ただしぜん手を繋げる女の子がいて
信じるとか、信じないとか
もうないから
そこにいれば手を繋ぐ
「すき」を信じるのはほんとうに骨が折れる
時間とコストがかかる
もうきっとそんなたっ ....
愛用のマグカップは
幾歳かの誕生日プレゼント
一番多く注がれた飲み物の第一位は
きっと緑茶だろう
お水よりも?
と問われても
自信をもってそうだとは言い返せないけれ ....
柔らかな春光に制限のない自由をもらう 棘のない世界 風を吸い込む
この世界を命名したものを想う いや名前さえも要らないそのまま感じればいいさ
本当は物事に境界はないのさ 便宜的に物事は区分 ....
衝突した
柔らかな盾をかかげ
武器は持たず
ありのままと少しの虚勢で
頭を下げるつもりだった
    発展を願うべき未来に水をさし
    粉砕 ....
幼稚園のとき
ぼくはまだ透明なまま
この世の不平等に
まるごと理不尽を感じていた
小学生のとき
ぼくはまだ型通りのまま
真実はひとつ、だと
冤罪を晴らすかのよ ....
私は何でも食べる
例えばあなた
あなたの息を
あなたの足跡を
食べる
見上げる空を
闇の奥に見る夢を
私は何でも食べる
例えばわたし
わたしの ....
「どうか見捨ててよ」
何も言わなきゃいいだけなのに
どうか見捨ててよ、
どうか見捨ててよ、
求めているように聞こえたんだ
温度の温もり 生きた風の羽衣
瞳に見ることができれば 幸せのインプットを世界中に植えて
アウトップトのアドバルーンが温度の溢れる風に揺れる
光景が光輝く 言葉通りに自転する
....
黄色の帽子をかぶった一年生が
朝の登校の集団に 交じっている
今時はピンクのランドセルもあり
小さな背中一杯に背負い込んでいて
初々しさに 車を運転しながら
自然と微笑み 見ようとしたが ....
どうしても海が見たくてしかたない時は
海の すぐ傍にまで行くか
それとも
あえて離れた場所に立つ
たとえば山を削った住宅地のはずれの公園
ゆるい長い坂の上から
遠く見る海は
白い岬をした ....
意識して
ホンモノっぽく
見せようとすると
バレちゃうから
なるべく
さらっと
自然にしていれば
発泡スチロールでも
薄らバカの
ガキどもぐらい
騙すことは
わけないですよ
休 ....
せっかくの天気なのにバイクがパンク
すぐ近くのバイク屋さんにかけこむと
オートバイがたくさん詰め込まれている
車体の骨組みだけのもの
部品が飛び散ったスクーター
似たようなハンドルやライ ....
ふとChagallの“恋人”を観たいと
新幹線のグリーン車に乗り
倉敷の大原美術館へと向かう
じっとその絵の前でChagallならではの
黄緑色をじっと1時間くらい観つづけた後
また新幹 ....
絵画空間
言葉による現実認識
目の当たりにする現実の
非現実的な風景
土台が剥き出しの広大な廃墟
コンクリートの心象の
風景と言うには殺風景
埃にまみれた野草が茫茫
土埃の薄くかか ....
脳ミソの全体使うより
ほんの一部を使った方が
おしゃれでクールだと
マジで思ってるんじゃねえだろうな
おまえが一部だと思ってる脳ミソ
実は全体の85%ですから!
元々ネズミくらいしかないで ....
与えるふりして奪うえごいすとよお前の美学を教えてくれ
鏡をみて対峙するのは簡単だえごいすといつもの手口で泣いてみろ
自由を持たないえごいすとただ粗末な己れも知らずに意気揚々と勝ち名乗りでも ....
鮮やかな緑の波を揺るがして
強い風が吹き抜けて行く
その風にあおられるように
忘れていた何かが目覚めようとしている
あなたと出会ったのはこんな緑の季節でした
お互いに愛し合いながら傷 ....
雨上り
雲はほっそり
ゆく道に
二本の渦の樹
鳥の声にまたたく
河口の骨の陽
波に波を描いてゆく
誰もいない路地をちぎり
原へ原へ撒いている
やがて生える光
水をまさぐる葉
消えてはお ....
夜に旅をしていた
亡骸の
軽い足音を聞いていたら
もう戻れなくなってしまう
草ばかりが広がっている
広い場所だった
帰り道はわからないし
どこへ向かっていたのかも分らない
声だ ....
鳥山が立つとき
海の深層には
おおきな迷いが泳いでいる、と
あの日 あなたは教えてくれた
あなたの育った長崎の海は
いつも
あなたを包み込んで
すべてを許し 微笑んでくれた
そんな ....
静かな朝に
とおくとおく
列車の音がする
私達のあらましを
紙に綴った日
小さな子供は
おろかしい大人を
黙って観ていた
列車が走る音に
夢を重ねて
救いは雨のようなもので、
求めないならうっとうしく、渡せばただの水になる
たいていのことはもう知っている
人のためにというのはたいていは自分のためで
自分を犠牲にしてまで他に尽くすなら ....
傘をさして外に出れば
藍色の灯火が揺れている
深海魚のまなこの奥に眠る
遥か太古の記憶が
生温かい雨粒と一緒にこめかみを撫で
息がとまる
藍色の雨が深く私を染めてい ....
今日はなんだかとても不思議な気分だ
昨日まであんなに寂しくて悲しかったのに
僕のとなりにぽっかりと空いたスペース
それが妙に微笑ましいんだ
くっきりと君の面影が浮かぶ
いつも君が使っていたシ ....
我等が言葉を失った刻 何を語るのだろう
我等が視力を失った刻 何を視るのだろう
我等が聴力を失った刻 何を聴くのだろう
我等が嗅覚を失った刻 何を嗅ぐのだろう
訪れるのは静寂か虚無か
我 ....
それに頼り、それに縋る
それしか方法がないのなら
それを信じ、それを通す
そこから広がり、それから進む
先はまだ見えない
だけど、確かにそれを感じた
おらの村にもサグラダ・ファミリア建てるべ
心理テストだと知っていれば
タイムマシンに乗って同じ過ち
2210 2211 2212 2213 2214 2215 2216 2217 2218 2219 2220 2221 2222 2223 2224 2225 2226 2227 2228 2229 2230 2231 2232 2233 2234 2235 2236 2237 2238 2239 2240 2241 2242 2243 2244 2245 2246 2247 2248 2249 2250
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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