(人の電離が噂し苦し)

 うんと昔ながら
 不意に回想される人
 生まれた額の単眼で明暗を求め
 溢れていた色と香りを踊る中
 くい込む
 針だけが抜けきれず
 土深く残されて欲し ....
野球の音が聴こえる
野球をする音が聴こえてくる
誰もがみんな
胸の中に野球を飼っている
整備の行き届いた市営グラウンドから
夏草の生い茂る河川敷まで
球足の早いゴロが一 二塁間を
抜け ....
葬式に行っても
涙が出てこない
もう悲しむ力まで
なくなってしまったか
長生きすればするほど
友だちがいなくなる
知り合いがいなくなる
飲み放題食べ放題は
昔のこと
若い頃はいくらで ....
仕事だから しんどい事もたくさんあったけど

仕事だから やらなければならない
その思いが 私の心と体の健康を 守ってくれた

空想的な理想主義者だった自分を
現場の人間へと 鍛え上げ ....
夢のなか

表紙を開く

夢のなか

雲の詩篇

夢のなか

破られた紙片

夢のなか

遠い所にいた

夢のなか

爪で弦を{ルビ弾=はじ}く

夢のなか
 ....
半月、宙空に白々ぽつんと輝いている
この宵の空 窓から顔突き出し眺め
現の不思議な関係、ふと想い至る

月も太陽も この地球に世界に私に関わり
何か発し命の力動与えている と、

向かい ....
一瞬の煌めき伸び開き
遠い浜辺を舞っていた
青白く輝き揺れ動き
打ち寄せる波に曝されて
遠い浜辺を舞っていた

  *

永遠の循環を切断し
内なる自由に躍りながら
滅びる先を見つ ....
○「クールビズ」
ワイフが暑さに堪えかねて
「パンツはかないと楽なんだけど」
と恐ろしいことをいう
ワイフが暑さに耐えかねて
「ブラジャーつけないと楽なんだけど」
と恐ろしいことをいう
 ....
昼にコーヒーを飲み
窓の外をぼんやりと
昼の 外に溢れ出ていた 僕は
東邦生命ビルの前
よくカラオケに行っていたものだった
よく冷えた風を受けながら
ここで 見ていた 車を
あの頃は専門 ....
 遠イ遠イ雪ノ山
 降リル事ナゾ思ハズニ
 タッタひとりデ ノボルノデス ト

 誰モ ダーレモ
 女ガひとりノボッテイルコトナゾ
 知ラナイノデス ト

 止ンデイタ雪ガマタ
 サ ....
雷鳴轟き
飛び跳ねる、
熱風に揉まれ
おっと 新生、

〈この世とあの世〉

架け渡される意志橋に
神様ほっと吐息つく
結局は、さ、
ユメに見てる日々の続きが何処にあるかなんて知ってるのが、わたしくらいしかいなくて、大きな大きな群青の空の終焉に近づく黒点に近い小さな白い雲のかたよらせが、詞を鳥に変えて白く羽ばたかせて ....
日本の若者はすげえもんだ
大谷翔平や井上尚弥みたいに
平然ととんでもないことを
やってのけやがる
一流のアメリカ黒人に日本人が
スポーツで勝つなんて
昔じゃ考えられないことだ
しかもアッ ....
こわれものでもなかった
なつかしいひびでもなかった
唯水底に漂う叩きつける雫の聲にぬかづく

夏 雲 奇 峰

熒惑星を薄群青の 
きみのひとみで僕も殺して
生成りの砂地に帰(かえ)す ....
粗くささくれだった
無数の粒子躍る感触、
ざらつきむさぼり荒れ狂う
快の感情どうしようもなく
俺はいつからか狼に育てられた

しずかな夜の闇中に
明かりはふと灯るもの、
あらゆる策略弄 ....
目も悪くはないのに、
しじみ汁をすすった。
みんなきれいに殻を開いていた。
身をすばぶっては、
殻を空の小皿に捨てる。
最後に残った貝は殻が閉じていた。
そうか、お前は先様だったの ....
なにかをさらけだすことは真実を語ることの反対側にあって、だれかのために用意したわたしを、どうか本物だと信じないでね。つくられた白さが喉を通り抜けたら鳴っていた痛みは簡単にひくのに、無害なさみしさが体内 .... 剥がれた分度器を
落ちている人のように
並べていくみたいに
拙い息継ぎが
街の柔らかいところに
終わっていくみたいに
コンビ、ニエン、スストアで
スストアで
淡い方の手を近づけ ....
運命の階段がある
駆け上がるの
転げ落ちるの
滑り台にしちゃえ

人生なんて
華麗なステップ踏んで
踊ってればいいじゃ無い

嫌なことがあったら
可愛い女の子見つけて
スカートの ....
嘔吐を堪える白色の皮膚
洞窟の壁に絵を描き
原始の爆発
枷を繋ぎ止めるべく
咀嚼された人魚の屍
ささやかな追悼のために
逃避は許されていないから
頸部の創は忽ちに癒える

舌を晒した ....
白い
舞踏
渦を巻く

視界が
薄皮を剥かれた
果物の
鮮やかな血のように
絶え間なく
被膜を
溶かしては
再び
鳴る

穿たれた
私のなかへ
ぞわぞわと
注がれる ....
金属の地平を見晴らす月面
静かな夜は
一群の艸を吹き曝す
涼やかな風として
球形の地に立つ私が
真新しい建築を眺めている

水槽を泳ぐ小さな鯨は
嬰児のように清潔であるから
クレータ ....
おさなごも仔犬も猫もみな眠る
夜明けまえのしずけさのなか
辞書にのっていないことばで
この世界に祝福をあたえる

冷蔵庫の扉をひらくと
星のない夜の焚火みたいに
ささやかな光がキッチンに ....
あの日から
降り止まない雨が
心の奥底から言葉を溢れさせ
顕れる魂の穿つ隙間に
零れ落ちるような光滴たち
無数に煌めき散逸する
終わらない旅路の最中
訪れるもの一つさえ
未だ想い描けな ....
 
 だれも居ない大学の構内に
 緑だけが 大空を指しておいしげる
 私はそれを見るのが好きだった

 雑踏の中に居る時には
 親しく心に顔をみせるのに
 一人になって 悲しい思いの時
 ....
○「ふれあいの旅」
千葉へは仲間とのふれあい
上高地へは自然とのふれあい
どちらも感謝感激の旅だった

○「ユーモア」
「どちらまで行かれたんですか」
とすれ違った山ガールが
可愛く尋 ....
詩はエレメント
生きる糧
ただようその香
打ち消した昨日

やよい
詩は月だった
暗い裏道の桜は
ノイズ無く咲いた

さつき
詩は多忙だった
梅雨の前に
やること多くて

 ....
ヨランの情報網は確かなものだった。フランキスたちは、
ヨーゴスラン地区にある旅籠に逗留しているということだった。
アイソニアの騎士はいきり立つ。
「ヨラン、今すぐ乗り込むぞ! 今日こそ決着をつけ ....
アイソニアの騎士は打ちひしがれながら王宮を後にした。
盗賊ヨランが、その横顔を見つめる。
「力を落とされませんように、騎士様」
「いや、俺は力を落としてなどいない。しかし、イリアスはどこにいるの ....
「そのイリアス、今はどこにいるのかな?
 この王宮に来たのはフランキスだけだった。
 今、イリアスはクールラントに捕らわれているのであろう」
ハッジズ・ア・ラ・ガランデは遠くを見るような目で言っ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
骨を抜かれた話soft_m...223/7/28 6:01
野球ちぇりこ。14*23/7/27 21:31
老いを生きるzenyam...3*23/7/27 21:15
とびっきりひろのふ423/7/27 21:09
夢のなかryinx4*23/7/27 20:17
夜想69ひだかたけし423/7/27 18:58
Unmade7~遠い浜辺にて(新訂)323/7/27 15:36
独り言7.27zenyam...2*23/7/27 8:01
7月、東邦生命ビルのベンチで番田 023/7/27 1:03
雪女リリー9*23/7/27 1:01
意志橋ひだかたけし423/7/26 23:54
花曇り這 いずる023/7/26 22:08
自称詩人は大谷や井上にはなれない花形新次023/7/26 18:43
あらい223/7/26 17:31
ひだかたけし423/7/26 16:14
しじみ汁ナンモナイデ...5*23/7/26 14:37
頭痛薬の詩白線023/7/26 14:31
スストアでたもつ10*23/7/26 7:03
No.25 G minor,K.183銀薔薇123/7/25 20:00
母胎医ヰ嶋蠱毒023/7/25 19:12
捕食者023/7/25 19:09
電脳と歩行223/7/25 19:06
羊飼いの夜大覚アキラ423/7/25 18:00
Across The Universe(新訂)ひだかたけし9*23/7/25 16:21
雑踏リリー5*23/7/25 10:17
独り言7.25zenyam...7*23/7/25 9:07
詩はエレメント足立らどみ2*23/7/25 3:30
アイソニアの騎士、立つ(十五)[group]朧月夜1*23/7/24 23:50
アイソニアの騎士、立つ(十四)[group]1*23/7/24 23:49
アイソニアの騎士、立つ(十三)[group]1*23/7/24 23:49

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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