イエスとノーで点滅する夜の街
煙を挟んで向かい合った僕とあなた
時々目が合ったり合わなかったり
弾まない会話と駆け引き
それは多分無意味
赤い唇の中で唾液が糸を引いた

何故か咄嗟に
 ....
あなたがはやく眠る夜

悲しいことのながれる夜

でもね

あのお店や土手の道には

外灯や緑の匂いが

ひとや自転車が

ぼくらの轍や優しさが

過去から未来に吹く風が
 ....
おかあさんのことを
ちゃんと想っています今日

カーネーションやリボンつきの包装紙を
横目でみて通り過ぎ

なにをいっても
もう遅いと
それもいいわけ

とにかく
おかあさんはげ ....
緑の匂いがします

鼻と胸が気持ちいいです

外灯が目にしみます

夜風が腕にやさしいです


くっきりあなたを想うのです

いつもあなたがそばにいます


緑の匂いがしま ....
正直に言うよ
君ほど愛した女はいない
だから自分の心を捨てることができた
俺が一番幸せになることと
君が一番幸せになれることが
なぜ同じじゃないんだろうな
悔しいけど悲しいけど
同じじゃ ....
星は一生を終えると
ブラックホールとなるらしい

自身の重さに耐えきれず
あるとき自然に崩壊する
質量だけが生き残り
ただひたすらに落ちている
周囲のものを巻き添えに

人も一生を終 ....
回転寿司屋の板前のブルースとか
山手線の運転手のブルースとか
今でもそんな事ばかり考えているんだ

この前の事なんだけど
風呂場の鏡に捨てられた犬みたいなのが写ってたんだ
誰だって聞いたら ....
 
 
昆虫が窓を開ける
五月と
そうでないものとが
出て
入って
混ざり
離れる
言葉の中で
空はまだ
青く
美しいのだ
日用品と
出来立ての虹を買って
君が帰ってくる ....
小暗い森の小径には菌類や地衣類が生息している
その息づかいを君は感得できるだろうか
存在の密やかさをそれは秘めてあるのだがときにそれを
踏みつけてしまう僕たちは傲慢な生き物なのかもしれない

 ....
あなたが呼吸する事を
どうか忘れませんように

命を吸って、

淀みを吐いて、

何処までも深い呼吸を

其処に意味は生まれるから
来た道をちょっと振り返って、あの時の帰路まで戻ってみる。

なあんて事ができたなら。
あなたはわたしを好きになりましたか。
わたしはほんとに不器用で、わたしの恋すら気付かずに、
ただ ....
0と1のたゆたう波間
無数の気泡が生まれては消え
消えては生まれる

一大プログラムに沿って進む生命のパレード

意識の明滅は不規則に見えて
実は秘密の言葉に従って記述されている

 ....
行司軍配は
西方
キモキモおじさんの
キモキモ行為が有利と見て
キモキモおじさんに上がりましたが
協議の結果
キモキモおばさんとキモキモおじさんの
体がひとつになるところを
想像してし ....
ギリギリのデザインで 君を喜ばせたくて
浮ついたメールも 泥まみれの湖に捨てた

散り散りの運命と それを照らす太陽光
慌てて閉めたカーテンの隙間から吹く風

蜜柑色の満月を 望遠鏡で臨ん ....
育てていた蜜蜂が 熊に襲われた
蜜を狙って巣箱を壊し 女王蜂も食べられた という話

熊って 蜜だけじゃなく 蜂も食べるの?
食べるらしいよ それ以来 蜂が怖がって
外へ蜜をとりにいかなくて ....
解き放たれた不自由を享楽して僕らは生きてゆくまるで蝿のように
開放されたものを知らないまま恋もするさそれでもそんぞくしてゆくのさ
不安に抱きしめられ恐怖に翻弄され喜びに舞いあがるそんな日々をせいぜ ....
 言葉がなくても
 生きていける

 もっと大切な
 ものがある

 それが何かは
 知らないけれど

 言葉だけでは
 生きていけない

 温もりは
 肌で受け取る
 も ....
 顔をかきむしり
 皮を剥ぎ落とし
 血を雨と流しても

 自分の素顔が
 見つからないのであれば

 鮮血の海に
 溺れそうな
 二つの目に

 空を走る
 雲の足取りを
 ....
 すがりつく記憶の風

  艶やかな紅い香り

  想像したよりマシな未来

  引き出し 眠る手紙の寝息

 
 はらわたに染みて とれない痛み

 細い躰を隠す

 ....
           130511


摸倣の得意な伊賀忍
 切り隠れ才蔵が有名
擬態が得意な甲賀忍
 猿飛佐助が有名
二人そろって
各地の城下に潜り込み
手柄を立てて真田十勇士に ....
ひとり さまよう  おひとりさま 酔う
大海を さまよう  いっぴきのいか
あたりのいろに   自身を染めながら


いかがなものか 敵があらわれた
いかのからだは またたまくに変 ....
 きみの死を少しだけ貸してほしい。すると、きみは少しだけ長生きして、ぼくは少しだけ早死にすることになるのだろうか。それはわからない。むしろ、そうすることで、一緒に死ぬことができるのかもしれない。ただ、 .... (死にたい)と思った青年が 
ずぼり…ずぼり…とふらつく雪道で 
北風の吹くままに入った 
イスキアの家で 
「どうぞ」と置かれた 
初女さんの握るあたたかい 
おむすびを食べた後、ほっ… ....
ある時に気が付いた。
自分の命の手綱は自らが握っていると。
不可抗力、つまり回避できない死以外では自分は死なないと。
自分は自分の命を握り締めていると。
いざとなれば大切な者の為に燃え尽きる事 ....
男の妖精もいるのか 身体中にお経書いてやろうか 誰もいない部屋に「いるのはわかってんぞ!」 雨が降って少し止む

鮮やかなレインコートを着た子供が歩いている

雲が流れて優しい鳥の声

コンクリートの脇っちょから咲く

可憐な透明オレンジ色の雑草は

遠くの国からハローハ ....
言葉をこねてなんにしよう
言葉がとがって痛い
言葉をつくって偽る
自分の心さえ偽る

たったひとりの自分を
だれが守ってくれるの
放った文字さえもう届かない
だれかみていてくれればいい ....
小雨 街灯の下
二人 傘も差さず見上げてた
金の粒が降る
あてもない二人へ 祝福のよう
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ルージュボトルシップ113/5/12 23:00
あなたと五月とぼくらの夜吉岡ペペロ313/5/12 22:51
おかあさんへ朧月413/5/12 22:38
五月の匂い吉岡ペペロ213/5/12 22:12
LOVE LETTER文字綴り屋 ...013/5/12 21:05
いのちの重さかわぐちひろ3*13/5/12 21:04
名前も知らないところから虹村 凌1013/5/12 20:53
息切れたもつ913/5/12 19:50
地球の息づかいを梅昆布茶413/5/12 19:46
深い呼吸を秋助1*13/5/12 18:31
田園6*13/5/12 18:28
生命という関数20123*13/5/12 18:06
物言い花形新次213/5/12 17:57
濡れる群青ねこ歩き413/5/12 15:51
蜜と毒砂木20*13/5/12 14:09
蝿の王梅昆布茶313/5/12 13:28
言の羽根まーつん12*13/5/12 11:53
張り付いた仮面と、果たし状6*13/5/12 11:19
はらわたの青空山崎 風雅2*13/5/12 10:02
模倣と擬態あおば12*13/5/12 8:26
[group]るるりら10*13/5/12 0:49
借り物のからだ中川達矢413/5/12 0:04
いのちのおむすび 服部 剛413/5/11 23:54
気が付いたことたまごボーロ513/5/11 23:28
男の妖精もいるのか北大路京介1513/5/11 23:15
身体中にお経書いてやろうか413/5/11 23:15
誰もいない部屋に「いるのはわかってんぞ!」713/5/11 23:14
ナガミヒナゲシ灰泥軽茶8*13/5/11 22:38
言葉の船朧月313/5/11 21:50
或る夏の夜の思い出フゥ113/5/11 21:02

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