているのに
風船のように
離したくないのに 離すことを
自分でして来た もどれない
大人になった私は 変わってしまったのか
日々過ごす時間の ....
友達は今でも
あの言葉を覚えている
それを 信じて
過ぎた日を流れる
街で 何を信じればいい
今日も目を閉じたまま
僕が手を引こうとする時
君は いつも 通り過ぎた
音楽を止めた ....
●或る会話(G・F投稿:3/25/F・Y投稿:3/26:22:46)
『きみは銃を撃ったことは?』
『グアムで一回』
『口径は?』
『22口径』
『銃でひとを撃ったことは?』
『もちろん、 ....
今日は空の色が濃いです。なんとも、清々しいです。
山も青々茂ってきました。山桜も咲いています。
風が心地よいです。少し鼻がムズムズしますが。
日差しが暖かいです。軽く走ると汗が出てきました。
....
さらさら髪が囁きを吹かす
片方のブレーキの壊れた自転車を修理道をそれて行く
安物のマスクをさしより装着する ペダルをこぐ
肌寒い朝のラッシュ 季節に従い薄着の羽衣がさらさら髪と靡く
....
ヒーローも忙しいので
ピンチの人みんなを
救うわけにはいかない
必然的に身近な人から
ということになるわけだが
それではヒーローとして
如何なものかと
思い悩んだ末
時代に相応しく
....
誰でしたっけ
とほい空でぴすとるが鳴る、と
書いたのは
ね、聞こえたでしょ
タァーンって
乾いた音が今、ひとつ
でもそれはすぐそこの空
わたしのために一人の男が
....
朽ち果てた約束たちが
影の中に横たわっているけれど
これまでの全ての喪失たちが
僕の背中を見つめているけれど
今はただ何もかも
そのままにして待っている
浅い春の窓に
しずかな光が満ちて ....
{引用=
流され
流れつく
波の略奪品がたどりつく海辺
Astoria
陽を受ける果てをしらぬ砂浜の
行き過ぎる 老夫婦のかたらい
町のちいさな回転木馬の解体
....
くらくなったら帰りたい
ひこうきでおねがいしたい
星々がさらさらと消されていった日の入りから
うねりながらてかてかしていたあれなんだろうとおもったらバターで、
そうですあれが太平洋のうわずみ ....
終わったレースの予想聴いている
干支尋ねられて猫と答えている
教師が尾崎熱唱する学園祭
泣かないための方法は
見つからなかった
それでもいいかな
会いに行ってもいいですか
指先が踊る
ペンライトの群れ
月の夜には
虫たちが騒ぎだす
マジメな生きもの
そんなの ....
ホーホケキョ
が聴こえると
風は丸みをおびて
吹き過ぎる
フワリフワ
と浮かぶ雲
空は高みをまして
陽が光る
振り返る
思い出もはや
遠きもの
繰 ....
ゆらゆら、何色の海を漂う
ゆらゆら、藍色を漂う
大きな鮫たちに囲まれている
彼らはくるくる旋回する
ぼくの周りを
ぼくも彼らの輪にはいる
意味なんてないのさ
たまにこ ....
あらゆる存在から独立した
わたしのたましいが
社会とよばれる
もやもやしたかたまりを抜けるあいだ
わたし自身は
ずっとこの部屋で
ゆかの埃などをかぞえていました
それはほんとうに ....
その日のことは忘れない
一瞬の沈黙の痕
スローモーションのような動きで
逃げ惑う人々
サバイバルナイフ片手にそれを追い回す悪意
全ての音は止まっている
無音の中の惨劇は
それを取り巻く大 ....
公園や道路の
悪戯っ子向けに描かれた看板
金網を越えたり
飛び出したりしている少年
それを見るとぼくを思い出すという
こどもっぽいことを気にしていたから
だから ....
都会の空だって
空というからには
晴れの日もあれば
曇りの日もあって
それは、それで
当たり前で
取り立てて肯定する必要も
ましてや嘆く必要も
無いんだけれど
強いて言えば
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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