it is two things i can understand in the shadow
your arm is on the table
i can image that some ....
室外機のそばの窓に 白い紙から切り取った星を貼って
自分が手を伸ばせる範囲を決めている
ホームから離れた電車はたぶん季節を引き裂いて走って
夜という夜を願い事だらけにしながら傾いた
....
何もかもが
刺激的だった
あの頃のわたし
走り出した性欲は
誰にも止められなかった
国語辞典で
スケベな言葉
見つけては
興奮していた
15の春
静まりかえった
午前 ....
軽トラが農地の空地に
放置されて顔だけになっている
車輪は地中に埋まって
後ろの荷台は錆びてもげて
かろうじて面影を残すのみ
緑の雑草や蔦が生い茂り
うす紫色の花がたくさん綺麗に咲いている ....
あたかも
理想主義と現実主義は敵対し
理想主義が劣勢に立っている
という論調の記事を
近頃続けて目にしたが
現実を無視し
頭の中で作り上げた理想を
無理に現実にしようとしても
混乱 ....
パトス
感情
情動
そう
俺のパトス
いや
俺の
この俺のポトフが
グッツグツに煮えたぎっているぜっっ!
とんがりコーンを指にはめて突く
スプーンに曲げられている
パン屋の店員がかわいい
国民的美少女のような店員
名札には『まさひろ』
男みたいな名前だな
もしかしたら男性なのか。いや、そんなはずはない
他の店員を見たら名札には『さとう』、『 ....
情熱のゆくえに 墓標を立てて
そうら やいやい はやしたて
心が揺れるのも風のせいにした
だれもたぶん 正しくはなかったね
正しくはなかった
正しくはないけど
正しくないまま
見 ....
むやみに楽天しろって言っているのではない
誤解の無い様に
苦悩もかっこ良いが僕はNO天気な楽天を選ぶ
今日明日死ぬわけじゃなければ楽天してるほうがいい
多分死ぬ時も楽天してるか ....
開花宣言があるなら葉桜宣言だってあってもいいはず
開花宣言だけじゃあ僕はいつまでたっても宣言できないではないか
葉桜だってもとはちょっとは咲いたのだぞって
たまには力んでみたいのだよ ....
三月の初めなのに
例年よりも暖かくて驚いた
テレビのニュースなどで
桜の話題を耳にするようになった
和の心が桜に反応を示す
日本人は桜の魅力に引き寄せられる
桜の歌が多い
日 ....
春うらら
くじら雲ながれて
どこでまた会えるの?
そらの青ゆれるころ
その笑顔、忘れそう
水さらら、
宵の月ながして
どこでまた会える ....
君にファーストキスを捧げたあの日から
心臓は高鳴ったまま
君の体温と
君の胸の鼓動だけが身体に残って
忘れられない
君がそっと優しく
ぎこちなく重ねた唇の柔らかさも ....
いやな人にあいにゆく朝
少し曇っている
少し寒くもある
食欲もない気がする
頭が重い気がする
のろのろ ぐずぐず
そんなときあるよね
ね
うん っていってよ
あな ....
エミちゃん
おじいちゃん、最近見ないけれど
病気なの?
ううん、おじいちゃんはね
この間、パパとママがお外に
持って行っちゃったの
も、持って行っちゃった?
うん、おじいちゃ ....
今頃になって、風邪をひいてしまった。
久しぶりの風邪なので、体が風邪に慣れていない。
鼻水と咳が止まらない。新聞を読もうとすると涙が止まらない。体のどこから、そんなに水が湧き出てくるのかと不思議な ....
きみの柔らかい生き物を
毎晩夢に見る
わたしの柔らかい生き物を
かつて沼だった土地に放した
放物線を描いて
慎ましい身なりを合言葉に一斉に種弾く
それからの手記
それからの鐘の音
きみ ....
I was walking on the street
Peoples were losing living time
Various things are crossing to my ey ....
今日
なにかに気付いた
明日
なにかが発動する
真夜中すぎの
信の真相
夜明け前の
血色の地
昨日
なにかに気付いた
今日
なにかが発動する
....
ぐるり、と周りを見回してみた
遮断された思考回路
崩れ落ちた自信とプライド
夢中で追いかけているうちに
何を追っているかも分からなくなった
ぐるり、と周りを見回してみた
逃げる ....
勇気をだして電話して
勇気をだして告げられて
ごめんね言われて切られます
呼吸がきゅうに浅くなります
夜の電話は理不尽です
鼻血がでるのはそのあとです
酸素の足 ....
コトバにしなくちゃ
わからないんだって
コトバにするから
けんかになるんだって
いいたいことためて
風船になった
どんどんふくらんで
はれつしちゃった
ひりひりするから
....
知らぬが仏とはよく言ったもので
仏様には似ても似つかぬわたくしは
やれ 醜くも渋面を晒して
それでも 知らぬふり、
存じぬふりを 通しております
此の世の理は存じておりません
貴方の ....
「あるところに花喰いという、花を喰う者がおりました。
年はまだ若く、どこかの城から逃げてきたとの噂もございました。
花喰いは澄んだ池の上に花のなる木を植えました。
その身重たさか ....
誰が見送っていたのか知らない
わたしは振り向かなかったから
三月の道をざくざく歩いて行ったから
足取り軽くはなかったけど
雪解けの道が歩きにくかったからじゃなく
涙で目の前がいつも曇っていた ....
捨て子は
捨ててくれて
ありがとうと
十五の春の
世間で一人
散り始めた
桜の小道で
つぶやいた
らしいです
しらなく ....
ゆっくりと回転する
地球儀の上で
つま先立ち
孤独と幸せ
目を閉じると
遠い古い町が風化して
ぼそりぼそりと崩れて
風に消えていくのが見える
軽いめまい
かかとから
身体は宙に ....
女は男に初めての恋を感じてほしいと願う
男は女に最後の愛を感じてほしいと願う
女と男は不思議なメビウスの輪をいつまでも巡っている
初めての恋と最後の愛
最後の恋と初めての愛
どれも ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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