香りに促されてあるく
森の中のふわりとした陽射しに
ゆったりと眠り込むように君の傍ら
まつげが少しじゃまなくらい長くて
見つめることのできる時間は
照れくささと半分こするとちょう ....
3日出ない
状態で
ぶっぱなすのを
シリアナの
生物化学兵器よ
と得意気に言われても
俺は国連安保理に
訴えることも出来ず
単独で解決しなきゃ
ならないわけで
大変な話なんですよ
....
{引用=
音源:http://youtu.be/OEJQfDM95U8
}
yo, yo, hear, see, come and go to our birthplace
yo, yo, ....
潮の流れにまかせたまま
目的は回遊魚が釣りたかったからだ。
迷うことのない無色の水脈が苔藻の両面でぶつかり立ち止まるところ
こんな汽水域にもはぐれた奴の一匹くらいは居るだろう
餌さえあれ ....
ああ、今だ
今、起きていること
タイトルは忘れてしまったけれど
私が小さい頃に観た映画のワンシーンを
押し出すように彷彿とさせる
脳に力を入れるように
必死にタイトルを思い出そうとする ....
古いアルバムをひろげ
遠い国の人を見つめるように
父や母の写真を
一枚いちまい確かめている妹よ
おまえを世に残して消えてしまった母の
記憶がないからと言って嘆かないでくれ
ぼくの ....
ぶっちゃけ
トイレットペーパーの
ことなんだけどね
尻拭いって意味では
通じるところもあるかなと
ヤ、メ、ナ、サ、イ
ヤ、メ、ナ、サ、イ
覗けば透明な熱い風を纏う 緑の葉葉
ああ 再び二度とない夏を浴びる ああ。
気休めの音楽を耳でしか響かず 閉ざす葉葉 それでも緑色
生きるくたびれ 黄泉の邦を夢見る
小波の琥珀色の ....
タンスの上置き 小引き出しの奥深く
潜められていた桐の小箱
黒ずんだ表面に彼の名が沈んでいた
初めて見る彼自身の臍の緒(へそのお)
波立つ胸を押さえ 箱を開く
母はこの管を通して
....
ひんやりした部屋の鴨居(かもい)
黒い額縁の若い女に寄り添った老人
の真新しい写真に目をやり
タンスの引き出しを開ける
引き出しいっぱいに満 ....
裸の王様は
自分がすばらしい衣装を着ていると思っている
王様は裸だと言った子どもは
王様は裸だと思っている
主観においては
どちらも正しい
客観においては
王様が正しいかもし ....
溶けそうな横顔
触れたら消えてしまいそうで
伸ばした指先は宙に落ちた
憂いを帯びた隻眼に
僕は映ること無くて
君は何を想っている?
春なんて来なければ、
そう切に願ったけれど
駅まえのケーキ屋さん
クリームのたくさん入ったスポンジに
黄土いろのそばみたいなのがのっている
セロファンをなめてフォークで食べる
つらい
さびしい
小学生だったこ ....
どこまで脳漿を吸いとられたら気がすむのか
黄ばんだ朧気を引き連れて男は歩いている。
水色のペットボトルと大きな菓子箱を2つ置くと、若者は知らんぷりを装いながら携帯をじっと眺めていた 。 男 ....
我が家には
クイーンサイズのベッドと
アッキーの為のロフトベッドがあります
わたしがずっと寝ていた時には
社会人と起きている時間がずれるので
和室に布団を敷いて寝ていました
....
いつまでも
生身。
の、おんなでいたいと願うなら
恋をするべきなのだろうか
けなげにもまだ疼く
下はらの臓器
ここにあるの
と主張する
と、裏腹に 枯れてゆく ....
ただただ揺蕩う
理性も良し悪しも
すべてない交ぜに
ただただ揺蕩う
視線も定めず
思考も定めず
ただただ揺蕩う
何処へ向かうもなく
水に溶け散る
....
体重計にのれたなら 勝利
のれないなら 敗北
豚の体脂肪率は十四パーセント程度と聞いて 愕然とする
そうすると 私は豚ではなく
豚よりも ぷるるんとしている
ひ ....
目の前のビルに
多くの人間がひしめき合い
忙しく動き回っている
皆同じような恰好をして
皆同じように倍速で囀りながら
男も女も激流のよう
そんな中に一人
着こなしの悪いのが右往左往
....
青空の描かれた箱庭の中で
或いは、人と時の消えた大都市で
僕はたったひとり歩いている
終わりのないこの場所で
あの日見た夢の続きを
まだ探している
皮膚は{ルビ嗄=しわが}れて
....
ふっと頭をかすめたのは
神宮前小学校で子供用のブランコに並んで乗ったこととか
砧の遊歩道で散ったばかりの桜をぶわーってぶちまけたこと
帰らない
帰らない
帰らない
右手の角度が ....
カエルがサーカスをしていた
とても上手にしていたので
拍手をした
カエルは何事もなかったかのように
澄ました顔で水に戻った
その後、近所の銀行に行って
金融商品の説明をしてもら ....
言葉にしなかったのなら
もっと君を楽にできたのだろうか?
君の手を掴まなかったのなら
もっと君を守ることができたのだろうか?
君に出逢わなかったのなら
僕は幸せだったのだろうか?
僕に ....
印刷が止まらない羽根のついた札束に
使い方をどのように学べと
食い繋ぐお金に感謝だけ 返って来いと羽ばたかせ
金色の長財布に小銭がじっとしている
嘆きの最終日を終わらせ 途端に
煌び ....
今日の朝は憂鬱だ
ぱちぱちぱちぱち
ばちばちばちばち
雨の音がだんだん強く地面を叩いている
大きな傘をさして自転車漕いで
つるつる滑るアスファルトに気をつけて
鞄はぐっしょり仕方が ....
成熟めざすやわらかな自由
繰り返すいのちの加速度
緑の効用を想うとき
かならず思い出すのは雅子さまのことだ
東宮御所のあの緑のなかで
それでも御病気がよくならない雅子さま ....
歌えるのに歌いすぎない歌手がいることを
ぼくは知っている
吹けるのに吹きすぎない奏者がいることを
ぼくは知っている
書けるのに書きすぎない作家がいることを
ぼくは知っている
そしてまた ....
「ドップラー効果」がでなくてピーポーピーポーポーピーポーピー
高嶺の花をヘリから摘む
太陽と月を結んだ線が俺座
2211 2212 2213 2214 2215 2216 2217 2218 2219 2220 2221 2222 2223 2224 2225 2226 2227 2228 2229 2230 2231 2232 2233 2234 2235 2236 2237 2238 2239 2240 2241 2242 2243 2244 2245 2246 2247 2248 2249 2250 2251
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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