途中でがくっと 疲れてしまって
席を離れたくなった
人の言葉が耳に入ってこない
自分だけが取り残されている感覚
懐かしい夢を見て 少しの間浸って
また忘れていく
何をやって ....
田んぼ
乾いた田んぼに水が入って
追いつけないままに去っていった
春の詩をようやく諦める
花菖蒲は元気に咲いている
紫陽花もゆっくり色づいてゆく
発芽した朝顔は満員電車みたい ....
唯物論と観念論
1物質と精神
身体が源か精神が源か
身体は物質で
精神がなければ動かない
精神から身体を産み出そうという考えを持つこともできる
理性として欲望を操れたとして ....
想う人がこの春故郷に帰ります
あなたにとっては一つの目標をとげて
胸を張っての凱旋帰郷になるでしょう
でもその陰で
あなたの去るこの街に生まれ育ちあなたと出会い
恋をしている私 ....
呆れながらも笑って
報われたって泣いて
矛盾の中で生きている僕達は
嘘つきだとか、
身勝手だとか、
悪者扱いされてきたけど
溢れるままに、
感じるま ....
130514
すっぽんの手下となってからは
なりふり構わず
化粧もしたことがない
眉を剃ることも
描くこともなく
石鹸で顔を洗わず
水で洗うから
生 ....
違う私になりたいなんて
思ったことは一度もない
違う私になってしまえば
たとえば
眼もくらむほどの美貌とか
今より
たぶん7センチ
すらりとのびた背筋とか
だけど
あなたに出 ....
林檎や梨が
その位置を偶然から必然へと動かすとき
その表面へ差す光は
外部に言葉を与え 内部を言葉から離した
再び
林檎や梨が
その位置を必然から偶然へと移すとき
昼の底にある闇が
....
風化した紙に閉じ込められていた、雲が、大海原の上空を滑り抜けていく。放ったのは誰。ここに人間が生まれていない時からの、長い旅を終わらせることが出来るのかどうか、その問いを。赤土が日を浴びて紅色の発光 ....
…ジム 。 …「きみはまだサルの野生に拘り続ける気かい」?
「人類がもっとも人類らしく人種交配の統一に成功したのはそれら感覚器官を変化させる目的のためだろう」?
「一体そのために我々の祖先 ....
雨の空いた穴に私が零れてく
反った音とあらゆる謎と正しいことばを
消えないようににおいになって漂っている
おまえには本当に意味がありますか
心のやみをほどく意味はありますか
問いただそうとす ....
雨の空いた穴に私が零れてく
反った音とあらゆる謎と正しいことばを
消えないようににおいになって漂っている
おまえには本当に意味がありますか
心のやみをほどく意味はありますか
問いただそうとす ....
雨の空いた穴に私が零れてく
反った音とあらゆる謎と正しいことばを
消えないようににおいになって漂っている
おまえには本当に意味がありますか
心のやみをほどく意味はありますか
問いただそうとす ....
僕には何もない
詩の生まれる
世界で
僕はいつも
知る
エスカレーターを登り
街を走る車や
色々な人から話しかけられながら
元来た道の交差点を目指して
微笑みを浮かべてあなたに舟をあげましょう
この手で捏ねた泥舟に夢を乗せて行く人よ
哀しみも憎しみもあなたには必要がないのでしょう
それならどうか私に見せてください
愛しさと幸せの中で泳 ....
今日は一日天気で
日の照る中ティーシャツで過ごしたので
夜寝る前になっても
背中に暖かい温もりまだ残っていて
身体のストレッチをしていくと
太陽の温もりがゆっくり手足まで ....
まっさらな善意もときには
誰かを傷つける
精一杯の思いだったけれど
未熟さや迂闊さの先走りだったのか
考えて、考えて、
次はもっと 上手にできるように
漆黒の大サングラスをも
目深のニットキャスケットで隠し
うつむき加減の奇異なキープで
ポストに封書を投函したあなた
その後も投入口に屈み込み
二重フラップに引っかかっていないか
きちんと下 ....
雨の上がった草生い茂る河原にて
あなたが見る ひかり
カッコーが しきりに くちばしを伸ばし
ぼくたちは 丸まった背中を伸ばし ひさしぶり
追いつ 描いて みた ....
?安倍政権がなさったこと
戦後民主主義を根底から変え、戦前に回帰する法案を
国民のほとんどに内容が周知されていないまま
強行採決
天皇制のシンボルの
抑圧と圧政の ....
母の日用のカーネーション 店先の
半額になっている
次の次の日
その次は
お店の裏側でひっそり咲くんだろうな
おかあさんの
姿に似ている
赤いカーネーションの鉢植え
書きたい気持ちはあるけれど
書きたい何かが見つからない
書きたい気持ちはあるけれど
なぜ書きたいのか分からない
自分の中の世界を見つめ
世界の中の自分を見つめ
生み出るものを見極め ....
「現実を見ろ」
人の気持ちも分からないのに
見当違いの叱咤激励
希望 絶望 相乗効果
そのわだかまりは深まるばかり
首を絞めるのが強きを生むと
勘違いして窒息殺害
わたしはわたしでい ....
「忘れた」って口にした
昨日も
一昨日も
二年前も
それなのに
また
揺り戻されている
酔ったみたい
頭割れちゃいそう
いつか 止まる ....
女子って面倒くさい
制服を持たない女子は尚更
電車の中吊りが
新聞広告が
5日で一巡のローテーションすら許してくれない
女子って面倒くさい
恋をした女子は尚更
言われなくてもコロ ....
白と黒
#FFFFFFと#000000
無と有
賛成と反対
無罪と有罪
健康と病
むしばむ
黒い死の影と闘いながら
明ける日をのぞんでいる
欲望は
白にも黒 ....
挫けそうになる夜に
歯軋りの音をぎりぎりさせて はいはい はい
世の中 はいはい
母の言うとおり 手前に都合のいいように出来てない はいはい はい
腹は減っても ....
一週間まえのこの午後を想う
気がくるいそうになって辺りを見回す
きらめいているゆれている
あの光あの風
泣きそうになる
胸の空洞がぼんやり
ほんとは死んでしまうくら ....
とってもうるさい上の階
上の階には飢えが無い
飢えが無いからわからない
・・・わけじゃなかった
知っていた
特にうるさいお休み日
お客がいっぱい集まって
ドン ....
とってもうるさい上の階
上の階には上が無い
上が無いからわからない
・・・わけじゃなかった
知っていた
特にうるさいお休み日
幼子ふたりとその父と
ドッジボー ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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