その比喩で
その文章が美しくなるのなら
私はもう何もいらない
大袈裟な言い方で
あなたを困らせたい
躓いてしまうかもしれない
私はあなたに似合う比喩を
買いに行く
その比喩をあ ....
朝の街を歩くとき
シャッターが開いていった
なぜか中身はとても
見てはいけないような気がして
それは、君から逃げた僕の
後ろめたさなのかも知れない
窓を開かないと 見えないと言うから
素敵な景色を眺めるために
そっと 手繰った カーテン
元々は 白かった 筈なのですが
可笑しいね
下界の光で
もう 何色なんだか 分かんないや ....
散りゆく花びらの数は
無尽蔵
その美しさを見ていた僕は
ふと
憎くてたまらないという想いにとらわれてしまった
こんなにもキレイだと
枯れるまでずっと眺めていたくなる
なにが桜前線 ....
1.障害のある屋根のしたで
虹といた
ほら、また打ちまつがったと言って舌をかむ
仕打ちのむこうの
わたしよりもずっとあどけない家族写真の風景
ギテイが舐めるように ....
多分
結局
何も
無い
沈黙の
おくの
不安の
無感覚
死にゆく
心身実体
散りゆく
魑魅魍魎
くもり空が
耳へと入り
重たい頭蓋
霞む透明度
....
意味に縛られた
悪夢の様な夜
朝を待つばかりで解決を見ず
何故かを問う
これは私の意思か?
(イエスかノーか)
これは私の意思か?
何故かを問う
朝を待つばかりで解決を見ず
意味に縛 ....
聞こえない 聞こえない
走れば走るほど
風が全てを食べている
呼吸をしない生き物に成っている
何も必要としないから
存在出来ずに
走れば走るほど
風が全てを食べている ....
傘をささない中学生は
二人組で真っ黒だったり
ひとりでぽっちゃりだったり
背の低い複数だったりするけど
青いジャージから
迷いと期待のにおいをさせていた
その細い真芯までは
....
今日
薬缶のたまごで目玉焼きを作りました
蒸気を吹くので食べるのに一苦労でした
ソーセージのたまごを割ったら
中から生肉が出てきたので
塩を振りかけて焼きました
いつの間にか皮に包まれてい ....
修復と言う名の慰謝があるんだきっとどこかにね
今ここになくてもきっと何処かで待っているんだそう信じてる
それは魔法じゃなくてごくごく普通の平凡な光なんだ
手を伸ばせば届きそうなそれは柔らかく ....
涙は手頃な宝石です
貴方のほっぺを飾ります
私の心を溶かします
嘘でもいいかと許せます
嗚咽が喉を焼きだしたら
抑え込むのは無理でしょう
風に押される野火のように
貴 ....
知り得ることは少なく
成し得ることは更に少ない
だから傲慢になる必要も
卑屈になる必要もない
人生は短く
青春は更に短い
恋をして
愛して
そして死ぬがいい
自分の信じた道を貫けなく ....
瘤だらけの罪悪感を、家に置いてけぼりに
まひるの電車にゆられ
晴れた空が眉間に滴り落ちるばしょにいく
宇宙の滴がX線になってぼくを透過して
きっとどっかたいないの、奥の方に引っかかった ....
いるはずの人がいないと
その人の型の空気ができている
動いている
呼吸している
私は寄り添って
(いるよね) せいかつをしている
していたいとおもっている
ささえられたり
声か ....
「正常であるのをやめろ」と、昔
トーキング・ヘッズというバンドが歌った
正常な奴らの正常な倫理
1足す1は3の理屈・・・・・何故なら、その方が自分達にとって都合がいいから
そん ....
君が通った後は
爽やかな風が吹く
これは青春の薫り
僕は青春を何度でもうたう
僕の人生の主題だから
並木道も今は
若草色に萌えている
君が通った後は
爽やかな風が吹く
これは青春の薫 ....
エストニアから驢馬がやって来ても使えないな
アフリカの野生動物って
水をやりたくても届かない
花首を刈り取られたオランダのチューリップのことだろ
(はぁ〜い!)チンピラ二人を引き連れて戻 ....
恋ってとおいおとぎ話だってずっとおもってた
まるで車輪の錆び付いた自転車のように前にすすまないんだ
ほかの世界のことさぼくなんてとどかないことさ
カモメのジョナサンにでもならなければね
....
将軍の爪が 長いから
わたしは 四角い箱に納まっている
そうそうたる夏の始まりに 不運なことが起きるのには
きっと何か法則があるのだろう
キツネがうどんに化けたところ ....
赤く燃える月
黒い森 漂う風 そして その声
動き出した紫色の雲 そして 降り出す雨
まぶたを閉じれば
届かぬ扉 閉まる胸
見さかいなく飛び立つカ ....
石が 微笑った
意志は 笑わない
財布の中身が 合わないんです、
と 同程度の笑顔で
呟く
カラン、 と コインでも落ちれば
意味が有るのですけれども
どうやら そうでも ....
ひがないちにち丘の上で雲をみていた
雲には歴史がないんだただ瞬間だけがあるんだ
アンタレスは赤色巨星で太陽は金の林檎なんだな
僕はちょっぴり白色矮性みたいな気分だ
120億光年の彼方の銀河 ....
鳥よ、あなたは自由なのか
風を大気をコントロールする羽よ、
自分が自分でいられなくなるくらい
鳥よ、あなたは自由なのか
こころとからだを
あたまでかんがえる
こ ....
いち 1はカカシの数
一本足で風に震える
縫い付けられた微笑みの数
細すぎる腕を広げて
波打つ小麦畑を守る
に 2はつがいの数
人々を見降ろす街灯の上
互いにキスを振舞う二羽の鳩
....
みんな
だいたい頑張っていて
だいたい戦っている
分かっていてなお
それに
手を染めようとするのは、
リフレインしているのは
泣き出した大人たち
頭を撫でてあげたら
少し微笑 ....
まず桜の木を折るとこから
栞がなくて本に指挟んだまま帰る
照れ隠しで言った下ネタがひとり歩きしている
星がかろうじて見える夜に
PCメガネは駄目ですね
真っ青な
街灯の残像が
揺れる
影おくりなら十数えれば消える
けど
青が散る
視線を追いかけて
振り切れない
....
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