浮遊する
幾つもの
所有物
空から
流れたのは
何
失くしてしまった
証拠など ないのに
寂しく 呟いては
涙 流した
倒れた 瞬間に
投げられた タオルも
ぐっし ....
理解しようとしないくせに
疲れたらどうでもいいと言う
ズレたような悪役になりきる
台無しにして自分を救う
自分以外は赤の他人
無敗の孤独を前に揺れる
演技派 ....
デスクに透明な小瓶を置いて
飴玉を入れて
口に放る
ため息がこぼれそうなとき
舌打ちしそうなとき
くたびれたとき
暇なとき
忙しすぎるとき
話題のないとき
何も考えていないとき
考 ....
赤ちゃんだった頃
家でぐずり出したぼくは
ベランダに出すと
外の風に当てると
不思議と必ず
機嫌を直したらしい
出かけよう
洗い流しに行こう
いろいろなことは
頭から投げ出して
....
寒い
寒い
何がって問いかけ
何をって積み上げ
ああもう
おどろおどろしい
現実を積み上げた笑い声と
現在を重ね合わせた経験則であるとか
何を
何かを
ぶつくさと呟きながら ....
フカフカ暖かい道草
水の流れる音
フカブカ深呼吸をすれば
私は広がる大きくなる
プカプカ浮いて
丸い天体のような感覚
ブカブカの長靴を履いたような
スポスポ抜ける音
シュポシュポ弾 ....
なくむしわらうむし
えんえんあはは
なくむしわらうむし
えんえんあはは
なくむしわらうむし
すこしはぐれたこころは
あなたの声で
ほぐれたりおちついたり
....
赤茶けた空疎なかたまり
そこに
黄緑がきらきらしている
さくら
散った張ったのさくら花
そこに
青葉や無常や青葉や無情
アホでもちゃんと仕事できる仕組みを ....
it is white night
black night will be changed by me
because thinking is exciting,
i drink water
僕はみんなから
鉄ちゃんて呼ばれてる
真っ赤な如何にも
鉄分を多く含んでそうって
やつの収集家として有名だかんね
今日も山手線の女子トイレ
くまなく探したけど
収穫なし、残念!
あした ....
生まれる前から苦節
戦争くらい止めてやんよ
抜けるときの苦労考えて入らない
かなしみに塩をふる
ほんのひとつまみ
朝の光を浴びるとき
雨に濡れたいくつもの言葉が
「うれしい」という言葉に変わる
あなたのえくぼが深くなるとき ....
まごうことなく
むらさきの
かべんのいろは
うつくしく
すみれを
なでる
は
しょうがない
にわにはえる
きみだもの
しんでもいいんだ
....
昔 1万円単位で考えていた俺が
いまは1円単位で考えて暮らしている
どうだデューゼンベリよ
お前の提示した歯止め効果なるものに
俺は屈しない人間なのだよ
デューゼンベ ....
展望台から見える海は
絶世の美女が濡れるような色を湛え
白内障の濁った水晶体の前に
波をひとつ、またひとつ寄せる
風速30mのなかで
物理学者が叫んだように聴こえたのは
軽やかすぎて、怖い ....
触れられる範囲でしか
触れていなくて
表せられる範囲でしか
表せていない私が
ここに居る
笑いたくなるかなしい郷愁を
色にして音にして匂いにして
どうにか形にしたいのだ
過去はもう起こせないよ
君はもうここにいないよ
時間を飛び越えてみせなよ
ほら
笑いたくな ....
前略 くりちゃん
相変わらず人々が、散っていく桜のことばかり
気に留めて、嘆いたりしている春でしたね。
あなたが濡れてカワイソウだとドライヤーを
あてた綿毛は小さなタ ....
バイだって構わないさ
僕はその人間に興味があるんだもの
道徳律を弄んでいるうちには
真実はどこかへ消し飛んでしまうかもしれないんだ
僕は僕でありその根拠は
唯一無二の ....
せんかんやまとがしずむとき
いかりにちんぽこはさまれて
とられてたまるかちんぽこを
ぐいとひつぱたらぬけちゃった
ありゃまあ
こいつは
もんだいだ
ていこくし ....
しののめ
泣きやんだ雨と別れて
焦げ目のついたトーストの耳を
甘噛みする
(余韻だけの部屋)
逆さまに沈む 朝の底辺に
ひっそり と
しがみついている
(ちいさく おどる ひか ....
ドアをあけたらまた今日でした
かわらない君がいて
少しほっとする
ハムスターにエサあげて
いわれて小さないのちにむきあえば
もっとやさしくしてくれと
するどい爪でひっかかれた
き ....
中学生のころ
幸福という映画を観にいった
当時映画といえば二本立てで
アモーレの鐘というのが同時上映だった
あのころぼくはさびしかった
じぶんを置いてきぼりにして
....
君の唄う『君』は誰?
僕はずっと同じ人だよ
君の目は泣きそうな僕を透かして何が見えたの
見てない世界君と見ようって
決めた僕はどこへ向かおう
どこへ連れて行こうかなんてもう古い考えなんで ....
thinking is sad
but we can not lose it
many trashes are in the town in everyday
but, to eat, peop ....
先生、教えて。
僕等、拒む棘を舐め合ってる。
先生、教えて。
幼さ故に、ナイフを抜き差してる。
先生、教えて。
美しい、夜と夕方の境界を。
先生、教えて。
深い夜の色の邪さを ....
回すハンドル
ワークは踊る
きちんとチャックは
コーリャコラ
締めてアラヨノ
出来上がり
削ってなんぼの
どっこいしょ
切粉も愛しや
....
明日のための地球
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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