ことっ
かすかな音が
わたしたちの奥の奥のずっと深いところから
した
ぶくっ
ぶくっ
おずおず
と ....
寂しさは夕暮れに似ている
そんなありきたりな事に
気が付くと
笑ってしまうから
ポエムにする
近所の人はおじいさんとおばあさんが
一緒にいるところを見たことがない
どっちがどっちにくっついて
おもちのようにふっくらまっしろ
のびていくしわしわ
仏のように柔らかな如 ....
庭にでて現代詩を忘れた。
草が揺れている理由がわから、ない。
夕方の事件に対しての答えは、ない。
世界地図は地面に落ち
そのままとけてなくなった。
遠くに見える
三角の山は現代、詩が生 ....
めっちゃ好みだったわけ
髪はアップで
襟足がスッとしてて
ほつれげが
クルクルってなってて
撫で肩で
お尻がツンと上がってて
足が長くてさ
急いで
前に回り込んで
顔覗こうとしたら ....
君の事を考えると歯茎が電磁を帯びたみたいにピリピリし始める
そしてそこから全身の毛細血管つたって
指先、二の腕、脇腹、×××、膝の裏、足の爪
ビリビリビリビリ
僕の全身に回路が ....
季節が巡り、花が散り
踏まれたアリは雨に流された
僕ら無限を彷徨って
次の瞬間に芽吹いてる
俺の鳴門金時を
お前の電子レンジで
「チン!」
して欲しいんだ。
カッチコッチと音を立て
右へ左へ揺れ動く
忙しそうな姿はまるで
いつかの父のようでいて
そのうち針が止まってしまうと
ネジを巻いてと母が手に
ゼンマイ渡して去っていく
ネジを巻く ....
あれからボクの時は止まったままだ
朝日が怖くて 闇が怖くて ただ君を想っていた
春夏秋冬 季節がめぐり またあの季節がやってくる
乾いた心には 動き出そうとする秒針の音は響かない
秒針が連れて ....
これを米国投資監視委員会が
真っ当に調査する事は無いだろう
怪しい投機を許した現政権や
私服を肥やす官権の面々
金融自由化を米国に迫らと告白する議員はいない
韓国の様 ....
ぱちんという音がして
朝がねじれる
目をさましたら夜だった
思いだせないことを
思いだしていて
あなたのくちびるを
動かせたとおもったら
朝がねじれて
夜だった
理性と狂気
意思決定において
必要な情報
正しい目標は何か
それぞれの個人において
モデルは、ない
システムは
自らが自らのかがみとなり
うつし出されたものを
自らで ....
高き空は青く
地平線に近付くにつれ乳白色に
そして我が周りでは何故か透明
自由に 何も無く
僅かな影だけを引き連れて
今この時間
肉体を失った 魂だけで
人工物に憑依して
家を ....
時が経てば あの娘もきっと
汚れた女に なるんだろう
純真な心は 嘲笑われて
濁った泥に 溺れてゆく
またひとり、消えてゆく
正しいものは 潰される
すへては酔いの 醒める前 ....
秘密にしておいたほうが 良い
だれにも明らかな回答は 無い
アーガイルチェックに 奇跡の鍵があるのだ
世界の全てが斜めになる角度に 虹が現れるように
千羽鶴を折るなら
菱 ....
順調に河をくだっていたはずだが
気がつけばこの船は
豪華絢爛な泥船で
狸顔したチワワ数匹
キャンキャン喚きながら
不安定な船の中で走り回り
客の老若男女たち
口々 ....
{引用=
御控えなすって
御控えなすって くださいませ
さっそく御控えくださり ありがとさんで ございます
軒下三寸 液晶一面 借り受けまして
失礼さんに ございます ....
ふかく沈み込んでゆくものひとつ
こころにあった
過不足のない生き方がしたかっただけなのだが
きもち押さえこまれてしまう
沈殿するものは多々あるがちょっぴり異議をとなえてみる
朝の空気にそ ....
つばめの親は
とぼうとする子供を助けない
少し離れた場所で
おとうさん
おかあさんはとまっている
何事か話しながら
たまに外へいく
こどもはうんしょとのりだして
どたばたと ....
電線には 雀
絶対に 会話している風な笑顔で
闇をも すり抜けた
鴉は 怖くない
そもそも 黒い存在を 忌み嫌う理由が
分からないのです、と
溜息を 吐きながら
嘘の ....
見失った目的を嘆いても始まらないのに笑えない茜色の雲ってさみしいし
見誤った人生を後悔すればまた諦めきれない陽が昇るってつらいけど
そんなことはないと慰めてくれるひとも必ず居ることを忘れない ....
信号を渡る時
音楽もなく思いついた言葉
色彩の間をはね回る人間たちのシルエット
恋愛は駆け引きなのか
しかし誰もが心の底では純粋でありたいから
一夜限りの朝を過ごすのだろう
僕も衝動に ....
「ガチで」と言うのは
玄関先で
火打石を打ち鳴らす音に似ている。
大事な事をかくして
二番目の事をやりはじめた
それからは すべてが言い訳になった
熱がない。
みぞおちのうえ辺りを、すぅすぅと風が通り
だいじな「おくそこ」が冷えきってる。
熱がなく
あまりに冷えているので
ぼくは永久凍土で冬眠にはいってしまう。
一千万年あとに ....
にくぶくろに
あなたの肉体が
つまっている
やぶけたら大変
飛びたすのは
肉だけじゃない
骨やら血やら内臓やら
手に負えないほどの貴重さを
複雑な構造の中 ....
そこにはもう
これ以上いることができなかった
からだもこころも
いることができなかった
ひとの幸せ願いたいのに
自由はどこにもないようだった
だからこの殺伐へ
....
汚れも美も同じようなものだ
どっちも果てまでイッちまってる
だから僕は両方好きだな
結局最後に無になる身では
自分の中の矛盾に苦しむ人たちは
両方いいものだって気づかないんだな
どっち ....
古時計の長針みたいな君の睫毛
まばたきをする度、刻まれる時間が脳裏に浮かぶ
今日も本当に言いたいことは何も言えない
そのまま時間は我が侭に流れて
もうお別れの時間なの
夕日のストロボ ....
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