涙を練って
甘くしたみたいに
空から温かい匂いがする

涙を流せない
木が
風に触れて話す

ぴよぴよと
黄色い花が
鳴いている

どこかに涙を隠している
だから、こんなにも ....
Toe rei zue croix lyuo toe zue
Croix lyuo zue toe lyuo rei neu lyuo zue
Va rei zue toe
Neu toe ly ....
雨がたたく
未だ訪れぬ眠り
氷の手足はかじかんで
波たつ音に 耳をすませば
君のぬくもり
触れられるような 気がした
雨がたたく
それでも
苦しみまでは
洗い流してはくれない
果たしてひとつの抗議であり得るだろうか
もしかしたらそれは命に対する敗北ではないだろうか
       (略)


               快晴という空虚

 ひざっこぞうを
       陽にかざし
 

        飛行機雲を一本引く
ないものねだりをするように
斜陽を写真に閉じ込める

ないものねだりをするように
野良猫に餌をやってみる

ないものねだりをするように
愛想を振りまき生きている

羨望や焦燥は
 ....
ドラえもん読み終えていろいろ不便 猫が三角になる寒さ モアイにエクボ彫る  空には雲がなかった。ひとつも。
 その先にあるはずの宇宙を疑わせるほどに青かった。

 それについて考えていると、
 日差しの眩しさや温かさ、
 芝のにおいやこそばゆい先っぽ、
 そ ....
光は淡い
私は愁いを分泌する

花が咲いている
白の黄の 紫の花が咲いている
私は愁いを分泌する

ちいさい蝶たちも舞っている
私の目には見えないけれど
きっとちいさい精たちも
こ ....
布の鳥が鳴き
ほどけては地に落ちる
六角柱の空が
球になろうとして震える


砂煙の夜を
すぎる猫の背
二色をわたる
赤子の息


花のように立つ銀河
白は白 ....
時の流れは
遅いと思えば遅い
早いと思えば早くなる

夏にした花火は遙か彼方
思い出せば昨日のことのよう

夜桜の下で線香花火する
華やかな桜の花は
静かに様子を見守ってくれる

 ....
水際のハレルヤ
低くて低い山頂とやら
潮風のように鼻腔をくすぐるのは
あの日撫でた仔猫の後れ毛

虹は見せられたはずだから
許すことも許されることもないのなら
終わらないかくれん ....
菱形のような輪だ
水に跳ね返るような泡沫だ
知らしめんとする言霊が
ただのこだまだと気付いていたのは
朝靄をつらぬいて啼く雉鳥か
歌うすべのない兎だったか
それでも、紡がれる糸と糸 ....
季節は戻らないと
分かってるのに
サヨナラできない

次はいつ会えるの
胸の片隅で期待しているの

テーブルを挟んだ
その
わずかな
ほんのわずかな距離さえも
もどかしいくら ....
君だから話したいいつまでもすべてを
玉葱の皮を剥くように何重にも纏ったかなしみをすべてを

春なのに風はまだ冷たいんだ暖めて欲しいから
僕は自由なんて要らない君のそばにいたい

奸計は ....
春の夜明けとともに

スイングトップははためき飛んでいく

空高く舞い上がり陽を浴びて

スイングトップは雲の流れのように

変幻自在に色を変えていく

まだ黒い闇と青い沈黙が混じ ....
ポケットのついた服を着ている
あわてて後悔を隠すため

間違っては訂正を繰り返し
ポケットはいっぱい

夜にざららととりだして
テーブルに並べる
色はあせているけど
今日の景色だね
 ....
山桜を眺めると、落ち着いてくる 
白い花々は、何処かうつむいているから。 

山桜を通り過ぎると、落ち着いてくる 
派手さは無く、思いをそっと抑えているから。 

遥かな国の方向へ 
さ ....
金の夕陽を反射して 
仄かなひかりを増しながら 
炎の{ルビ矜持=きょうじ}を秘めている 
稲穂の姿に、私はなろう 
友よ、{ルビ覇気=はき}を以って 
日々の場面へ 
いざ、突入せよ―― 
空虚な夜
流れている音楽も
今の僕には
よそよそしくて
どこかなじめない
身体が二つ重なっているような感覚
外側の僕は星をつかもうとしてる
内側の僕は内面の光をつかもうとしている
そし ....
あなたが誰かとはやあるき

誰かのことばに足をとめ

ちがう顔して笑ってる

むかしの職場にいまいます

ほされた先輩威張ってます

意地悪上司の気弱な顔

誰かのことばに微笑 ....
行方も知れぬ別れ人
一人で壺の底を見ているだろう
擦り剥くことはわかっているのに
まだ いつまでも
歩き続けることは止めないのだ

この古からの呼び声に
人は恩恵を享受するだろう
 ....
                  130428



これが僕の車だよと
ミニ四駆を摘み出し
机の上にひょいと置く
走り出した鈍色のミニ四駆
揺れ動き ....
3択問題です

人妻を見ると
こんな淑やかな
顔しているけれど
夜な夜な
ダンナのポコチンを
こねくりまわしてるんだなと
ちょっと引き気味に
なってしまうのは

あたしに問題が
 ....
一日がおわり
意地悪なわたしは
その日にめぐりあえたすべての?を君におしつける

君はいつでも下をむき
進化の限りを尽くして答えようとする
ことばもまた流れてゆくものかもしれない
君もま ....
おそるおそる下を覗いています
建物の数だけ見渡す世界がちっぽけなものに見えてきました
ちっぽけな暮らしのなかで夢はいつも大きくふくらんで浮かびます
汚いアパートですね
レースに隠れたゼラニ ....
となりのレジのほうが可愛かった
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
はるがきた小原あき9*13/4/29 15:23
呼び声春日野佐秀013/4/29 15:16
Rainy113/4/29 14:49
自死はHAL3*13/4/29 14:33
春という椅子に座って空丸ゆらぎ1013/4/29 14:10
ないものねだりをするように茜井ことは3*13/4/29 13:28
ドラえもん読み終えていろいろ不便北大路京介313/4/29 13:20
猫が三角になる寒さ513/4/29 13:20
モアイにエクボ彫る613/4/29 13:20
習作、起点としての書き出しOhatu113/4/29 11:56
春の分泌系[group]塔野夏子3*13/4/29 11:16
水と応え木立 悟413/4/29 9:20
四月の花火夏川ゆう413/4/29 8:43
サイレント[group]凪名木なぎな213/4/29 2:53
糸車[group]013/4/29 2:52
ウソツキシスターさん313/4/29 2:21
君と話したい梅昆布茶1113/4/29 0:31
スイングトップ滑空灰泥軽茶3*13/4/28 23:24
ポケットの中の風景朧月513/4/28 22:31
桜並木の川 服部 剛8*13/4/28 22:07
稲穂の人 213/4/28 21:55
舞台へ続く、通路を歩く013/4/28 21:42
空虚な夜ジム・プリマ...1*13/4/28 21:37
哀しい夢から吉岡ペペロ413/4/28 19:30
A potハスイ リョ...0*13/4/28 19:06
生き残った夕暮れがいる橙の窓の灯あおば8*13/4/28 18:43
竹下景子花形新次113/4/28 18:01
化石河原夏緑林313/4/28 13:45
高所恐怖症アラガイs5*13/4/28 13:30
となりのレジのほうが可愛かった北大路京介513/4/28 12:48

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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