とても古くて大きな樹木
人がすっぽり入れるほどの
祠があり神様を祀っている
樹木に近づくと
その清らかさに心を打たれ
身体を樹木の中へと入れると
ひんやりと冷たいけれど
太陽の光が染 ....
1本(3.6g)当たり19kcal
内容量 20本(2本×10袋)
の
過半数が胃の中
現在、22時16分
ああ!
美しいものは
遠い所にいる時
一番美しく見えるみたいだ
飛ぶなら飛んでいって
だけども 線路なら
ホーム下に潜り込めば
誰にも見られずにキスできるよ?
なんて、
大丈夫。
あなたを閉じ込める権利なんかないし
闇をこじらせるつも ....
三秒前に、
物干し竿にハンガーをかけたわたしにもどりたくって
もう一度 かけてみた
そしたら六秒前ハンガーをかけたわたしが恋しくって、恋しくって
もう一度かけようとして やっぱりやめた
....
{引用=―M・T君に―}
「てんぎゅうをとりにいこう」
きみがそう言った夏休みに
ぼくらは残忍なハンターになる
もくもくと青空に湧く入道雲
稚魚の群れが回遊する島の海を
ぼくら ....
高層階のCafeで
いちめんの窓に広がる
扇の街を
ぼんやりと眺めていた
煙突から
ひとすじの煙が昇っている
灰色の煙はしゅるしゅる
空の青へ
吸われるのを見て ....
ながい土手を
むこうは鉄橋
むこうはビル
風が吹きつける
風に飛ばされる
両腕を羽にして
ぼくは鳥になる
あなたも鳥になる
おーい
こっちこーい
....
「愛してる」
そう呟いてしまったのは私の弱さ
「忘れて」
そう言ってしまったのは私の強さ
叶わないと知っていたのに
思わずこぼれてしまった
届かないとわかっていたのに
堪えきれず伝え ....
ぼくは孤独をあたえていたのだ
元気で長生きしてほしいのに
毎晩やすらかに安心して寝ていて欲しいのに
ぼくは淋しさや不安をあたえていたのだ
だからあなたは
だからあなた ....
死に逝く間際
人は自らの人生を 遠く
心象風景として眺めると言う
ある者は石くれの丘に広がるぶどう畑を見た
長年の労苦のまだ見ぬ結実を眺望し
その芳香と甘さを味わうかのように
微笑みな ....
いつか死んでしまうから
自分で命を断つのは億劫で
どうせ終わる命なら
その時まで生きようと思います
夫婦円満の秘訣を聞かれました。
思いやること、
お互いを認め合うこと、
話を聞くことをすれば
大抵のことは
乗り切れるのではないでしょうか☆
円満と思うのが
自分ばかりでも ....
何か
何かある
それぞれに
おもうことがありわたしを
通りすぎていったそれも
いまはどこかで何かを
している
何か
ある
何事も糧にするのであります
たとえば ....
近過去 確かに沖縄に住んでいたのを思い出す
近過去の音楽をただ聴いただけの 思い出し
振り出しのような 落ち込み
リセットのような 意気込み 混じり交わる岐路なんて歓迎
近過去 旧姓の名残 ....
「目の前は、海。」
青の端で青を聴く
潮だまり おどる魚影 水をよぶ銀鱗
目をとじて
うまれたばかりの水をくぐる
五月のさきにある
海の縁で
「あおあらし ....
これが如何に英米欧にとって
屈辱的であったろう
アルファベットはコンピューターにとって
都合が良かった
無理やりJISに登録されたMSの文字コードは
今でも世界的規格から ....
岬の突端に立ち
両手を広げたとき
長い髪が風にそよいだ
色は草の緑
影も同じ
名を呼ぶと
振り向いた頬は
今吸ったばかりの
塩混じりの空気で
薄ピンクに膨らんだまま
「なあ〜にい? ....
征服欲だろうね
従順を好むのだろうね
常に尻尾を振るわけじゃ無いね
群れるを本分するけどね
一匹狼が狼と呼ばれるね
イヌ科だよね
こいつも好きかい?
....
割れた橋から
差し出される手
何も映さない
水たまり
指の上
冬の川
霧のゆく先
池を伝う陽
外灯の裏の夜を歩き
晒されつづけるはらわたと骨
水 ....
ある日
猫に似た尿意が告げた
(あなたはけして)
(あなたではない)
だからわたしは
めざめて最初に見たものへ
放った
....
西麻布の人気のない通りで
朝がくるまで踊っていた若者たち
死んだような不況の街でも
僕らは探すことを恐れない
それとも悲しみの現れなのか
わからないけれど感覚は
七色の照明の中をのたうって ....
sawagashii 世界
sazanami sazanami 波に揺られたい
sawagashii sawagashii 私は何処いった?
sazanami sazanami ....
幼い日 砂の上で感じた
うろおぼえの 愛の記憶が
繰り返される
青い青い
水平線の上
どこまで行ったら 追いつくの
あの日見た まぶしい
光の海の果てに
神社の脇に湧き出ている水を
手をかざして一口飲むと
喉をコロコロ撫でる
境内に生える大木から
風が気持ち良く流れており緑が眩しい
少しずつ身体中の細胞に広がる湧き水は
....
裏のほうの園庭は
どくだみまみれでだれも近づかなかった
しめったようなぶあつい葉と
こなこなした細ながいおしべ
どくだみはえらい植物なんだよと
先生は教えたけどもだれも近づかなかった
....
ちょき ちょき ちょっきん
ハサミはただ一生懸命 紙を切っていた
紙を切ることが 目的なのだ
ハサミは紙を切りやすい形につくられていた
紙を切ってさえいれば ご主人は大切にしてくれた
....
人生を恨みたくなった時
私はありがとうと言ってみる
感謝している瞬間は
苦しみが消えているから
ありがとう
ありがとう
まず地面があることに
ありがとう
立ったり寝たりすることができる ....
うまくいかない
うまくいかなくて普通だ
だけど
おもしろくない
自分だけにおもえる
そうだね といわれなくて
頭をうたれて
また少し背がちぢんで
背伸びしていたのに
ぽき ....
幸せ太りの設定でいる
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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